うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

母さんと猫

2019年08月09日 | 日記

うちの母さんは、

猫が嫌いだ。

 

おはようございます。

子供の頃、私はあらゆる動物を拾って帰った。

ハトの雛やコウモリ、亀や何かの幼虫と、

実に子供らしい拾い物をしては、もれなく叱られた。

当時は、不思議と猫は拾った記憶が無いのだが、

猛々しい鶏を拾って帰った時は、さすがの母さんも、

叱る事を忘れて、悲鳴をあげた。

 

動物が得意ではない母さんから見れば、

私は手に余る子供だったろう。

母さんは、私の事を、腫れ物かイボか魚の目のように扱っていた。

今思えば、私は脅威だったのかもしれない。

口数も少なく、何の主張もせず、甘えもねだりもしなければ、

時には数日、何も食べ物を口にしなくなるような、

そんな訳のわからない子供だった。

 

「鶏て!そんなもん、どこで拾ったんや?」

それしか、言葉が見つからないのも仕方ない。

養鶏場が近くにある訳でもなければ、

ご近所さんに鶏を飼っている家がある訳でもないのに、

見つけてきてしまうのだから、仕方がない。

 

それでも、どうにか健康に育て上げ、

嫁に出したと安堵したのに、出戻って来た。

「親孝行しない代わりに、暇つぶしの相手になってやる!」

と、豪語して出戻って来た。

母さんからすれば、その訳の分からない発言も脅威だったろう。

 

そして、まだ治ってはいなかった訳だ。

動物を拾う癖。

実家に預けた猫の数は、ほくろで7匹目だ。

だから、私は7回叱られたことになる。

「わしは、知らんぞ。猫なんて預からん。」

母さんは、子供の頃から猫が一番嫌いな動物だというのに、

娘は、そんな事お構いなしで、

凄い剣幕で叱る母さんに、「ほいっ」と手渡す。

そんな母さんは、猫アレルギーだ。

猫を預かると、必ず鼻水が止まらなくなる。

母さんは、猫アレルギーの自覚はない。

ずっと風邪気味だと思い込んでいるから、

だから、私は、黙っている。

「母さんは、猫のアレルギーだと思うぞ」とは絶対、教えてやらないし、

教えたところで、母さんは認めはしない。

だって、毎回、無理やり子猫を抱かされると、

母さんの顔が、ふわっと緩むんだもん。

 

ほくろを預かって間もない頃

母さんの足は、子猫の爪で傷だらけ。

 

ご飯も、落ち着いて食べれやしない。

 

そして、今でも、やっぱり

ほくろは、母さんと遊ぶのが一番好きだ。

 

明日から、私は大型連休に入り、

それを機に、ほくろはジジババ保育園を卒園する事と相成る。

 

ほくろ?

ジジババ保育園で遊ぶのは楽しかったな。

ほくろ「ばちゃん、だいちゅき」

なんちゅー顔や!

 

母さん、毎度ありがとうございます。

あっ、盆過ぎ頃から、次の3匹、送り込むからな~ヒッヒッヒ。