うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

雨が嫌いになった訳

2024年10月04日 | マアコのこと

いつからか、

私は雨が嫌いになった。

 

おはようございます。

激しい雨の日は、野良猫には会えない。

食いっぱぐれないように、車庫で雨宿りしていればいいものを、

野良猫は、人の匂いのする場所では休んだりしない。

腹を満たすことより、もっと大事なことがあるのだろう。

「なぁに、心配することはない。濡れてでもおいで。

ちゃんと拭いてあげるんだから。」

そう言ったって、野良猫は人に体を拭かせたりはしない。

助けてだなんて、言わない。

 

野良猫にとって、雨は苦手であり恵みだ。

すっかり私の飼い猫気取りだった野良猫でさえ、

器に水を用意してやっても、それを飲んだ試しはなかった。

「雨上がりの水溜りは、そんなに美味いのかい?」

チャー坊も、助けてと言ったことは無い。

「僕は、君と居たいのさ。」

そう言ったんだ。

 

マアコは、そんなこと言わないなぁ。

言ってくれるようになるのだろうか。

最近のマアコは、すっかりケージに慣れた。

ついに、扉も取り付け、あとはその扉を閉めるのみだ。

マアコに餌付けを始めて3か月。

苦節3か月で、マアコの捕獲の目途は立った。

とはいえ、今は子育てをしているから、この間に更に慣らす。

そのおかげで、食べている間だけだが、

撫ぜさせてくれる範囲が広がり、

尻尾の付け根を撫ぜると、尻をあげるようになった。

私は、その柔らかな被毛に、

「この手を忘れるな。忘れないで。」

と祈るように、5本の指の爪を立てる。

優しくなぞるのではなく、爪痕を残すように撫ぜる。

爪痕が消えるまでは、まるで時が止まったようで、

私は、過ぎ行く時を追うように、また爪痕を残した。

 

今日は、昨日に引き続き、予報は雨だ。

私は、いつからか、雨が嫌いになった。

 

あやさんは、なんか浮かない顔してる?

あや「あたし、おばちゃんに撫ぜて欲しい訳!」

でも、おじさんが撫ぜてくれるから、いいんじゃない?

 

ほらほら、おじさんが・・・

あや「違うのぉ!」

いや、気持ちよさそうじゃないの?!

 

あや「不満だわ。どうしても反応する猫のサガが悲しいわ。」

 

あや「あたしは、おじさん嫌いなのに・・・」

 

ほい、また来たよ

あや「だから、嫌なのぉ。そこ、気持ちいいけど、嫌なのぉ」

良い顔してるじゃん?

 

あや「ちょっと笑ってないで、なんとかしてくれる?」

 

あっ、また来た!

あや「あぁぁ、さいあく~~~」

実に、複雑な心境ですな!