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◎2012年1月29日(日)
木とは、亡き中嶋の追悼山行を八ヶ岳で予定していたが、天候やらお互いの都合で出来ないままになっていた。たまたま、29日の日曜日が共に空いていたので、急遽、赤城の五輪尾根にスノーシュー遊びで出かけることにした。出がけに、ハイトス氏のホームページをチェックさせていただいたら、何と、ハイトス隊も五輪尾根歩きを予定されているらしい。ハイトス氏に「現地でお会いしましょう」とメールを入れた。ハイトス隊の行動開始時間はいつも遅いから、会えるかどうかは分からない。現に、後で返信をいただいたが、数十分ほどこちらの出だしが早かったみたいだ。
7時半の木家では朝食の真っ最中だった。物欲しそうな顔をしていたせいだろうか、食事に呼ばれてしまった。朝食はとらずに出て来ていたから、これ幸いにいただいた。手作りの納豆はなかなかおいしかった。雪山歩きは、朝食とらずでは確かにきつい。その意味では助かった。食事後お茶をいただき、木の車に乗り換えて赤城山に向かう。雪道運転にはからきし自信がない。本日の赤城山は鍋割山しか見えていない。かなり荒れているのが十分に予想できる。下は晴れているから、いずれは雪も上がるだろうと、楽観もしていたが、上に行くに連れ、雪の降りと積雪は多くなる。大沼にさしかかる。ワカサギ釣りのテントが目立つ。解禁になったのかなと思ったが、後で木の知り合いに聞くと、その準備のようだ。
(出発)
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(五輪峠)
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黒檜山登山口に車を置く。車は7~8台だろうか。黒檜山に向かう方がほとんどだ。ここから先の赤城道路は通行止めになっている。準備にたっぷりと時間をかけて出発。9時35分。しばらくは車道歩きだが、積雪は30cmはあるだろうか。歩く人がいると見え、スノーシューのトレースがあった。そして、前方に2人連れとワン公がいた。休んだりしていたため、自然、先行する形になる。望んでいたことではない。むしろ逆だ。木は10月以来歩いていないようだし、早足で歩くつもりもなかった。さて、このワン公、ご主人様を尻目に、しばらく我々の後ろに付いて来た。木が先行し、オレがその後ろを歩いているのだが、スノーシューの後ろの縁が犬のアゴにあたっているのに、平気でいる。10時、五輪峠に到着。
ここからは車道を離れる。今日のトレースはない。雪の上に窪みがあるだけ。それを追う。積雪は多くなる。50cmは越えたろう。木が先を歩いているが、別に先に行ってくれとも言わないので、そのまま後ろを歩く。言ってきたら交代すればいい。トレースなしを率先して先を歩きたくはない。振り向くと、後続の2人組と犬が峠で休んでいた。その後どうしたのか、もう会うことはなかった。この五輪尾根、無積雪期に歩いたことはないが、ツツジの木がかなりある。春には満開スポットになる尾根のようだ。急斜面はなく、至って緩い尾根だ。
(陣笠山)
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(薬師岳)
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10時17分、陣笠山に到着。降雪で何も見えない。かろうじて、大沼の輪郭がぼんやりと覗いている程度だ。ここまで歩いてようやく身体も暖かくなったが、じっとしていると一気に冷たくなる。気温は-10℃。さっさと先に行く。薬師岳と思われるピークが見える。意外に高く感じる。少し下り、すぐに上りになる。木からトップを要請され、しぶしぶ先を行く。雪は深くなり、スノーシューよりもむしろワカン向きかもしれない。ところどころ滑って、上がるのに難儀する。プチ雪庇も現れる。ニセピークを過ぎて薬師岳到着。10時40分。写真を撮ったが、すぐにバッテリー切れになってしまった。この冷気のせいだろう。木の意見に従い、カメラを上着の中に入れて、暖める。
(野坂峠を大沼に下る)
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10分もせずに野坂峠に着いた。大沼方面に、「熊谷市立赤城山の家」の分岐があった。このまま出張峠まで行っても、何ら問題はない。体力も消耗しているわけではないが、何だか、吹雪に近い中をずっと歩いていても、あまり意味のないような気になってしまい、ここらで下りることにする。五輪尾根は撤退だ。大沼方面に下る。雪の窪みもないが、疎林の中、方向違いなところに出ることはないだろう。ところで、さっきから、ケモノの足跡も見なかったが、ようやくシカ1頭分の足跡を見つけた。動物が少ないところなのだろうか。晴れていたら、いい雰囲気の中の歩きだろうに残念だ。
(大沼の風景)
