丸の内 テニスカフェ

malibu string labo.

ピュアアエロを2本張りトップダウンで張る

2021-02-25 | ガット張り 


今回はストリングがヨネックス・ポリツアースピンということで2本張りトップダウンにした。

ピュアアエロはプロ用マシンを使ってボトムアップで張る限り比較的フレームの変形が少ない方だとは思うのですが、以前この左右非対称グロメットのピュアアエロをユニバーサルATWで張った時にかなりトップ側が広くなることは解っていた。それでもまあバリバリのスピンガットということで張るのがラクチンなトップダウンですw

張り終えた後のボトム側のアームはやや緩くなっており、

トップ側のアームは緩めるのにけっこう力を入れなくてはならない。

アマチュアストリンガーのみなさんのブログを拝見すると、ATWを含めてトップダウンでフレームを変形させずに上手に張っているという事が正直なところ僕にはちょっと不思議に思えたりする。僕がトップダウンで張るとボトムアップにくらべてフレームの変形率が大きくなるからです。まあ、トップダウンで多少の変形はしょうがないなというかアタリマエだと思っている僕は、トップダウンだろうがボトムアップだろうがクロスを張る途中でのマシンのテンション調整はメンドクサイというか疑問に思っているので現在はまったくやっておりません。
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ガットの張り方 malibu string labo

2021-01-22 | ガット張り 



ラボでは最近2本張りが主流になりつつあります。2本張りのメリットはロングサイドとショートサイドの区別がないのでストリング長の計算が簡単なこと、メインを張る際の手繰り寄せが楽なこと、そしてミスショット時の角切れがわずかではあるが少なくなるということです。デメリットはノットが2倍になることと、ロールを使う場合に張れる本数が1~2本分位減ることですか・・・。

ミスショット時の角切れがわずかに減るということに関しては、1本張りでメインからクロスに移行する場所での角切れがトップ側でもボトム側でも発生するということに関係しています。

普通、ノットを作ることによるテンションロスはテンションの上乗せ(ノットテンション)とかリペアプライヤを使うことによって解消しようとしますが、ここで頑張る必要はまったくないですね。メインの最後の2本とクロスの最初と最後の2本のテンションロスは打球感に影響することはないですからw 逆にこの外周のテンションがルーズになることによって角切れが減る、かもしれないw


と言う訳で、クロスの両端をクロスストリングにタイオフするということはちょっと見栄が良いとか、ここでのテンションロスはあっても良いとか、あった方が良いとか、まあとにかくテキトーw
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チューンド X-ONE BIPHASE

2021-01-06 | ガット張り 


malibu string labo では10年位前から同じストリングのラフとノーマルのハイブリッドと、同じストリングのゲージ違いのハイブリッドをクールブリッドと総称してその検証をしています。クールブリッドのメリットは単張りに比べるとスピン性能とホールド感の向上、それにともなう打球感の変化などがみられます。デメリットはやはりコントロール性能の低下がややみられるということでしょうか。まあ、中には思ってもみなかった結果が得られることも。現在僕が最も気に入っているメイン・アルパワーラフ×クロス・アルパワーの場合、アルパワー単張り以上のホールド感と使いやすさ、そして何故か爆音仕様w といった具合に。

ラボではこれまで色々試してきて、コスト的にもパフォーマンス的にもハイブリッドには全く向いていないと断定していたマルチストリングでしたが、エックスワンバイフェイズの134ゲージを試してみて、これはもしかしたらクールブリッドには向いているんじゃないかなと思った。

と言う訳で、118以外のゲージ(124、130、134)を購入して試してみた。

左から134×124、134×130、130×124です。

まあ、どれもあたりまえですがマルチとは思えないくらいにスピン性能は向上します。ただ、134×124の打球感というか打球音はちょっとビミョ~です。エックスワンバイフェイズの澄んだ金属音よりも「カシッ!」というストリングの乾いた振動(摩擦)音が大きく響きます、それもうるさいくらいにw 振動止めを使用する人には問題ないでしょうけど、慣れるまで違和感大ありでした。まあ、その分スピンは面白いようにかかる、というか、こりゃもう本当にスピンをかけたくなってしまうw 

打球感は130×124がイイカンジですね。134×124のように振動音が気になることもなく、澄んだ打球音はそのままで普通にイイカンジw これはRF97というフレームのせいかもしれませんが、この冬の時期には最も使いやすいかなと思いました。それにしても134×124はオモシロ過ぎるw

