たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

西沢渓谷で滝とモミジの競演を楽しみたかったが、そう甘くはなかった。

2024年11月02日 | 山梨県の山
◎2024年10月31日(木)

 ここのところ、用事がある日には天気が良く、ヒマな時には天気が悪いといった悪循環が続いている。すべて30分か1時間で済むような用事だが、相手がいるから変更もできない。そのために、陽が出ている丸一日を無駄にすることになる。こんな用事がこの先もぽつぽつとある。天気次第でもあるが、今季の紅葉見物は半ばあきらめている。せいぜい、さほどきれいとも思えそうにもない紅葉を、近場の低山で間に合わせで眺めて終わりそうだ。
 31日は意外だった。ラッキーとも言える。先方から用事の日付をずらして欲しいと言ってきた。前日のことだったから慌しくなる。晴れた日には日光とは思っていたが、竜頭の滝にまで紅葉が下って来ているのでは、奥日光の山は期待できそうにもない。なぜか山梨の西沢渓谷を思い出した。行ったことはなく、スポット名としては知っていた。調べたら、西沢渓谷のハイキングは距離も長く(実際に自分のGPS計測では11kmオーバーだった)、滝が続いているらしい。最新のYAMAP記事を見ると、紅葉は真っ盛りまではいかずとも寸前のようだ。西沢渓谷に行くことにした。
 太田からでは、407号線から140号線を一直線。時間は2時間半弱。8時少し前に市営(山梨市になる)駐車場に着いた。分散しての話なのかは知らないが、公称60台収容の駐車場に空きは5、6台分で危ういところだった。満車だったら、道の駅からということになる。晴れているからそういうことなのだろうが、見かける顔ぶれの大方は、自分と同様にヒマを持て余して過ごしていそうなジイサン、バアサンだった。中には若いのもいるが、そのほとんどは単独だ。

 渓谷周回の遊歩道は、整備されているわりには悪路のところもあるが、標識が豊富で、間違えることもなかったし、前後に必ずだれかが歩いている。最後の不動滝を観終えた帰路の道は、昔の軌道跡で、しっかりした道になっていて、地図を広げたり、首をかしげるところはなかった。
 期待した滝と紅葉のコラボだが、紅葉は少し早かったようだし、それでいて、すでに終わったらしき葉もあり、おっ見事というほどの紅葉に出会うことはなかった。数日前の雨で、滝の水量は多く、それだけでも楽しめた。ここは、半端な紅葉というか、当たり外れのあるこの時季よりも、新緑の頃が確実にきれいで、期待外れにならないような気がする。

(市営駐車場。上は140号線の陸橋)


(西沢ゲート)


(山肌の色づきはかなり濃い)


(遊歩道歩き。こちらに紅葉の気配はない)


(早速、なれいの滝)


(なれいの滝。枝葉でよく見えなかった)


(山神様。大嶽山那賀宮神社。戻りの遊歩道にも祀られていた)


(沢側はきれいなのだが)


(こちらはまだまだ)


(戸渡尾根入口。甲武信ヶ岳に通じている)


(ずっとこうなら歩いていても楽しいのだが。そうはいかなかった。黄色はかなり焼けている)


(こちらは徳ちゃん新道入口。これもまた甲武信へ)


(田部重治文学碑。お名前しか知らない。読んだことはない)


(二俣吊り橋を渡ると)


(鶏冠山が見えた)


(紅葉盛りなら絵になりそうな場所だった)


(沢側は相変わらず)


(道は次第に細くなってきた)


(あそこから大久保の滝が見えるようだ。ここは急登になっている。こういうところが何か所かあるが、さほどに長くはない)


(大久保の滝。ここもすっきり見えない)


(これは三重の滝の下流だが、水路のようになっている。両サイドが鋭く削られている)


(三重の滝)


(エメラルドグリーンといったところか)


(西沢の流れ。右上に歩道。ハイカーの姿が見える)


(看板には「ウナギの床」とあったが?)