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保養施設、研修施設のような建物がいくつかある所に出た。車が1台とまっていた。車道に出た。そしてすぐに湖畔。見覚えのある赤い車を見つけた。ハイトス隊は、我々とは逆方向に、ここから出張峠に向かったのかもしれない。我々は途中から下ったから、出会うこともなかったわけだ。湖畔をとぼとぼと歩き、黒檜山の登山口に着いた。11時33分。実にあっけない2時間歩きであった。車の下にはツララがたれていた。
スキー場は閑散としていたが、箕輪の駐車場には車が結構あった。鍋割山、荒山に行く方は多いようだ。ハイトス氏メールでは、ハイトス隊も撤退とあったが、おそらく、ここから両山に改めて行かれるのではあるまいか。
伊勢崎でラーメンを食べて、木家に寄る。動物だらけの家だ、犬、ネコの数も1匹、2匹ではなく複数いる。正月早々に木家のネコが2匹、K女の家に里子に出されても、庭でうごめいている動物の数は減った感じがしない。一時期、ポニーまで飼っていたところだ。以前は気づかなかったが、今度は鶏を10羽ほど庭で放し飼いにしていた。おふくろさんが漬けたタクアンを土産に帰路に着く。納豆もいただきたいところだったが、土日以外に納豆は口にいれないようにしているから、我慢して口には出さなかった。追悼山行は改めての話だな。風雪の中の歩きではこんなものかもしれない。
木とは、亡き中嶋の追悼山行を八ヶ岳で予定していたが、天候やらお互いの都合で出来ないままになっていた。たまたま、29日の日曜日が共に空いていたので、急遽、赤城の五輪尾根にスノーシュー遊びで出かけることにした。出がけに、ハイトス氏のホームページをチェックさせていただいたら、何と、ハイトス隊も五輪尾根歩きを予定されているらしい。ハイトス氏に「現地でお会いしましょう」とメールを入れた。ハイトス隊の行動開始時間はいつも遅いから、会えるかどうかは分からない。現に、後で返信をいただいたが、数十分ほどこちらの出だしが早かったみたいだ。
7時半の木家では朝食の真っ最中だった。物欲しそうな顔をしていたせいだろうか、食事に呼ばれてしまった。朝食はとらずに出て来ていたから、これ幸いにいただいた。手作りの納豆はなかなかおいしかった。雪山歩きは、朝食とらずでは確かにきつい。その意味では助かった。食事後お茶をいただき、木の車に乗り換えて赤城山に向かう。雪道運転にはからきし自信がない。本日の赤城山は鍋割山しか見えていない。かなり荒れているのが十分に予想できる。下は晴れているから、いずれは雪も上がるだろうと、楽観もしていたが、上に行くに連れ、雪の降りと積雪は多くなる。大沼にさしかかる。ワカサギ釣りのテントが目立つ。解禁になったのかなと思ったが、後で木の知り合いに聞くと、その準備のようだ。
(出発)
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(五輪峠)
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黒檜山登山口に車を置く。車は7~8台だろうか。黒檜山に向かう方がほとんどだ。ここから先の赤城道路は通行止めになっている。準備にたっぷりと時間をかけて出発。9時35分。しばらくは車道歩きだが、積雪は30cmはあるだろうか。歩く人がいると見え、スノーシューのトレースがあった。そして、前方に2人連れとワン公がいた。休んだりしていたため、自然、先行する形になる。望んでいたことではない。むしろ逆だ。木は10月以来歩いていないようだし、早足で歩くつもりもなかった。さて、このワン公、ご主人様を尻目に、しばらく我々の後ろに付いて来た。木が先行し、オレがその後ろを歩いているのだが、スノーシューの後ろの縁が犬のアゴにあたっているのに、平気でいる。10時、五輪峠に到着。
ここからは車道を離れる。今日のトレースはない。雪の上に窪みがあるだけ。それを追う。積雪は多くなる。50cmは越えたろう。木が先を歩いているが、別に先に行ってくれとも言わないので、そのまま後ろを歩く。言ってきたら交代すればいい。トレースなしを率先して先を歩きたくはない。振り向くと、後続の2人組と犬が峠で休んでいた。その後どうしたのか、もう会うことはなかった。この五輪尾根、無積雪期に歩いたことはないが、ツツジの木がかなりある。春には満開スポットになる尾根のようだ。急斜面はなく、至って緩い尾根だ。
(陣笠山)
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(薬師岳)
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10時17分、陣笠山に到着。降雪で何も見えない。かろうじて、大沼の輪郭がぼんやりと覗いている程度だ。ここまで歩いてようやく身体も暖かくなったが、じっとしていると一気に冷たくなる。気温は-10℃。さっさと先に行く。薬師岳と思われるピークが見える。意外に高く感じる。少し下り、すぐに上りになる。木からトップを要請され、しぶしぶ先を行く。雪は深くなり、スノーシューよりもむしろワカン向きかもしれない。ところどころ滑って、上がるのに難儀する。プチ雪庇も現れる。ニセピークを過ぎて薬師岳到着。10時40分。写真を撮ったが、すぐにバッテリー切れになってしまった。この冷気のせいだろう。木の意見に従い、カメラを上着の中に入れて、暖める。