さてさて、やっと118以外のゲージとクールブリッドをすべて試したところで、ラボでのエックスワンバイフェイズ提供開始です。

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ATW

2020-12-17 | ガット張り 
僕は夏の終わりに右足ふくらはぎの肉離れでしばらく安静にしていなければならない状態だったのだけど、残念なことに僕は近くの高校のほとんど専属ストリンガーみたいことになっているので、あの時期新人戦とかもあってストリングの張替えは容赦なくやって来た・・・

で、両足で立つこと自体が困難な状態だったので、少しでも足にかかる負担を軽くするために、しばらく椅子に座って張ったりとか、使うツールも最低限にしたりとか、2本張りにしたりとかしていた。ATWとかはまあ論外w

で、思ったのですが、よほどストリングパターンとかの制約がない限り1本張りより2本張りの方がラクチンだな、あ、いや、質は良いんじゃないかなとw

僕はずいぶん前からATWに関しては否定的だったのですが、とりあえずどんなラケットにどんなオーダーが来ても、さりげなく『出来るよ』と言いたいがために時々『ガット張りのおけいこ』をしている。我ながら無駄なことをしているなとは思うのですがw 

巷で言われているATWのメリットってのは、打球感の向上とかフレームにやさしいとか言われていますが、実際にはトップダウンはボトムアップにくらべて変形を抑えるのが難しいのでフレームにやさしいと言うにはかなり無理があるw 

そして打球感がよくなるというのは、普通にATWでクロスをトップダウンで張るとフェイス上部の張り上がりテンションが落ちてホールド感は良くなるかな・・というだけの事で、だったらテンションを落とせば良いだけなんじゃないかとw 打球感はフレームとストリングでほぼ決まりますから、ストリンガーはただただ安定した張りを提供するだけです。

それで今回痛切に思ったことは、僕にとってとりあえず必要なATWは『元祖アガシ張り』とその応用くらいじゃないかなと思ってしまった。まあ、出番はほとんどないですがw この張り方は普通の1本張りのATWにくらべるとメインガットの調整の範囲が広いので、フレームの変形に対する様々な対応が可能かもしれませんね。ウィルソンのSラケとか・・・。まあ、僕はこれまでも、そしてこれからも失敗したナチュラルガットのリカバリーでしか使うことはないかなとは思いますが。

と言う訳で、僕はテンションフリーで上から張っても下から張ってもあまり変わらないクールストリンギングをしているので、普通の1本張りと2本張りにくらべると2本張りの応用編(元祖アガシ張りとか)以外のATWのメリットは僕にはナイな・・とあらためて思ってしまった。まあハッキリ言ってどんな張り方をしてもたいして変わらないので、普通はケースバイケースでカンタンでラクチンで速く張れた方がイイと思うよw

と言う訳で、
次回の『ガット張りのおけいこ』はノーカウントユニバーサルATWの検証を予定しています。


 
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ラケットの異音

2020-11-05 | ガット張り 


最近ストリングの張替えで、ラケットからビィ~ン、バィ~ンと変な音がするので見てもらえませんかと言われた。ラケットはヨネックスのブイコアプロ97。

で、手で叩いてみると確かにビィ~ン、バィ~ンという異音が確認できた。見た目フレームにヒビは入ってないようなのでゴミでも入っているかなと思って、バットキャップのフタを外してみたのですが、コイツはフレームにウレタンフォームが充填してあるのでゴミではない。

で、フタを外した状態で叩いてみると異音はしなくなった。フタが共振していたのですね。

と言う訳で、フタの内側に両面テープを張り付けて完了。修理というほどのことではない。

それから数日してまたストリングの張替えで「ラケットからヘンな音が出るんですよ~、もう買い替えですかねえ・・」と言うので「直しといてあげるよ」と言ったら、「え~ホントですか!」と言われてしまったw これもヨネックス。

センサー対応のバットキャップは外れやすいので共振しやすいのかもしれませんね。特にヨネックスのフタはコートに落ちているのをたまに見つけるw

まあ、フレームからビィ~ン、バィ~ンと異音がする時は、とりあえずバットキャップのフタを外して確かめてみましょう。

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ガット張りをする前に

2020-10-06 | ガット張り 

古いストリングを切って外すのですが、
まあ、特に注意することはなにもないw

これは僕が使っているストリングカッター、

一応ゴーセンですが、いわゆる万能ハサミというヤツです。
これでボトム側からストリングが交差しているところを、

このへんからテキトーに斜めに2本ずつ一気にバリバリ切る。

で、あと残ったストリングを切る。

まあハッキリ言って、
どうせ捨てるガットなのでどう切ってもまったく問題はないし、
もちろんこんなところでこだわる必要はまったくないw

で、ストリングを外した後でグロメットの掃除をする。
僕が使っているのはシリコン系のタイヤクリーナー、

たまたまガレージにあったというだけで、これもまったくこだわりはないw
これをブラシに吹き付けてグロメットとフレームををゴシゴシする。
これでフレームとグロメットはピカピカ、グロメットの摩擦抵抗も確実に減りますね。


