先日ツイッターに流れてきた『おはようの声』の感想です。書いてくださったのは、クラモチ様という方。
隣に住む、三歳年上のエリに憧れているゆっこ。そんなエリが突然、何も告げずに引っ越しをしてしまう。
思慕と呼ぶにはやや危うい機微を扱いながら、依存ではなく自立に、受動的ではなく能動的に向かいつつある心理を掬い上げることで、別れの悲しみを前向きに捉えている
短い中にぎゅっと、核となっている要素を入れてくださっていて、感心しました。そうか、こう紹介したらいいんだ! 的に。
ありがたいです。
そうなんです、この作品別れのせつなさがあるんですが、悲しい、寂しいでは終わっていないはず。
またyamada5さんは、
『おはようの声』のような大きく劇的なことは起こらないけど日常の強度をすくいあげた作品は、子どもの記憶に爪痕を残すと思う。10年後くらいにあやふや文庫的なサービスで、「憧れのお姉さんの一家が×××する。あと、たしか雪国の話だったような……」くらいの情報で探されそう。
と書いてくださっています。嬉しいなあ。
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