詩人の谷川俊太郎さんが、亡くなられました。
うちにあった谷川さんの本といえば、これ。
もしまだお読みじゃない方は、これを機会にぜひ! 絵本です。
死期のせまった童話作家が孫娘に、子どもの頃に死んだ友人、かないくんの話をします。物語はまだ途中。やがて、作家は亡くなります。
スキー場のゲレンデで、祖父の死を知った孫娘は、「なにかが終わった」のではなく「はじまった」と感じます。
谷川さん、自分の死を見つめてこの作品を書いたのではないでしょうか。
私も「はじまった」と感じました。
絵を描かれた松本大洋さんは、詩人工藤直子さんの息子さん。漫画家です。「ピンポン」とかの作者ですね。
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