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Kimony Power Pads (2)

2020-09-30 | ガット張り 

キモニーのニュースティックオンですが、普通に付けるとずれてしまう。
で、今回はシリコングリスを塗ってみた。


まあ、こんなところでいいでしょ、摩擦抵抗も少なくなるし。

今回使ったシリコングリスはこれ、

信越化学のG40M-100です。

メイン:バボラVSチーム
クロス:アルパワー
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KLIP Armour Pro × LUXILON Alu Power Limited Edition

2020-09-25 | ガット張り 

メイン・アーマープロ、クロス・アルパワーレッドです。
これ、一度はやってみたかったハイブリッドなのだw



まあ、最も美しいナチュラルハイブリッドだとは思うのですが、このクリップのアーマープロレジェンドツアーのコーティングは、発色はすごく良いものの摩擦抵抗が大きく耐久性に欠けますね。なのでクロスはトップダウンです。ナチュラルガットはやはりナチュラルカラーでいいかなと思うw
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ガットの張り方 スタートの手順(改)

2020-09-18 | ガット張り 
ラボのガット張りにおけるスタートの手順を改めて紹介します。

まず古いガットを取り除いた後、清掃とストリングを滑りやすくするためにグロメット全周にシリコン系クリーナーをかけます。僕はタイヤクリーナーを使っています、いわゆる吹き付けるだけでツヤツヤってヤツ、これをブラシに付けてゴシゴシやるだけw

1

センター2本を通し、片方をスターティングクランプで止めて置きます。ポリの場合は角切れ防止アダプターを入れています。まあコレはなくてもいいかもですw

え~、ガット張りを教える際は2本引きスタートにしていますw

2

テンションをかけます。

3

スタクラで止めていた方のガットをフレームから少し離してクランプで止めます。クランプ同士の干渉を防ぐためです。GM-1400(MODEL-1400)のクランプはほとんど干渉しなかったですけど。

4

テンションをかけているガットをクランプで止めます。

5

続けてもう1本張ります。

6

スタクラで止めていた方のガットにテンションをかけ、スタクラを外してからボトムサイドで間隔を開けて止めていたクランプを外し、トップサイドで止めます。もちろん逆パターン(トップダウン)もあります。

7


続けて2本張ります。これで合計5本です。

8 後は2本ずつ交互に張っていき、

終了。

フレーム内のガットには常にテンションがかかった状態でクランプするというのが基本と言えば基本ですかねえ。それと、6本目から交互に2本ずつ張るのは作業効率(リズム)を良くするためです。以上が malibu string laboratory のスタンダードです。旧スタートの手順とほとんど同じ、道具が変わっただけで進歩はまったくないどころか、昔はセンター4本はテンションアップしていたこともありましたが、今はな~んもしていませんw

まあ、前回の検証から解るように1本張るごとにフレームはわずかに変形していく訳で、ここで過度の緩み取りとかテンション調整とか余計な事をやっちゃうと、変形量の流れが変わってややこしい事になってしまう。僕の場合はストリングだけでなくフレームにかけるテンションは常に一定(縦横で変える場合はある)とする、マシンにおねがいっ!のクールストリンギングなのでw、こりゃあそれこそテキトー過ぎて真面目にやっている人達からおしかりをうけることは間違いないなw



追記
hari-kichiさんのブログで、テンション誤差が生じるのは実はグロメット部分の静止摩擦係数によるものが大半だという指摘が NYCさんからありました。hari-kichiさん、NYCさん、いつも貴重な情報ありがとうございます。
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ガット張りにおけるフレームの変形について

2020-09-13 | ガット張り 


現在ストリングマシンのラケットフレームの固定は6点支持が主流になっています。センタービリヤードでフレームの中央を内側から外に押すように固定し、4本のアームで楕円形のフレームの四隅を外側から押さえるように固定する型式ですね。シロートの僕なんかが思うには、もっとちがった固定方式があってもいいような気もしますが・・・。

