たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

高ワラビ尾根経由で小持山、武甲山。

2015年02月15日 | 奥武蔵の山
◎2015年2月14日(土)

無料駐車場(7:40)……高ワラビ尾根取付き(7:52)……城山・705.5m△(8:39)……タワ尾根分岐(10:55)……小持山(11:50)……(休憩15分)……シラジクボ(12:37)……武甲山(13:15~13:45)……長者屋敷ノ頭(14:14)……林道終点(15:03)……駐車場(15:40)

 そろそろ足尾の山に行こうかと思っていたが、つい最近、きりんこさんが大平山に行かれた記事を拝見し、行くのは延期にした。別に対抗意識とかといったものではなく、健脚で果敢な歩きのきりんこさんに比べ、こちらの歩きはスマートさに欠け、その場次第で予定もあっさりと変更する。写真もそれなりのものだ。記事の見栄えは自ずから違ってもくる。同じところを反対方向に歩くつもりでいたのではあるが(もっとも、下りは南西尾根ではなかった)、引き続きの歩きをしたら、何となくバツも悪く、浮いた感じになるのではあるまいか。
 同じようなことが、秩父方面にもあった。武甲山あたりを周回する予定が、まさかのみー猫さんに行かれてしまい、先送りにしてしまった。もう、そろそろ、ほとぼりもさめた頃だろうと、足尾の山の代替は武甲山周辺にした。そのブランクのおかげで、躊躇していた今回の未踏尾根をやってみようかとなった次第でもある。
 秩父の歩きとはいっても、最初の予定とは違って、武甲山やら小持山をメインに据えたものではない。「高ワラビ尾根」なる尾根を、以前から歩いてみたかった。向かい側の、矢岳に至る尾根の途中のデンゴー平から正面に長々と見えている尾根である。
 この尾根、ネットで調べると、2か所ほど、いやらしい岩場の通過があるようだが、危険を感じながら越える人もいれば、さらっと、記事にも出さない方もいる。共通していることは、そこで退散する人はいないということだ。自分にはどんなものなのか。余計な記事を読んだものだから、えらく気になるスポットになってしまった。それ以前に、この尾根の通過に大方4時間はかけているようで、そこまでの持久が自分にはあるのか、そちらの方がむしろ気がかりだ。

 浦山口の先、橋立鍾乳洞付近にある無料駐車場車に車を置いた。この手前にも有料駐車場(いつもなら300円だが、この時期なのか200円になっていた)があるが、帰路は西側から林道に下るつもりでいるから、少し離れていても問題はないし、タダに越したことはない。ここには蕎麦屋があって、蕎麦屋の駐車場かなと錯覚するが、無料駐車場の看板が出ている。有料駐車場にもこの無料駐車場にも車はない。周囲は風が強くて日陰。えらく寒い。ゾクゾクする。
 歩き出して間もなく地図を忘れたことに気づき、車に戻る。地図はなかった。ザックの中を調べると、すでに入っていた。出発時まで車の中で見ていた地図だ。無意識のうちに入れていたのだろう。持つべきものを持ったことを忘れる。これもまたボケの症状か。これでいくと、自分のボケは、おそらく、食事をしたのにしていないと言い張るところから始まるのではないのか。

(橋立橋から高わらび尾根の突端)


(ここから入る)


(本尾根に向かう)


 来た方向に戻って橋立橋を渡る。尾根の突端から登りたいところだが、擁壁やらフェンスになっていて入り込めない。先に回り込むと、階段付きの切れ目があった。ここから登る。
 えらくきつい登りだ。植林の中、踏み跡が本尾根に向かっている。ハーハーしながら本尾根に出た。薄暗く、急な植林の尾根がずっと続いていた。尾根の末端部はこんなものだと思いながらも、これがずっと続いたらたまったものではないなと気が滅入った。つい、早々に城山まで行ったら引き返すことも考慮に入れてしまった。

(本尾根)


(雪が出てくる)


