去年の5月23日、
私は子猫を1匹手に入れた。
おはようございます。
真っ黒ですごく小さな猫だった。
手の中にすっぽり収まる子猫は、キンキンに冷えていて、
大きな声で鳴いていた声は、まるで冷房の風のようだった。
他の兄妹は、もう死んでしまっていた。
「よく頑張ったね。」
なんて言ってられないくらい、母ちゃんは急いだ。
急いで病院へ連れて行ったら、院長は、
「この子、どうしたの?」
なんて聞く間もなく、診察の順番をすっ飛ばして、急いだ。
看護師さんは、
「カルテ作るから、この子のお名前を?」
より先に、
「こういう時は、ドライヤー!」と急いだ。
忙しい日だったね。
なのに君は、いつものんびり穏やかだ。
ほくろたれ蔵、
たれちゃん、
我が家に来てくれて、ありがとう。
どうしたの?
母ちゃんだぞ?
たれ蔵?
た~れぞっ!
この、被る傘、どう?
お前とのん太が、傘をガジガジに破っちゃったもんだから、
新たな発想の傘を、買ってみたんだ。
フリーハンドだぞ~。
たれ蔵「か・・・母ちゃん・・・」
お前たちのせいだかんな~。
お前たちのせいで、血迷って買っちまったんだかんな~。
2本も。
うひひひ、のん太が怯えとる~。
ほくろたれ蔵、1歳になった。
こんな母ちゃんのとこに来てくれて、本当にありがとな。