ビブリオとは、本のこと。
本のバトル?
この数年急激な勢いで広まっている、この知的書評合戦。自分のお薦めの本を持ち寄って、時間を決めて(だいたい5分)紹介をする。その後、質問タイムを持って、最後に発表本の中で、自分が一番読みたいと思った本に投票(挙手など、やりかたはいろいろ)し、チャンプ本を決める、というゲームです。
昨年から数回、あちこちでやってみたり、観戦者として参加したりしていました。
詳しくは、
公式HPをごらんください。
京都大学の情報学研究科で考案され、今では学生の全国大会もあります。
ゲームなのだから、ルールがあり、でも楽しむということが第一。
本を通して人を知る。ゲームなのです。
先日も、読書会の前に有志で行いました。5、6人程度なら、ファミレスでもできます。観戦者が必要な場合は、図書館のホールなど。学校でも行われています。
先日の参加は、5人。
それぞれ、もってきた本は、
・『横笛の魅力』 福原百之助 出版芸術社
・『かんたんおいしい防災レシピ びちくでごはん』 粕谷亮美 子どもの未来社
・『夜行』森見登志彦 小学館
・『虐殺器官』 伊藤計劃 早川書房
・『あの日から 東日本大震災鎮魂岩手県出身作家短編集 』道又力編 高橋克彦ほか 岩手日報社
多岐にわたっているでしょう? ほんと、どれもおもしろそうで、読みたいと思いました。
でも、一冊を選ばなくてはなりません。
私が選んだのは、『夜行』。
そして、私が持っていったのは、『あの日から』でした。
そして、『あの日から』が、チャンプ本になりましたー! といっても、ほかの4冊がそれぞれ1票、『あの日から』が2票という僅差。
私、これまで何度かやっていたけれど、チャンプ本をとれなかったので、やっぱり嬉しい! だれも、手をあげてくれなかったら・・・、と身構えちゃいますよ。それが、人間。手をあげてもらわなくっても、2番目に読みたかった本だったかもしれない。おもしろくなかったわけじゃあない、発表がへたってわけじゃない、んですけどね。
ビブリオバトル、おもしろいですよ。
やってみませんか?