昨日、先日シュロの引っ越しをした道路の斜面の草を刈ったので、
今日はまずそれを集めて、竹林の方に落としました。
この斜面には以前、道を作ってあるので、それを整備しなおし、
ふと考えて、いつものクワで階段をつくりました。
簡単な階段ですが、たったこれだけで昇り降りが全然違いました。
写真を撮ったら、市の放送で黙とうのお知らせ。
私は階段を上って、道の真ん中で手を合わせました。
全くの偶然ですが、10年前の3月11日午後2時46分、
大斜面の端に作った階段の下で、仕上げの杭を打っていました。
あの瞬間、めまいがしているのかと勘違いしたことを思い出します。
それからの津波と原発事故、テレビから流れる恐ろしい現実を、
声も出せず淡々と見入っていました。
原発はどうなっていくのか、10年経っても先の見通しは立たず、
ただ汚染水が増え続けるだけです。
今日、白之進の花を5か所見つけました。
無数の蕾が膨らんできています。
東日本大震災、2万2千人以上の人が犠牲になった事を忘れてはいけない。
今日のこの桜が、10年目の思い出の景色になりました。