なんとなく、全て偶然なのだ。
おはようございます。
父から愛車を奪う予定なんて、実は無かった。
1月は父さんの運転免許の更新、2月には愛車の車検が控えている。
「最後の免許更新だ。次は無いから、これだけはやる。」
そう言う父に、内心不安は過っていた。
その不安が確信へ変わったのは12月だった。
父は、軽い肺炎を患い、一気に衰えた。
体だけではなく、認知症の症状も目立つようになり、
「免許更新と車検も被る時期に体調不良になる、この偶然!」
これはあれだ。
きっと、あれなんだ。
「父さん、この偶然はご先祖様の思し召しだ!
もう運転はやめときなって言ってる。ああ聞こえる、お祖母さんの声が聞こえる。」
私は、会ったこともない聞こえもしない先祖の声を代弁した。
父は、私の言葉など聞こうとはしないが、
死んだ母親の言葉だと思えば、素直になれたのだろう。
あっさり、私に愛車のキーを2個渡した。
そんな訳で、
昨日はついに、愛車をディーラーへ正式に引き渡す日だった。
渡すものは、印鑑証明書と、愛車のスペアキーだ。
それを丁寧に封筒へ入れて、ディーラーへ向かった。
はずなのに・・・
「封筒にスペアキーが入っていま・・・ええっ?!」
「なにこれ?このデッカいキーホルダーなに?」
担当スタッフに、つい聞いてしまう私を落ち着かせようとしたのか、
スタッフのお兄さんは、言った。
「似てるって言えば似てるってことも、無いかぁ。惜しいですね。」
スペアキーをしまっておいた引き出しに、
こんなキーホルダーが並んでいた偶然に、脱帽した。
結局、スペアキーは後日持って行くこととなったが、
それを父に話すことはしないと決めた。
せっかく、こんな面白い話を実家では出来ないなんて残念だが、
父はまだ、愛車への未練が断ち切れないから、
やめておこうと決意してから実家へ行った。
すると、かずこが
「さっぶい、さっぶい」と訴える。
部屋のエアコンを確認してみれば、冷房が19度設定になっていた。
「あらら、暖房に入れ替えようね。
たしか、タンスにあったかいデンチ(半纏の意)あるで。」
私は、タンスから母のデンチを引っ張り出して、かずこに着せてやった。
その数秒後、かずこが、
「ああ、なんじゃこりゃ?」
と言ってデンチのポケットから、これを見つけた。
「きゃーーー、これこれ!こんなとこにあったのかぁ」
私は思わず叫んで跳び上がった。
これは、かずこが長年使って来た、大切な時計だ。
あまりにボロボロになり、ついに電池が切れたことを機に、
2年前、私が時計屋さんにきれいにしてもらったのだ。
しかし、その矢先、かずこは時計を無くしてしまった。
それも、ある意味、予想していた不安だった。
かずこはもう、貴重品の管理は難しいくらい、認知症が進行していた。
かずこに聞いたって、そりゃ覚えている訳がない。
私は、かずこを諦めさせるために、安くて派手な時計を買ってやった。
あれから2年、その安くて派手な時計も壊れた。
たった2年で壊れても仕方ないくらい、安い時計だ。
それでも、かずこは
「こんな、ええ時計、他に無いんやで。」
と言って、どうにか直せないかと願う。
その矢先に、偶然出てきた、本物の『ええ時計』だった。
昨日は、なんだか、偶然の重なる変な日だった。
さて、のんちゃんのそれは偶然かい?
偶然、落ちちゃったのかい?
のん「のん、ちらない」
知らんわけないだろうが!
わざと落とす癖を持つ、のん太であった。
逆にこれを間違えない人は、ポンちゃんままさんくらいだと思います(どんだけままをリスペクトしとんじゃ!)
偶然は必然!
なるべくしてなる!
ですよね~🤗
お父さんのお母さんの、あの世からのはからいだと思います。
かずこさんに限らず、ずっーと探していたものが思いもしない所からでてくるのはあるあるですよね~! しかし素敵な時計ですね✨
のんちゃんも下に落とす派?!
