Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(134)斉藤由貴

2019-08-21 00:10:00 | コラム
66年9月10日生まれ・52歳。
横浜出身。

公式プロフィール


斉藤由貴(さいとう・ゆき)さんは、自分が初めて好きになった女性芸能人。

なので思い入れが強く、別連載『拝啓、〇〇様』でも取り上げました。

経歴を記すと重複してしまうので、『拝啓、〇〇様』の第一夜を再録しましょう。

その最後に、映画キャリアを列挙すると。

・・・あ、いやべつにラクしようと思っているわけではありませんからね!!



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横浜生まれの52歳、80年代を代表する元アイドルであり女優。

84年、『少年マガジン』(講談社)のミスマガジンでグランプリ受賞、
同年、『青春という名のラーメン・胸騒ぎチャーシュー』(明星食品)のCMで注目を浴びる。

85年、『卒業』で歌手デビュー。

♪ あぁ卒業式で泣かないと、冷たいひとっていわれそう ♪

の歌詞には共感出来なかったが、しっかりシングルレコードを買い、毎日ひたすら聴いていたっけ。

同年の『スケバン刑事』(フジテレビ)でヒロインを熱演し、人気に火がつく。
ヨーヨーを買って真似っ子をしたのは、自分だけではないはず。

86年、NHK連続テレビ小説『はね駒』のヒロインを演じる。

自分が「最初から最後まで」観た連続テレビ小説は、『おしん』と『はね駒』と『純情きらり』だけだったはず。

そのくらい、由貴ちゃんに夢中だった。

また、このころから演技力も高く評価され、相米慎二の『雪の断章 ―情熱―』(85)、大森一樹の『恋する女たち』(86)など映画キャリアでも結果を残すようになる。
とはいえファンとしては、作品的には「どうかな…」だけれど、ボディコン姿を拝むことが出来る『香港パラダイス』(90)のほうをおさえておくべきだろう。

89年、連続ドラマ『はいすくーる落書』(TBS)で教師を演じる。
これまたタイトなスカートで、頑張っていました。

内容はぜんっぜん覚えていないけれど、妙なエロさとブルーハーツの主題歌が印象に残っている。


以降も安定の演技力で『あ、春』(98)などの佳作に出演するも、2000年代に入ると作品に恵まれず。

その原因は自身の体型にある―と思ったのかどうか、数ヶ月で10kg以上の減量を成功させ、そこから活躍の場が広がる。

とくに是枝裕和の『三度目の殺人』(2017)の演技は高く評価され、この年の主要な助演賞をいくつも受賞。


・・・と、いちどの低迷期はあったものの、順風満帆の芸能人生に見える。

見える?

見えないよね、このひとは。

そう、いくつかの忘れ難きスキャンダルがあった。

ファンでなくとも、けっこうなビッグインパクトであったから、覚えているひとも多いだろう。

そのあたりについてのことを、あす第二夜の『斉藤由貴への手紙』で展開したいと思う。

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<映画キャリアを列挙>

『雪の断章 ―情熱―』(85)
『恋する女たち』(86)
『トットチャンネル』(87)
『「さよなら」の女たち』(87)
『優駿 ORACION』(88)
『君は僕をスキになる』(89)
『香港パラダイス』(90)
『おいしい結婚』(91)
『私の心はパパのもの』(92)
『わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語』(96)
『ジューンブライド 6月19日の花嫁』(98)
『あ、春』(98)
『命』(2002)
『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』(2006)
『BALLAD 名もなき恋のうた』(2009)
『BANDAGE』(2010)
『古代少女ドグちゃんまつり』(2010)
『三度目の殺人』(2017)
『氷菓』(2017)
『リベンジgirl』(2017)
『いぬやしき』(2018)
『空母いぶき』(2019)

11月1日公開
『最初の晩餐』



※大竹まことが、ちゃんとリポーターやってる笑



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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(135)佐伯日菜子』
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upset

