『あぐり☆サイエンスクラブ春ーまさかの田んぼクラブ!?』、『あぐり☆サイエンスクラブー夏合宿が待っている!』に続く第三巻、最終巻が発売になりました。
よくわからないまま〈あぐり☆サイエンスクラブ〉に入った学たちは、春に田植えを体験し(その前の苗代からちゃんと、体験した上で)、その稲が育つ様子を観察します。モットーは、「体験に勝るもの無し」。
農業は、人が食べるものを作るわけですから、その結果できたものを、学たちは、食べるというのが、各巻に出てきます。これがもう、おいしそうで、おいしそうで。
今回は、予想では、新米だよなあ。ご飯だよなあ。と思っていたら、しょっぱなに出てくるのが、ずんだ餅。枝豆は鮮度が大事。スーパーで売られる枝豆と採れたてのものの違いは、私もバッチリわかっています。ああ、こうやって書いていても、食べたい! その枝豆を、すぐに茹でて、つぶして、ずんだ餅に。ああ、食べたい。
と、お腹を満たしてから、次が稲刈りです。ここで出るのが、イナゴの佃煮。ああ、これは、無理。(笑)
いやいや、全部書いていくわけにはいきません。
予想では、稲刈りをして、おいしい新米を食べて終わるのかと思っていたら、さすが堀米さん、ちゃんと「その先」があるのでしたー。
これはもう、読んでみていただくしかありません。
あ、ひとつだけ。藁のふとんのことが出ています。本当に昔の人は全てを利用していました。藁は、蓑になったり、草履になったり、牛のエサになったり、そして布団になったり。うちの岩手の家も農家なわけで、昔は、藁の布団に寝ていたと聞いています。これ、暖かいんだそうです。というようなことも、ちゃんと出ています。
堀米さん、やりきりましたね! すばらしい3冊です。全て、堀米さんが実践しているものばかりだというのが、すごい。
リアル「あぐり☆サイエンスクラブ」も、あるといいのに。