 本尾根をしばらく登ると目の前にコンパスが落ちていた。矢印は南を指しているから、この場ではまだ使っていなかったようだ。一応、拾得したが、「心当たりのある方はコメントに入れてください」と記したところで、こんなブログに気づく方もいるまい。
 たまに自然林が混じるが、かなり先まで植林が基本の植生。幾分急登が和らぐと、おしめり程度の雪が出てくる。あれっ、雪の上に足型。つい最近のものだ。コンパスの持ち主だろうか。やがて、これにもう一人分が加わってくる。追加の方のは昨日か一昨日といった感じだ。これで安心して歩けるといった気持ちもなくはないが、いささかがっかりしたことは確かで、考えようによっては、武甲山、大持山といったメジャー系の山域にあるマイナールートだ。月に5~10人程度のハイカーが歩いていたとしても不思議ではない。足尾の山域に置き換えれば、社山の南尾根よりも歩く方は多いだろう。
 右に浦山ダム、左先に武甲山が樹間から見えてくる。次第に風は強くなり。木がギシギシと不気味な音を立てている。積雪は多くなるも、せいぜいくるぶし程度で、まったく付いていないところもある。そのうち、右が自然林の区分けとなり、自然林側の斜面は真っ白だ。

(城山山頂)


(浦山ダム)


 上に平らなところが見えた。城山だった。三角点と赤いブリキの山名板があった。ここまで1時間か。標高差で400m。地図を広げる。小持山までの高ワラビ尾根の区間、まだ1/5も終わっていないし、あと500m以上は登らないといけない。さらに小持山からの先、鞍部から武甲山までは200mの上りか。うんざりした。だが、ここでやめたら、改めて来ることにもなる。そして同じことの繰り返しだろう。我慢して行き続けるしかあるまい。できれば、この尾根、本日限りにしたいと思うようになっていた。
 城山を過ぎると、尾根は幾分なだらかになったが、起伏が多くなり、岩場も出てきて変化も加わる。展望は相変わらず悪い。ずっと寒くて、身体は熱くはなるものの、汗が出ることはない。

(最初の関門)


 岩場が続き、もしかして、これが最初の関門かと思しきところに出た。大きな岩もある。極度に慎重になったが、躊躇するところはない。これくらいはどこにでもあるだろうし、下りの通過とて問題はないだろう。取りあえずはクリアだが、確かに、山行記事に記すまでもない。

(小持山)


 緩い登りの中で距離を稼いだようだ。半分くらいになって、ようやく前方に小持山が見えてきた。この先の進路、すっきりした見通しではないが、尾根は右手・南側に流れて小持山に至るようだ。地形図通りだ。左の武甲山もさっきよりも近くなった。
 植林が左から右手になったり、自然林だけになったりと、尾根付近の様相はころころ変わる。雪も膝までになったり、なかったり。雪の上では、先行者のトレースを頼りに歩いているが、その歩幅が狭く、正直のところ歩きづらい。だからといって、これを踏み外せば負担もかかる。まだツボ足で、さっさとアイゼンでも付けて勝手に歩きたいところだが、この先にもう一つの岩場の関門があるようなので、着脱に手間もかかるし、それを過ぎてからアイゼンを装着するつもりでいる。直近の先行者も同じようなことを考えていたのか、雪の上のトレースは大足の一人分のものしかないように見える。
 標高850m付近で西に下る明瞭な尾根が分岐する。目印のテープがあった。その尾根の先を覗くとテープが続いている。地図を見ると、日向集落に続く尾根のようだが、日向近くになると尾根型は消え、沢状になっている。日向から登るルートもあるのだろうか。

(伐採地から武甲山)


(雪が一時的に深くなる)


 木に結わえたワイヤーの残骸を見て伐採地に出た。10時。ようやく後半部に入ったようだ。武甲山の眺めがいい。武甲山も、こちら側から見る限りは、普通の山だ。山頂の斜面が削られているのは反対側だ。ここでようやく長い休憩をとろうとしたが、風は相変わらず冷たく、落ち着いてもいられない。
 雪が幾分深くなり、膝下程度になった。依然として歩幅が狭く、合わせて歩くのがしんどいが仕方がない。1055mのピークだろうか、黄色とピンクのテープが風に舞っている。ずっとここまでも、他所様のエリアという感覚があって、テープに手出しはしなかったが、テープの量はうっとうしいほどのものではなく、要所要所のものだ。この高ワラビ尾根も尾根筋は明瞭で、少なくともここまでは紛らわしいところはなかった。トレースがあったから尚のことだが、尾根もこう長くなると、雪のないところでテープを見かけると、安心はする。

(二つ目の関門。木の下は岩場になっていて、木の根が頼りだ。なだらかに見えるが、実際はかなり急だ)


(ほっとして見下ろす)


