劣化ウラン弾

昔、湾岸戦争（イラクがクウェートに侵攻）があった時に、初めて聞いた爆弾の名前だった。
あの時は、爆弾の種類よりも、血を混ぜる侵攻（侵略側は、侵略された側の女性をレイプして子種を残す）に「なんだと！」って思っていたので、ウランという言葉が気になりつつも、なんか、頭の隅っこに追いやっていた。

イラクに国際軍が攻めたとき、オーストラリアなんて対岸の火事ってわけにはいかず、イランの難民を一時避難させていた。
ここから車で１時間半くらいのところにある、オーストラリア国軍キャンプの施設に、彼らは滞在し、住居と食事を提供された。
他にも、オーストラリアのあちこちの施設で、彼らは、８ヶ月だったかな、９ヶ月だったかな、戦争が落ち着くまで避難していた。

その時に、また、劣化ウラン弾という言葉を聞いた。
日本語のサイトを見ていたら「花火みたい」「綺麗だった」などと、言っていたけど、あんなにぴゅうぴゅうとウラン弾打ち込んだら、徐々に死ぬんだろうな。。。と。
それが戦争だし、原爆を持っている人類のやる事だから、被爆国は長年に渡って癌とか奇形の苦を背負い、敗戦国として生きて行くしか無いんだろうかと思っていたら、なんと、その劣化ウラン弾を打ち込んだ土地の上を、米国の兵士を走らせたと言うじゃない。

ま、ま、まてよ。

敵国に科学の最高の武器を打ち込むのは、これが、現代の戦争だとしても、汚染されている土地の上を、バタバタと、自国の大事な国民を走らせるってのは、どういう事だ？？と、非常に驚いた。

戦争は、合法の人殺しだけど、味方は殺しちゃいかんだろう。
一体、これは、どういう事だ？
この世は、どうなっちゃったんだ？
誰と誰が、何のために戦争してんだ？

びっくりした。

その後、忘れた頃に、オーストラリアの新聞とか、雑誌に、劣化ウラン弾の事が記事になっていた。
あの汚染された地域の上を走らされた兵士達の子供に先天性の奇形があるとか、白血病で亡くなったとか、訴訟を起こしているとか、ちょこちょこ記事になっていた。

被曝は、簡単には終わらない。
低線だろうが、なんだろうが、人体実験ができないから、人体への影響は誰も分からない。
解らないから、原発のゴミを爆弾にして、敵国に捨てて、その上を自国の兵士を走らせる事ができた。
その結果、たくさんの先天性の障害を持つ子供たちが生まれ、若く働き盛りの人達がガンで早死にしていた。

解らないからって、安全だって言い切るのは、アメリカも福島も同じだと思った。

日本は少子高齢化問題なんて言って、担当大臣まで決めて、政策で高齢化問題に取り組んでいるそうだけど、あなた、普通に考えてですよ、子供と、子供を産める若い世代を守らないで、どうやって少子化問題を解決できるんですかね。

と、思って、ニュースサイトを見ていたら、なんと、移民を受け入れよう！とか言ってるらしい。
バカな。。。
少子化問題は、ヨーロッパでもすでにあって、いろんな方法で取り組んでいます。
オーストラリアなんて、１人産んだら半年後に５０万円くらいもらえるんですよ。
ベビーボーナスって言うんですけどね。
移民の国が、自国民に産ませる事を選んでいるんです。
結局、移民を受け入れて、インスタントに頭の良い人や資産のある人を増やして来たんですが、その結果、あまり良い事もなかったんでしょうねぇ。それこそ、言論の統制じゃないけど、本当に悪い事は知らされませんから。
今は、移民を減らす方向で、受け入れを狭めているようです。

日本なんて、原発問題だってぐだぐだで、それを国民が黙って許しているから（暴動が起こってないってことは許してるってことになるんですよね）、移民政策打ち出して、対処なんてできないと思いますわ。

やっぱり、徳川封建制度が、いまだに根強く残っているんじゃないかと思うわけです。
４００年続いた思想が、たかだか１５０年くらいで変わるわけが無いか。。。