農園の端に作ってあるキウイとデラウェアの棚は、まあちゃんと作ったので、
もう6,7年は経っていると思います。
ゴールデンキウイは、例年はどこからか来る自然の花粉で10個位の実が出来るのですが、
今年はなぜか一つも実がありません。
去年買って来た雄の木の花が、来年は咲いてくれるといいんだけど・・・。
デラウエアの苗木も瀕死の状態だったものがしっかり太くなり、毎年実が出来ます。
肥料も消毒もしないので、毎年ほとんど落ちてしまうのですが、
今年はまだたくさん残っていました。
ブドウ色にはならないし、種もあるし、きれいな実ではないのですが、
少し色がついたものはとても甘酸っぱくて、美味しいのです。
この程度の緑色でも酸味は強いですが甘みもあり、食べられます。
自然栽培というか放任栽培で果物ができるのか、長い目で実験中です。
ミカン、リンゴ、スモモ、イチジク、柿の木も植えてありますが、
70年以上の古い甘夏が一番出来がいいです。
病気や虫に負けてしまったら、それも運命、
何とか生き続けて食べられる実が出来るようになったら、それも運命。
やっと実が出来ても、鳥やアナグマに食べられてしまうかもしれないので、
人間が食べるというのはかなりの奇跡かもしれません。
今日は野生の味のデラウェアとちょっと色が付いた富有柿を食べました。
こういうのが好きだということは、私も野生に少し近づいたのかな。