 県営林の標識を見て次のピーク。ここからようやく両神山が見えた。そしてまた下る。先に、何やら岩場のようなところが見えた。そろそろ第2弾が近づいたか。尾根はヤセ気味になり、最初の露岩部は問題なし。その先に、長くて急な岩稜帯があった。
 情報では、左・北側を巻いたりしている方が多いようだが、雪の付いた急斜面のトラバースはどんなものだろうか。かえって危ないと思い、直登した。岩場とはいえ、間から木が出ているので、張り出した木の根をつかんで登った。ヒヤリとするところはなかったが、上に出るとほっとした。上から下を覗く。えらく急斜面だった。これを下りに使いたくはない。危ない思いをしたくなかったらロープ持参が無難だろう。
 陽当たりのよいところで座り込み、ようやくここでアイゼンを付けることにする。アイゼンとはいっても、この先の積雪もたかが知れているので8本爪の軽アイゼンだ。これは前爪もあって、こんな半端な雪山では意外に重宝するから、ここのところ、チェーンスパイクとともに持参するようにしている。小持山まではあとせいぜい150m程度の標高差だろう。ちょっと休憩。タバコを1本。

(武士平への分岐)


(武士平方面)


 右手の景色をちらちらと眺めながら先に行く。もう他人様のトレースをあてにすることもない。また植林に入った。そして武士平への分岐。標識には、これまでの高ワラビ尾根は「山道進入禁止」となっている。武士平に下るタワ尾根にも興味がある。いつか歩いてみたい。そちらを覗くと、しっかりした道型が続いているようだ。帰ったら、改めてHIDEJIさんの記録を読んでみよう。
 ここまで来れば、後は楽勝かと思ったが、この先、気分的にもえらく長かった。小持山までは1時間近くかかった。
 踏み跡は濃くなった。北側に随分と小尾根が派生しているが、誤って入り込むことはない。ようやく自然林が主になって、南側がまた見え出した。アップダウンは相変わらず続く。雪のあるところではヒザ程度にもなるが、普通の感覚で歩ける。そういえば、タワ尾根に合流しても、雪の上のトレースが増えるわけでもなく、下り向きの足跡はない。

(展望スポットから。右端の切れた伐採地がデンゴー平)


 南側が開けた展望スポットに出た。長沢背稜の山々が見渡せる。どれが何山かは知らないが、昭文社マップを広げ、デンゴー平の伐採地から特定して、自分が歩いた矢岳、大平山、熊倉山、酉谷山くらいはわかる。さらに後ろに控える白い峰の稜線は奥秩父の山々だろう。ここでまた1本吸ってしまった。今日のタバコの本数は多い。

(このままで行きつくところが小持山かと思った)


(実は山頂はそこからさらに右)


 小持山が正面に見えた。結構な標高差だ。地図を見れば100m程度の標高差だが、なかなかきつい。身体はかなり限界に近づいている。とりあえず、あのピークまでと、耐えながら歩いてはみたものの、「あのピーク」に至ると、そこは小持山ではなかった。ただの、武士平への分岐点。左は武甲山への急な下りになり、小持山のピークは右手にあった。
 もう30年以上前にもなるか、この界隈を雪の時期に歩いたことがある。武甲山から小持山、大持山へと登ったが、その先、どこまで行ったのか記憶にはさっぱりない。一の鳥居から歩いたことは確かで、妻坂峠から下ったのかもしれない。雪が深くてワカンを履いた記憶だけは鮮明にある。

(小持山山頂)


 小持山ピークはさして広くもない。休憩するにしても、一面が雪で、腰かけるところがない。ザックからシートを出そうかと思ったが、武甲山の方から、学生風のハイカー2人組が上がって来たので、そそくさと退散。武甲山の方を見れば、雪もかなり少ないようだ。途中で休めるだろう。山頂滞在5分ほどで下る。
 高ワラビ尾根から小持山に登ると、その先、大持山に出て西尾根(実際は南西尾根なのだが)を経由して川俣集落に下る方が多い。その場合、浦山大日堂から「ぬくもり号」乗車になる。西尾根は上りで歩いたことがあるので、今回はパス。まして、一日4便のぬくもり号だ。場合によっては、浦山口まで歩くことにもなる。それで、帰路予定は武甲山経由にした。

(武甲山に向けて下る)


(シラジクボ)


 えらく下った。鞍部のシラジクボまで標高差で185m。途中、空腹に耐えきれず、木株に腰をおろして食事をとる。風はいつの間にやら微風になっていた。しかし、この先、鞍部からの上りがある。高ワラビ尾根でいかれた身体には、見るからに強烈な感じがする。
 シラジクボにようやく着いた。さて、ここから武甲山カットで迂回するルートがあるが、ここまで来て迂回もなかろう。標識には「急な登り坂約45分」とある。体力は相当に失せているが、気力で何とか登れるか。
 上は雪がないように見え、アイゼンを外して、ストックを出した。自分にはストックが禁じ手なのだが、今はしょうがない。一気に楽になった。おかしな話、こうなるのがわかっているから、禁じ手にしているのである。この禁じ手、結局は最後まで活用することになる。