(野坂峠を大沼に下る)
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10分もせずに野坂峠に着いた。大沼方面に、「熊谷市立赤城山の家」の分岐があった。このまま出張峠まで行っても、何ら問題はない。体力も消耗しているわけではないが、何だか、吹雪に近い中をずっと歩いていても、あまり意味のないような気になってしまい、ここらで下りることにする。五輪尾根は撤退だ。大沼方面に下る。雪の窪みもないが、疎林の中、方向違いなところに出ることはないだろう。ところで、さっきから、ケモノの足跡も見なかったが、ようやくシカ1頭分の足跡を見つけた。動物が少ないところなのだろうか。晴れていたら、いい雰囲気の中の歩きだろうに残念だ。
(大沼の風景)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/f5/0010fadc1990abb5ad2c72a3a1117bf0.jpg)
保養施設、研修施設のような建物がいくつかある所に出た。車が1台とまっていた。車道に出た。そしてすぐに湖畔。見覚えのある赤い車を見つけた。ハイトス隊は、我々とは逆方向に、ここから出張峠に向かったのかもしれない。我々は途中から下ったから、出会うこともなかったわけだ。湖畔をとぼとぼと歩き、黒檜山の登山口に着いた。11時33分。実にあっけない2時間歩きであった。車の下にはツララがたれていた。
スキー場は閑散としていたが、箕輪の駐車場には車が結構あった。鍋割山、荒山に行く方は多いようだ。ハイトス氏メールでは、ハイトス隊も撤退とあったが、おそらく、ここから両山に改めて行かれるのではあるまいか。
伊勢崎でラーメンを食べて、木家に寄る。動物だらけの家だ、犬、ネコの数も1匹、2匹ではなく複数いる。正月早々に木家のネコが2匹、K女の家に里子に出されても、庭でうごめいている動物の数は減った感じがしない。一時期、ポニーまで飼っていたところだ。以前は気づかなかったが、今度は鶏を10羽ほど庭で放し飼いにしていた。おふくろさんが漬けたタクアンを土産に帰路に着く。納豆もいただきたいところだったが、土日以外に納豆は口にいれないようにしているから、我慢して口には出さなかった。追悼山行は改めての話だな。風雪の中の歩きではこんなものかもしれない。
久しぶりに高木さんとの山行でしたね。高木さん=俺ださんと勝手に認識しております。普段のやりとりからは想像できない親密さがそこはかとなく感じられました。
五輪尾根なる尾根は知りませんが、山渓「奥日光・足尾・那須」を見て、だいたい判りました。この天気では途中で降りても仕方無しですね。ちなみに、当日の関越道では「赤城P~長岡ICチェーン規制」になっとりました。
自分は頬当てを面倒で付けなかったのですが、頬が凍るように冷たくなりました。
五輪峠からだったのですね。
あの風が無ければ薬師と出張のちょうど中間辺りで遭遇していた事になりましょうか。
お互い途中撤退ですが、尾根の半分は歩かれた訳で、我隊の3倍はあの状態の尾根を歩かれたのですね・・と感心しておりますよ。(笑)
「俺だ」さんともお会いしたかったですが残念です。
またそのうち機会があるでしょう。
今回、当初から良天は期待しておりませんでしたが、晴れ間のまったくない中での歩きになるとは思いもしませんでした。
五輪尾根は短時間のハイキングコースです。ふれあい道になっているか知りませんが、近くを通ってはいるようですね。そんなコースでも、あの雪の中では、おもしろくも何ともなく、ただの苦痛だけですよ。
五輪記事を拝見しましたが、着地点だけは同じのようでしたね。お会いできず残念でした。
てっきり、あれからハイトス隊は鍋割かとばかり思っておりましたが、さすがおKさんにお元気でないのではね。
ところで、我々も同類なのですが、あんな天気の中で、黒檜や鍋割もさることながら、やら鈴ヶ岳、見晴山にトレースがついていたのには驚きました。何とも、皆さん好きですね。
あまり山歩きにはとんと縁がございませんが、山で雪という過酷な条件で出かけるというは、さぞ体力(持久力かな)に自信があるのでしょう。赤城おろしに吹きさらされて利根川の河川敷でボールを追いかけている子供たちを叱咤している私には想像を絶する思いです。
私もそこいらのおっさんより元気だと自負しておりますし、朝早く起きるのは自信ありますので、春を迎え桜の花咲く頃にでもあればお伴できるかも知れませんね。
「過酷な条件」と言っても、赤城山ではたかが知れていますよ。とんでもないことをしない限りは、命をさらす状況になることはないんじゃないですかね。
利根川の河川敷で玉追いですか。赤城山本体よりも寒いんじゃないですか?今年の赤城オロシは例年よりもきつく感じていますよ。
春になったら誘いますよ。お声かけくださいよ。3人で行きましょうか。