2019-08-20 00:10:00 | コラム
upsetとは「ひっくり返す」の意味、

とくにスポーツの世界では、「大番狂わせ」と同じ意味で使用される。

若いひとは漫画の影響により「ジャイアントキリング」(=大物喰い)のほうを使用するかもしれない、けれども自分はことばの響きが好きなので「アップセット」のほうを好んで多用する。


そんなアップセットが、日本のMMAで久しぶりに起こった。

8月18日、名古屋ドルフィンズアリーナでおこなわれた『RIZIN.18』。

メインマッチのノンタイトル戦「堀口恭司VS朝倉海」、大方の予想・・・というか9割の格闘技ファンは「堀口が格のちがいを見せつけるだろう」と思っていたはずで、
それは自分もそうであったし、「海推し」のひとですら「今回ばかりは…」と弱気になっていたはず。

堀口とは、そのくらいの絶対王者。

そんな堀口くんが、生まれて初めてKO負けに窮したのである!!


アップセットが久しぶりに過ぎて、格闘技ファンの動揺がすさまじい。


マイク・タイソンが日本で敗北したジェームス・ダグラス戦、



五味隆典の連勝記録が潰えたマーカス・アウレリオ戦、



皇帝ヒョードルがタップ(=参った)したファブリシオ・ヴェウドゥム戦、




・・・みんな、いろんなアップセットを引き合いに出して「同じくらいだ」「それ以上だ」といい合っている。


「ジャニーズの誰かさんが結婚するニュースを聞いて出社拒否するオタをバカにしていたが、初めてその気持ちが分かった」なんていうツイートも。


逆に堀口くん本人のほうが淡々としていてね、負けは負けだと。でも悔しいから今度はタイトルマッチで再戦したいと話している。

いやカメラ回っているから平静を装っているのであろうし、あのカウンターパンチは記憶をなくすくらいの強度らしいので、まだ事態をつかめていなかったのかもしれない。


自分?

堀口くんは同郷だし、そりゃヒイキしていた。

けれども自分は誰かのファンである前に―これは映画にもいえることだが―MMAという競技そのものを愛しているので、試合が面白ければどっちが勝ってもいい・・・そんな風には思っているが、やっぱりショッキングではあったよ。

だって高い金を出して「ひつまぶし」を食べたのに、ぜんぜん味がしなかったのだもの。


スポーツと、アップセット。

ほんとうに面白いし、怖いなぁと実感した。


不甲斐ないとかだらしないとかいうコメントは放っておこう。

ファイターには、畏敬の念しか抱けないですよ自分は。。。




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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(134)斉藤由貴』
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在宅、してたのに!!

2019-08-19 03:40:59 | コラム
某日―。

ネットショッピングの某大手で購入したものが届くというので、その日はずっと在宅していた。

そこそこの高額商品。

ポストがでかけりゃ投函も可能な商品だが、ウチは小さいしね、とくに指定はしなかったけれど、おそらく手渡しでくるだろうと。

しかし。
いつになっても玄関ドアが叩かれない、22時を過ぎたのでウェブ上で確認してみると、

「配達完了いたしました」とある。

えっ。

もしや「強引に」ポストに?

と思って1階集合ポストまで確認しに行ったが、夕刊しか入ってない。

なんだよ、くそ。
割と急ぎでほしかったものなんだけどな!!