(小持山を振り返る。右に高ワラビ尾根)


 休み休み登った。さほど急でもない。小持山を振り向きながら登った。目標はあの高さを越えることしかない。上から2人下って来た。続いて4人組。オッサンが大声で「●●に行くんベヤー」と言っていた。群馬から来たのだろう。
 山頂下の分岐に出た。標識を見ると、帰りはここから下ればいいようだ。その方向には「裏参道」と記されていた。ということは、一の鳥居からのコースが表参道ということか。裏参道は凍結しているようだ。ここは休まず、そのまま武甲山に向かう。2人連れが下って来る。

(山頂の御嶽神社)


(山頂エリア。浅間山が見える)


(日光方面)


 御嶽神社に到着し、裏の展望台に上がった。造られた山頂といった感じだが、30年前はこうでなかったような気がする。浅間山が見え、かすかに日光の山並みが見えている。備え付けの展望盤には富士山も見えることになっているが、木立ちがじゃまで南方面の眺望はない。気温は2℃。
 神社の下の休憩小屋の脇に腰をおろして休む。日向で暖かい。うっすらと汗をかいた。軽く食事をし、後はタバコを吸いながらじっとしていた。その間、靴にチェーンスパイクを巻く。山頂でぶらぶら含めて30分休み、疲れも一時的に抜けたので下ることにする。山頂では4人のハイカーと出会った。

(裏参道を下る。雪の下は凍結)


(退避所)


(高ワラビ尾根。その左に小持山。奥にデンゴー平がかすかにみえる)


 やはり凍結していた。チェーンスパイクを履いているとはいえ、かなり慎重になり、ストックも手放せない。トタンで囲われた退避所通過。あばら家になっていて、発破で石でも落ちてきたら、かなりヤバそうだ。発破といえば、高ワラビ尾根を登りながら、派手な銃声を3発聞いたが、狩猟時期も今日あたりで終わりではないだろうか。
 この長者屋敷尾根、高ワラビ尾根とは違って展望がいい。だが、ここからはっきりと見えているのは高ワラビ尾根で、その後ろはさっぱりの景色である。

(長者屋敷ノ頭)


 次の退避所。ここが長者屋敷ノ頭。標識を見ると、シラジクボからのショートカット道はここに合流するようだ。さて、このシラジクボという地名だが、矢岳からの下りにクタシノクビレという地名がある。似通った響きだが、語源は何なのだろうか。昭文社マップを広げると、他に、これに似たものとしてヤシンタイノ、タタラノ頭、シゴー平、デンゴー平、シャクナン尾根、ハンギョウ尾根、……といくつも目に付く。
 「西参道は石灰…発破…通行できません」の看板があった。地図を見ると、この北側の尾根に「山ノ神」というのがある。西参道はそれだろうか。

(下り途中からの眺め)


(高ワラビ尾根とうって変わって、歩いていて気持ちもいい)


(植林の長い下りになる)


(長者屋敷尾根の取り付き)


 陽当たりの気持ちのいいところを下る。のどかではあるが、ここも長い。やがて、植林の中に入り、ジグザグに急下降。この区間もまた長い。ようやく橋立川に出た。日陰で寒々としている。標識によると、ここから沢沿いに武甲山に行けるようだが、ロープが張られ、通行止めになっている。
 高ワラビ尾根もきつかったが、この長者屋敷尾根も、上りで使ったらかなり応えるのではないだろうか。植林の中のクネクネが何とも嫌らしい。あの登りだけで1時間はかかりそうだ。

(寒々とした小滝)


(秩父の山っぽいお気に入りの景色。ここ、橋が崩れてこうなっている)


(林道終点に出た)


 しっかりした道を川沿いに下る。やがて、林道になった。ここには登山ポストがある。広場にもなっているので、ここまで車で入れるのだろう。
 林道はところどころで凍結している。まだチェーンスパイクは外せない。長い林道、カーブのところでショートカットできなくもないが、その間の林の中は暗く、不気味でもあり、その気になれない。

(凍結した林道)


(あのピークは城山だろう)