すずちゃんも落とす派です!!
おかっぱさん、イタコになってお父様を
説得したのですね(笑)
お父様ももうそろそろ潮時かも?とは
心のどこかで思ってらしたんじゃない
でしょうか。
スペアキー、これは間違えちゃいますよね~。
でも何なんですか?そのキーホルダーは?
ライターでしょうか。
のんちゃん、ベッドを落としまくってますね(笑)
可愛いお顔で知らんぷりしてるけど、
もはやこれは趣味かな~。
うちのみことも、寝ている所に大好きな
猫のぬいぐるみを添い寝させると、
いつの間にか蹴り出しています。
大切に持ち歩いていると思っていたけれど、
ぬいぐるみの価値観が分かりません(笑)
節分の奇跡じゃない?( ≧∀≦)ノ
あたしも最初、てっきりスペアーキーだと
思っちゃったもの~
(すずちゃんのかあちゃん、期待を裏切ってごめん)爆
あ、でも2個一緒に渡されたとしたら
やっぱ気付くかな。笑笑
こりゃライターだよね?
こんな面白い話を父さんに聞かせないおかっぱさん。
やっぱり優しいよなぁ(*^。^*)
カズコさんのそれって、エルメスかな。
いやシャネルだったかな。見たことあるんだよ。
小金持ちの兄貴の家で昔。
出て来て良かったねぇヽ(^。^)丿
のんちゃんのそれは、シラ切ってるけど
偶然じゃねぇな。笑
でもそれを落とすの結構大変そうじゃない?
ポンちゃんはそんな器用なこと
出来ない子だったから、なんかのんちゃん凄い!
っておばちゃんは感心するよ~ (´▽`;) '`'`
うふふふ、ポンままさんでさえも「こりゃ間違える」って。
それくらい、激似ですよね~びっくりした(笑)。
そうなんですよね。
必然と思う他ない偶然って、時々訪れますよね。
私や周囲の人にとっては、今回の偶然は
本当に有り難い機会でした。
今も父さんは未練はあるものの、
納得はできているから、本人も苦が少ないと思います。
ご先祖様、サンキューです(笑)。
かずこさんの時計、これはシャネルのプルミエールなんです。
当時は、お高い時計に、私はドン引きしました(笑)。
そっか、すずちゃんも落としちゃう派なのね?
どうして、落としちゃうんでしょうね。
そこ、ほんとに教えて欲しい!
大して霊感が強い訳でもないのに
都合のいい時のみ、霊の声が聞こえるというね(笑)。
でもほんと、ひいなさんのおっしゃる通りで
父も「危ないかも」という気持は持っていたんですよね。
その感覚も、さらに老化すると薄らいでしまうから、
その前に、自分で判断してもらうのがいいんですよね。
そう言う意味でも、この偶然の機会はまさに絶妙でギリギリセーフの
機会でした。
このキーホルダー、携帯灰皿らしいですが、
ほんとに激似ですよね(笑)。
みこっちゃん、大事なぬいぐるみを?!
眠っちゃうと、邪魔になるんでしょうね。
そういうとこが、無邪気で可愛い(笑)。
ままんでさえ間違えそうになる、このキーホルダー、
これは携帯灰皿なようですが、でもね、ままん。
めっちゃ軽いの。キーより全然軽いから、
やっぱり、ままんなら絶対間違えないです(笑)。
そそ、かずこの時計はシャネルのプリミエールという時計なんです。
30年以上前のものなんですが、この革の部分なんて
もうとっくにブチブチ切れてしまっていて、
シャネルを扱ってくれる時計屋さんを見つけて、
うんとキレイに直してもらいました。
その修理費で、時計一個買えるくらいの金額でした(笑)。
ほんと、見つかって良かったんですが、
もう、かずこさんの腕には付けてやれないかな。
この時計への思いや価値観も、もう忘れちゃったみたいだから。
のんちゃんは、コツコツタイプなんですよね。
子猫時代から、大体な模様替えしてくれちゃってますもん。
そこらじゅうの壁、ボロボロです(笑)。