(きれいな小滝。それだけと思ったが)


(この奥の岸壁に向けて「人面洞」とあった)


(アップで撮ったが、どれが人の顔なのかわかりづらかった)


(こんな小滝には名前はないのだろうね)


(ここは泥濘もあった)


(これを見る限りは、渓谷の紅葉もこれからといった雰囲気だが)


(竜神の滝)


(紅葉を入れてみようとしたが、あまり冴えなかった)


(恋糸の滝。これは別沢からの落ち)


(貞泉の滝)


(少しアップで縦にして)


(貞泉の滝の落ち込み)


(ここはグラついて不安定な歩きを強いられた。むしろ、ビールケースはない方がよいかも)


(西沢沿いの歩きはまだ続く)


(陽あたりの関係だろうか。歩き出しから気になっていたが、黄色が目立って目に入る)


(母胎淵)


(すっきり紅葉だったらさぞきれいだろう)


(こんな標識があった。10km区間の、まだ3.5km地点ということだろう)


(右手から沢が流れ込む)


(一週間後ならどうだろうか。惜しい風景)


(これだとまだまだになるが)


(ヘルメットをかぶったお二人。巡回されている方だった)


(カエル岩)


(方杖橋から、七ツ釜五段の滝の最下段らしきものが見えた。上に歩道。歩いているハイカー4人)


(滝見の前に。ついきれいだったので撮ってみた)


(七ツ釜五段の滝。日本の滝百選にもなっているらしい。強いて数えれば五段に見えなくもないが、全景と記す自信はない。というのも、あちこちから何枚も撮ったから、頭の中で混乱してつながらなかった。)


(四段目から上と記すしかない)


(改めて五段目。前掲の写真は、向こうに見える橋から撮っていた)


(淵は色からしてかなり深そうだ)


(アップで撮ってみたが、興奮しているせいかボケてしまった)


(五段滝の上の流れ)


(ラストの不動滝。クサリで降りられないようになっていたが、少しばかり越えて撮った)


(西沢「渓谷」はこの標識の先で終わる)


(この樹のことと思うが)


(山肌の紅葉を眺めて)


(帰路となる。左下から登って来た。後ろにはベンチのある休憩地。鉄のレールが一本)


(しっかりした道の歩きになっている)


(随分と賑やかな赤だった。陽があたればどういう色合いになるのだろう)


(ここで半分? 後半部が長いようだ)


(ここの軌道跡、正式には旧森林軌道というらしいが、左が急峻な谷になっていて、「ころばし」という、人馬が転落する事故が多かったらしい。看板にそう書いてあった。ここもレールが谷側にはみ出している)


(ずっと日陰なのか湿っぽい道)


(普通なら、これは9月末の色づきではなかろうか)


(「大展望台」から1)


(同じく右に2)


(同じく3)


(山並みの山名はこれ)


(自分には、このレベルが好み)


(どぎつい赤もあった)


(大久保沢。この下流に、最初に見かけた大久保の滝があるのだろう)


(このままなのか、さらに進むのかわからないが、好みなので)


(軌道がそのままにあったが、不思議にこの区間の軌道幅は狭い。廃止後に寄せたのだろうか)


(帰り道には、こんな橋がいくつもあった。見た目は安心だが、渡しの部分が網目になっているので、少し不安にはなる)


(ここにもあった山神様)


(ここは、雨が続けば池になるのでしょう。興味本位で×印まで行ってみると)


(乾徳山林道とあった。乾徳山に通じているのかよくわからないが、かなりの距離があると思う。山名からマイナーに感じて行くことはなかったが、知人の薦めもあり、20年前に期待しないで登った乾徳山はなかなかの山だった)


(鶏冠山が正面に大きく見えた)


(あれっ、記憶にある風景だなと思ったら、往路とここで合流していた)


(時刻は11時30分。これから探索する方も結構いる。お手軽周回コースと言えなくもないが、泥濘を気にしなければ、スニーカーでも歩けるかとは思う。サンダル履きはやめた方がいい)


(ダメ押し)


(ゲート)


(駐車場到着。少しは空いたか)


(今回の歩き)歩行距離は11.6km、累積標高差は670m、周回した時間は3時間30分弱だった。

(この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)


 まだ昼前。帰路にどこか、紅葉を楽しめるところはないだろうか。スマホで調べる。秩父の中津峡あたりはどうだろうと思っていたが、「まだ緑」とのこと。秩父に一か所、「見頃」があった。ただ、これはイチョウの見頃。秩父ミューズパーク。そのまま帰るよりはまだよいかと寄り道することにした。
 とてつもなく長いイチョウ並木通りだった。観光客やら散歩している方も多かった。足も疲れて途中で切り上げたが、見頃はもう一週間先かなと思った。目の保養にはなった。
 これは写真を並べるだけにした。













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