 石祠と鳥居だけの橋立神社を過ぎ、林道の雪もようやく消えた。ここで河原に下りてチェーンスパイクを外して洗う。ストックもようやく収納した。
 左後ろには城山らしき山が見えている。続いて御嶽神社の鳥居の記念碑。真新しい鳥居があった。記念碑を読んでみたが、建立の意図がよくわからない。

(駐車場に到着)


 ソフトクリームの広告看板を過ぎると、ようやく民家が見えてきた。その先に駐車場。駐車場はかなり奥だったようだ。数台増えてはいたが、蕎麦屋の客のかもしれない。
 もう4時近くになっている。出てからちょうど8時間だ。久しぶりのロング歩きだったが、その半分を高ワラビ尾根で費やした。印象として、この尾根、前半と後半部の小持山直下がきつかった。地形図の標高線の間隔に相応しているというところだろう。景色を眺めながらの歩きは期待できず、黙々と登り続ける尾根だった。それゆえ、伐採地とタワ尾根合流点先の展望スポットからの眺めは素晴らしく感じた。典型的なマニア向けの尾根だろうが、好んで何度も足を運ぶ方は少ないのではなかろうか。自分もおそらくは…だが、次にタワ尾根を歩く際には、また歩かねばならない。

 武甲山への急な下りと登り返しはしんどかった。その影響か、帰路の下りで太モモがパンパンになり、もう少しで痙攣になるところであった。その際、久しぶりに服んだ「芍薬甘草湯」が効いて、足を引きずりながらの歩きにならずに助かった。その気配のある方、よろしかったらお試しいかが?ただし、「予防」には効かないと思いますが。

(本日の軌跡)

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」

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10 コメント

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高ワラビ尾根 (HIDEJI)
2015-02-16 01:19:07
たそがれさん、こんばんは。
高ワラビ尾根のロング山行、お疲れ様です。
同じコースを歩いてみたいのですが、昨年の豪雪の印象が強くて二の足を踏んでおりました。積雪の様子、よく分かりました。そろそろ大ドッケや大平山方面にも向かいたいです。
あとタワ尾根は距離が短い割に傾斜が強くて歩き応えがあると思います。うわごう道などとセットでいかがでしょうか。
それにしても30年前の武甲山の山容は今とはかなり違っていたのでしょうね。
一体いつまで削り続くのか。寂しいですね。
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HIDEJIさん (たそがれオヤジ)
2015-02-16 05:52:14
HIDEJIさん、こんにちは。
高ワラビ尾根、秩父のマイナーなコースの歩きが好きなHIDEJIさんには、ぜひ歩いてみてください。
正直のところ面白味には欠ける尾根ですが、長い分、達成感のようなものはあります。
積雪も、今のところは無理にアイゼンを付けずとも、ツボ足で通しで歩けるレベルかと思います。
HIDEJIさんの記事を改めて拝見し、タワ尾根はうわごう道をかけて歩くつもりでおります。これなら、高ワラビ尾根にもう一度乗ることもないかと思っています。
武甲山の山頂ですが、私の記憶では、今の場所にあったようですが、こんな建造物的なものはなく、周囲が木に囲まれていたと思います。そのためか、作業現場も見えた記憶があるのですよ。
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Unknown (ぶなじろう)
2015-02-16 22:05:15
今晩は。
たそがれオヤジさんをして、「長くてキツイ」尾根となると腰が引けますです。加えて岩場ありとなると・・・。