夜も遅いので、翌日、カスタマーサービスに電話をしてみる。

「―ポストに投函したと小さく表示してあるんですけど、商品はAV機器でしてアダプターとかも入っているから、そこそこかさばるはずなんです。すると、そもそもの話、ウチの集合ポストには収まらないんじゃないかと思って」
「たいへん申し訳ございません、すぐに担当者におつなぎしますので」

たぶん、こういうトラブル―配達されていない―が多いのだろうね、
担当者は原因を追究する気がなく、2~3の質問のあと、すぐに「同額のギフト券」で勘弁していただけないか? みたいな交渉に入る。

うん、まぁ、そのギフト券使って同じものを頼むからそれでいいのだけれども、

「実際のところ、どうだったのか」をちょっと知りたいんだよね。


ほんとうに届けたのか。

届けたとして、ポスト内にすべて収まったのか。
(それは、どう考えても無理なのだけど)

はみ出たままで配達終了となれば、誰かに盗られたとしても不思議ではないし。

あるいは単に誤配なのか。


そういうところをはっきりさせないと、いつまで経ってもこういうトラブルがつづくのではないか、、、とか、いろいろ考えるわけですよ。


出勤時間になってしまったので、とりあえず電話を切る。

その翌日にはウェブ上のギフト券が反映されていて、すぐに同じ商品を注文した。


結果的にこっちは一銭も損はしていないが・・・なんか、釈然としないのだった。




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明日のコラムは・・・

『upset』
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燃えろ、なごやん

2019-08-18 00:10:00 | コラム
本日はMMA興行、『RIZIN』名古屋大会。

えぇ行きますよ、当然でしょう格闘技ファンなのですから!!




というか数ヵ月前に明かしたとおり、現在はライター休業中の自分。

それでも日本のMMAが元気になればうれしいので、きのう公開計量のために日帰りで名古屋に行ってきましたよ。




んで、またきょうの早朝、名古屋に行くっていうね。

泊まらんのかい!!

って、いま仕事してますんで。


というわけなので、きょうのコラムは浅めです。

残念なのは前回同様、テレビ放送は1週間後ということ。


確認出来るというひと、リングサイドをチェックしておいてくださいね。

坊主の髭野郎が居たら、それは自分です。


まぁ格闘技ファンの2割くらいが、坊主の髭野郎なんですが。。。笑




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『在宅、してたのに!!』
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勘。で選びます

2019-08-17 00:10:00 | コラム
現場(劇場)に到着してから、観る映画を決める―シネコン文化が根付いて以降のことだが、そういうひとが増えているらしい。

えっ。

いや、まぁ、そういうひとが居てもいいと思うよ。

思うけれど、自分は無理だなぁ。

少なくとも数週間前から「再来週のこの曜日に、これを観る」と決めているわけで。


(ネット予約が可能だから起こり難いけど)たとえ満席であっても、立ち見だったとしても、観ると決めたものを観る。

隣りでかかっている映画に席の余裕があって、さらにいえば「観たい映画リスト」の2位に入っていたとしても、その日には観ない。

鋼鉄の意思・意志ですよ。


そんな大袈裟な話でなくって。


本屋だって、そんな感じ。

偶然の出会いは起こり難いタイプなんだ自分は、買うべき本があって本屋に行くから。

ご飯もそう。

ふだんよく行く松屋やマックは、「いらっしゃいませ」といわれた時点ですべての注文が決まっている。

だから品切れとかいわれると、途端にうろたえてしまう。

ダメじゃん!!


でも、そういう性分なんだから仕方ない。

友人やハニーと居酒屋とか焼肉屋さんに行っても、メニューを見て「えーと…」はいわない。

決まっていなかったとしても、まるで決まっていたかのように瞬時に注文する。

ほとんど勘。ですなぁ。

それでハズレが出てきたとしたら、それはもう単に自分のセンスがダメダメなだけ、、、ってことで。


だからといって。
相手が「えーと…」とグズグズしていたからといって、イライラはしない。

自分が迷いなく淀みなくモノを決められればいい、、、それだけの話です。


※トップ画像は、借りを作ってしまった男と、嫌々レストランに来たヒロインが印象的な『スリー・ビルボード』(2017)。

そして動画は、この映画のハイライトともいえる・・・


世界で最もこころのこもった、オレンジジュースとストロー



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明日のコラムは・・・

『燃えろ、なごやん』
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