うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

強かな猫

2025年02月05日 | マアコのこと

寒波といっても、

我が町は雪の心配などは、あまり無い訳で・・・

 

おはようございます。

とはいっても、寒いものは寒い。

寒波で最も心配なのは、外で暮らすマアコとデッカだ。

キンピカハウスは、カイロで24時間床暖房にしている。

時々、デッカは入り口から半身を出してうな垂れるくらい温かいようで、

その様は、風呂にのぼせた子供みたいだ。

マアコは呼ばれるまで、キンピカハウスから出てこない。

「ご飯だよ~、マアコ~」

そう呼ぶと、足が冷たいのか小走りでやって来る。

そのくせ、すぐには食べず、まずは私に撫ぜられるのを待つ。

マアコは、私に甘えるようになって来た。

 

そんなマアコに、私は一抹の不安を抱く。

私は、マアコに、2度の飯と弱さを与えているのじゃないだろうかと。

生き抜いてきた野良猫の強かさを、奪っているのではないだろうか。

ごめん。

そう思っていると、マアコは何かを思い付いたように走り去ってしまった。

「どうしたの?マアコ、もう食べんのか?」

声をかけても振り向きもしない。

残されたデッカは、相変わらず柔らかいウェットしか食べない。

「デッカ、お母ちゃん行っちゃったよ?」

デッカは、文字通りデカい子猫のくせに、

マアコがいないと、すぐべそをかく子だが、

食べている間と遊んでやる時だけは、泣かない。

 

しかし、

デッカが食べおわる頃、マアコがひょっこり戻って来た。

なんと、小鳥を咥えて戻って来たのだ。

ほんの数分の間に、マアコはサクッと小鳥を捕まえて来たという訳だ。

その小鳥を、デッカの前にぽとんと落とした。

デッカは大喜びで小鳥の亡骸を弄び、

私は、右手に用意していた新品の猫じゃらしをぽとんと落として、

悲鳴を飲み込んだ。

小鳥は哀れだが、私はマアコの強かさを目の当たりにして、

ほんの少し救われた気がした。

 

さて、私もご飯食べよう。

さぁ食べよう。

のんちゃん、かかぁもご飯食べるぞ。

 

のん太「かかぁ、手が止まってるら」

撫ぜていないとダメらしい。

いやでも、かかぁも食べたいのだけれど?

 

のん太「かかぁ、手が止まってるら」

うっうん、ごめん

 

のん太「あれは、のんがちゃんと見てるから、かかぁは安心して撫ぜるら」

うんとね、そういうことじゃないんだよなぁ。