まあ、ワールドスポーツとしてのテニスはビッグビジネスに違いはないのでしょうが、ことガット張りに関してはかなりニッチな業界なので進歩が遅いのはまあ仕方がない。期待していたヨネックスのニューマシン、プレシジョン9.0もターンテーブルのオートロック化とエレベーターの電動化がやっと追加されたぐらいで、なんとプロテック8の約5割高になってしまった。消費税分だけでホーム用マシンが購入出来そうですが、それでもこの機能はやっぱり欲しいw

と言う訳で、ストリンギング中のフレームの変形に関して、今回はメインストリングを張る際のビリヤードの間隔の変化を計測してみました。まあフレーム各所の計測はメンドクサイのでw 

マシンにセットした状態で計測

クチバシによるビリヤード間測定、これで自動で連続計測が可能。
ノギスがズレない様にターンテーブルにはブレーキをきつめにかけておく。

最初のセンター2本にテンションをかけるのですが、僕は2本同時に引くことはしないで、片方をスターティングクランプで止めておいてもう片方にテンションをかけてから2本ともクランプしています。クランプが干渉するのでスタクラ側は少し開けておきます。

3本目

最初にフレームから離してクランプしていた1本にテンションをかける。
意外でしたがここでは変化がなかった。

続けて4本目を張る。

これでセンター4本完了、そのまま続けて5本目を張る。
僕は最初2本張って、次に反対側3本を張り、あとは交互に2本づつ張っていきます。




















メインガットを張る前と張った後をくらべると、


今回の結果では約3mmフレームが縮んでいた。

ストリングマシンはヨネックス・プロテック8、テンション50ポンド。
計測器はミツトヨデジタルノギスを使用。
今回試料に使ったラケットはヨネックス・レグナ98、
ストリングはラボで最も硬いボウブランド・ボウスター25でした。

この結果に関しては以前 harikichiさんからターンテーブルの剛性、中でも特にビリヤードの変形によることが大きいという的確な指摘があったことを付け加えておきます。

まあ、マシンのちがいとか試料のちがいとかで多少の差はあるとは思いますが、結局のところあとはクロスガットのテンション調整でうまくごまかしたらいいんじゃないかとw
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プリンス・エンブレム120を張る

2020-06-02 | ガット張り 


ラボで推奨するハイブリッドが増えてきたこともあって、このところ2本張りで張ることが多くなってきた。で、個人的な感想としては2本張りの方がラクチンなんじゃないかとちょっと思えてきた。

まあ、メインを張る時にロングサイドをズリズリ手繰るのと、ノットを2個余計に作るのとではどっちがメンドクサイかという問題ではあるw 

それ以外では、1本張りはストリングの長さは短くすむけど、ストリングの種類によってはダメージはあるかなとか・・、ノットによるテンションダウンは確かにあるが、逆に言えばメインを張り終えた時のフレームの変形はほんのわずかではあるけれど少ないのかなとか・・、色々と考えてしまう今日この頃。

で、このエンブレム120ですが、デカイw

ポストの位置は一番外側です。
ボトムアップ2本張り、クロス4ポンドダウン、ストリングはヨネックス850X(クロス)でした。

ガット張りはただの単純作業に過ぎないので、慣れれば(まあこれが大事ですがw)誰がどんな道具でどんな手順で張ってもたいして変わらないと、僕は相変わらず思っている。打球感はラケットとストリングでほぼ決まりますから、ガット張り自体はラクチンカンタンであることに越したことはないです。 

と言う訳で、ハイブリッド以外で1本張りか2本張りかは今のところケースバイケースですが、どうもこのところ2本張りが多くなってきたような気がする。
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Babolat VS 130×125

2020-05-23 | ガット張り 


現在ラボのハイブリッドは基本、バボラVS×アルパワー(ラフを含む)と、ポリで同じ銘柄のゲージ違いとラフ×ノーマルにほぼ限定されています。まあ最近、誰も他の組み合わせを指定しなくなったというか、僕が勧めないのでw

で、今回マリブ・ストリングラボが提案するハイブリッドとしてナチュラルガットのクールブリッドを試してみることにした。まあ高額過ぎるのでハッキリ言って今回限りになるとは思うのですが、アマチュアストリンガーの場合根本的にデータの蓄積自体が貧弱なので、こういうのもやってみること自体に意義がある・・かもしれないw

バボラのナチュラルは大まかに言ってトニックとVSの2種類があって、たぶんショップで張ってもらっている人の多くはトニックを使っていると思います。で、ナチュラルガットってのは柔らかくホールド感がある上に弾力があると思っている。もちろん間違ってはいません、とりあえずナチュラルガットですから、最も新しいルキシロン・ナチュラルもそんな感じです。

