2016年、リオデジャネイロオリンピックのバドミントン女子ダブルスで、金メダルを手に入れた高橋礼華選手・松友美佐紀選手(タカマツペア)。それは日本バドミントン史上初の快挙でした。
二人とも、幼い頃にバドミントンに出会います。高校時代にペアを組んでその後約十年間、何度も挫折を繰り返してきた二人は、あきらめないで挑戦し続けてきました。本書は、二人の強さの秘密に迫り、子どもたちにエールを送る本です。(PHP研究所HPより)
作家光丘真理さんは、物語、ノンフィクションと数多くの著作を世に出されていますが、共通しているのは、あたたかい眼差しです。ノンフィクションを書くためには、かなりの取材をしなくてはならないはず。その取材を元に、子ども達が読んで理解できる文章で書く。取材相手の気持ちを代弁する。これは簡単なことではありません。
すらすら読めるということは、それだけ作者が苦労しているということだと思います。
私は子どもの頃、こういったノンフィクションを読む機会がありませんでした。こういう本を読んでいたら、もっといろんなことを真剣に取り組んでいたかも(笑)。才能だけではなく、努力する。これでもか、これでもかと打ち込む。その結果の金だということが伝わってきます。
金メダルを取ったことがゴールではない。その後の苦悩もあり。そして、目指すは東京オリンピック!