東京から一台のバスが、みちのくへ向かった。乗っているのは、夏休み中の小学生達。
3泊4日の「みちのく妖怪ツアー」だ。
好奇心いっぱいの子供たちが、バスに乗る。でも、なんか変だ。
運転手さんは、夏だというのに大きなマスクにサングラス。添乗員の四角美佳さんは、冷たい感じ。
「みちのくは、今でも妖怪たちが、人間のそばで生きつづけている土地でもあります」という言葉とともに、バスは動き出す。
出てくる妖怪は、
1 安達ヶ原の鬼婆
2 たんころりん
3 泥田坊の息子
4 座敷わらし
5 ナマハゲ
6 雨降り小僧
東北6県、それぞれ一つの物語になっています。
いやー、こわい。最初の物語で、これはやばいって思いましたよ。だって・・・。いや、やめておきましょう。読んでください。
子供達も、どきどきしながら読むのではないでしょうか。
作者の3人は、9月2日、仙台で開催される「童話塾in東北」の中心スタッフです。地元に根付いて作家活動をされている皆さんならではの本ができました。
時々、東北各地のおいしいものがでてくるのが、ちょっとほっとします。
こういうツアー、実際にあってもおもしろいと思うな。