ただ、メチャクチャ高品質だったボウブランドのチャンピオンシップやパシフィックのオレンジブルを使ったことがある人にとっては、それに加えてシャープな打球感と、なによりも手に伝わってくる情報量の違いってのが今でも記憶に残っているんじゃないかなと思います。

バボラ・タッチVS(旧VSチーム)の場合、125はそれに迫る感じはあるもののシャープさとパワー感がちょっと劣る気がします。そして、130はパワー感はあるもののやはり硬過ぎる。で、中間のゲージがあればなと思っていた。まあ、あくまで個人的な意見ですがw

と言う訳で、中間のゲージってのは入手不可能なので、ハイブリッドにして試してみることにした。これまでの経験からメインガットに130、クロスを125にしてみました。

試打用のラケットはRF97レーバーカップエディション(レッド)です。

クロスもナチュラルなのでトップダウンです。

張る前にハンドストレッチはしますが、ナチュラルだからといって特別なことはしません、ラボでは普通にクールストリンギングです。

と言う訳でラボ主催の試打会(こじんまりとですw)をしたのですが、
おお、ナチュラルってこんなんだったよなあ・・とか、
うわっ、ホールド感が凄いのにボールが軽く感じるなあ・・とか、
打球感も飛びもちがうなあ・・とか、
で、まあ、結局のところ今のセッティングでイイかな・・とww

僕個人の意見としてはですが、ナチュラル独特の金属質の高音な打球音、ボールを重く感じさせないナチュラル特有のホールドと反発力、そして手に伝わってくる繊細な情報量、やはりシンセティックには未だ比べるに値するストリングは存在しないなと再認識しましたが、それでもまあ僕も今のセッティングでイイなと・・w 現在僕のお気に入りはチューンドアルパワーです。


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チューンドアルパワー

2020-03-03 | ガット張り 


やはりRF97にはアルパワー・シルバーがよく似合いますね。
これはメイン:アルパワーラフ、クロス:アルパワーのハイブリッドです。

クロス4lbs.ダウンのボトムアップ、クールストリンギング。

特徴はホールド感と打球音。ラフの扱いにくさが消えヒッカカリ感が残り、ノーマルの特徴であるホールドを更に増したような感覚を覚えます。それなのに打球音は大きくなる。これはメインガットの振幅幅がノーマルあるいはラフ単張りよりも大きく、そして振動が速くなったからでしょうねえ。1+1が2以上になったハイブリッドの典型だと思います。あくまで個人的感想ですがw

アルパワーラフはガット表面にダイヤ型の溝が彫ってあるので、接触面積がノーマルに比べて少なくなり、結果的にノーマルアルパワーの平らな表面上でラフ同士のようにひっかかることもなく、逆にスリップしやすくなったと考えられます。で、ボールには良く引っかかる。スナップバックのチューンアップってところですかねえw

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VS TOUCH 130 × アルパワー RED

2019-12-03 | ガット張り 


ナチュラルとアルパワーはラボでは定番のハイブリッド。ラケットはヘッド・ユーテック・フォースター(でいいのかなw)、あとこれにエラストクロスをつけて完了。

このラケットのオーナーは古希を過ぎてもなお動きが素早く、ピンポイントにキックサーブとスライスサーブを打ち込んで来ます。もうメチェクチャ凄いし、そりゃもうメチャクチャ楽しいデス!
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VSタッチ130 × アルパワー

2019-11-14 | ガット張り 


マリブ・ストリング・ラボではこれまで色々なハイブリッドを試してきた結果、バボラVS×アルパワーとポリのクールブリッドが現在主流になっています。

ナチュラルガットに関しては、ボウブランドに続いてパシフィックが手に入らなくなった今となってはバボラVSチームかVSタッチ以外の選択肢はなくなりました、これは本当に残念なことです。まあ、他にもクリップ、ルキシロンその他あるにはあるのですが、残念ながらどれもコストパフォーマンスがラボの基準(僕のコノミですけど)に達してなかったです。

と言う訳で、今回は久し振りにVSタッチ130とアルパワーのハイブリッドです。このところVSチームを主に使っていたのですが、もう少しパワー感が欲しいということでVSタッチに変更です。

しかしまあ、ナチュラルはバボラVS一択になって以来、打球感がゲージの違いだけでどうしてこうも違うのだろうと毎度毎度感じてしまう。僕としてはこの中間ゲージを作ってくれんかなと何時も思うのですが・・・
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