確かに、カタカナ語の多い地区ですねぇ~。御承知の通り、朝鮮語系の地名も多くあるかと思いますが、案外、漢字をあてはめると、な~んだ的な地名も多いかと思われるのですが・・・。あくまで、想像の世界ですが。
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高ワラビ尾根 (みー猫)
2015-02-17 00:31:40
こんばんわ。
何も知らずに武甲山に行ってしまったことがたそがれさんのスケジュールを変えてしまったとは、今更ではありますが、すみませんでした・・しかも結果的に長い歩きを強いたようで・・・そこは秩父素人なので勘弁くださいね。今回のコース、ぶなじろうさんのウノタワも含め、あの界隈では気になります。HIDEJIさんのお好みコースも含め、今後予習を中心に勉強させてください(笑)
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ぶなじろうさん (たそがれオヤジ)
2015-02-17 05:46:58
ぶなじろうさん、こんにちは。
私にとっての「長くてきつい尾根」はどこでもありの尾根でして、世間のレベルでいえば「たいしたこともない尾根」かもしれません。
岩場についても、ネットの記事によく出てくるスポットなので記しただけのことで、特に最初の岩場辺りは、それがなかったら、コメントなしの素通りです。
ただ、ここを下りで使うとなると、それなりの覚悟は必要かと思います。上りで見えない尾根が下りでは紛らわしく見えるかもしれませんね。
カタカナの地名、私も朝鮮語系かなと思っているのですが。
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みー猫さん (たそがれオヤジ)
2015-02-17 05:52:53
みー猫さん、こんにちは。
みー猫さんが謝るまでもないことで、その時は、行ったことのない武川岳に行きたかっただけの話です。
この高ワラビ尾根は、以前から虎視眈々だった尾根で、いずれは思っておりました。行くのがちょっと早くなっただけですよ。
そういえば、ウノタワというのも朝鮮語系でしょうか。「鵜」をあてがったりしているようですが。
ウノタワは春先がいいような気がいたします。三角山とダブルで行けないものでしょうか。
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高ワラビ尾根 (瀑泉)
2015-02-17 12:53:07
経由のロングルート,お疲れさまでした。
いかんせんこの界隈,サッパリなんで話は他の方に譲らせていただくとして,まずは,ボケの始まり,さすがに車中で見ていた地図を置いて来たことはありませんが,車中に持ち込まなかったり,持って歩いていたのに,何処ぞに仕舞い込んだのか忘れたり,最近は激しくて仕方ありませんヨ。なんせ,靴まで忘れる始末ですからネ。
それはそれとして,たそがれオヤジさんは,ストックは「禁じ手」ですか。
自分は,山歩きを始めた時から,シングル(というか,当初は木の枝)を使っていて,少しでも楽ができるからと,沢や岩以外,手放せないのですが。
みー猫さんにしても,ハイトスさんにしても,お使いにならないようだし,Tファミリーには暗黙の了解でもあるんですかネ(笑)。
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瀑泉さん (たそがれオヤジ)
2015-02-17 20:36:49
瀑泉さん、こんにちは。
反対の方角の山が続いてしまいスミマセンね。私も、きりんこさんあたりが歩いているのを見ると、あせりも感じてはいるのですが、秩父方面の未踏尾根も、何だか、この時期が旬なような気がいたしましてね。ついこっちにねぇ。。
ボケの件ですが、最初から忘れているのは、まだ始末がいいような気がいたします。無意識にやっていることを忘れるというのは、さらにレベルが上ではないでしょうか。
最近、ちょっと気になりはじめ、DHCのサプリ「イチョウ葉」なるものを飲んでみたりしているのですが、効果の程はどんなものなのか、悪化した気がしないでもないのですわ。
ストックは、別に暗黙の了解でもないのですが、確かに、ハイトスさんあたりが使っているのは見たことありませんね。
私はいつも持ち歩きはしているのですが、滅多に使わない。それでいて、結構収集していて、ザックに収納できるコンパクト版まで持っているし、山小屋あたりで杖を売っていれば、土産代わりに買ったりとね。
楽なところばかり歩いているからといった解釈もできなくはないのですが。
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高ワラビ尾根 (ハイトス)
2015-02-17 23:24:39
こんばんは。
お疲れ様でした。
この界隈しばらくご無沙汰ですのでなんだか縁遠い気がします。
この尾根、長そうですね。
ところで今回ボケの話は身につまされますよ。
痴呆と老化は違うそうですが、やはり物忘れが酷くなると自分自身がっかりしますよね。
あと、ストックの話が出てましたが、自分も元々はザックにしまえるコンパクト版を必ず持って歩いたのですが、滅多に使わないので最近はお蔵入りです。
ダブルストックは効果があると聞いたことがあります。
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ハイトスさん (たそがれオヤジ)
2015-02-18 05:57:00
ハイトスさん、こんにちは。
「ダブルストックは…聞いたことがあります」ですか。私なんか、その効果の程を十分にわきまえておりますよ。だから、使うと、楽チン歩きの展開になりそうで、ちょっとこわいのです。ハイトスさんはお蔵入りですか。これまた恐れ入ります。
ボケの話は困りましたねぇ。確かにがっかりの連続です。職場でも、書類を取りに行って、途中で話しかけられでもしたら、何を取りに来たのか忘れる始末ですわ。がっかりしながらもまた繰り返す。どうしようもありません。
奥武蔵、秩父方面、ハイトスさん、確かにご無沙汰ですね。たまにはいらしてくださいと言いたいところですが、秩父そのものの風土といいますか、ある種の近づきがたい雰囲気が漂っていることは確かで、むしろ、安蘇の山塊の方があっさりしたところがあります。
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