うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

命日の思い出

2024年10月11日 | うんこの事

我が家は何も変わらない。

 

おはようございます。

猫砂が当たり前みたいに散らばる床も、

よれたままのマットも、猫の嘔吐物のシミもそのままで、

ただ、撮りためた写真を眺めていると、

何も変わらないこの部屋に、彼らが今、

ここに居ないことが不思議でならない。

 

今日は、うんこの命日だ。

長いこと、うんこの写真を振り返って見ることさえ出来ずにいた。

見てしまったら、この部屋にうんこがいないことを思い知ってしまう。

私は、それが怖かった。

 

我が家は何も変わらない、変わらないっと

呪文のように、自分に言い聞かせて過ごしてきたが、

この部屋は、実は大いに変わっていた。

床に散らばる猫砂は、ああ、それは相変わらずだが、

うんこは、もっと大胆に砂を床に掻き出していたし、

よれたマットが敷いてあった床には、違うマットがよれていて、

あちこちに残るシミに、うんこが残した嘔吐のシミは一つもない。

それどころか、うんこが可愛がって育てた、たれ蔵もいないじゃないか。

 

我が家は、すっかり変わっていた。

うんこもたれ蔵もいないのに、平気な顔して笑っているし、

死んでいった猫らを思い出して、泣いてみたりしながら、

私は、どうしようもなく私のまま、生き続けている。

どうしようもない私のままなくせに、

死んでいった猫らの分、私の胸に眩しい思い出が刻まれていく。

私は、その眩しい思い出の分だけ勇気が湧いて、

いけしゃあしゃあと私のままでも、生きながらえてしまえている。

 

これは、記事にしたこと、あったっけ?

『掃除機と闘う猫』

うんこらしくて、たれ蔵らしい対決だね。