うちの母からスカイプが来た。
「ねーねー、ちえちゃん、たけちゃん、仕事どうなの?高学歴ニートって、高学歴って仕事ないんだよね?」
オーストラリアと日本の雇用制度って言いましょうか、労働基準法って言いましょうか、そのあたりが微妙に違うなって認識しかなかったんですよね。
それで、ちょっと突っ込んで調べてみましたです。
オーストラリアの話し
大学卒業後は、2年間新卒として扱ってもらえる
「新卒」の意味は、会社の即戦力になれないので教育制度があるってこと。
2年すぎると、ない技術は、自腹を切って学校へ行って取らなくちゃいけない。
新卒の間、会社が判断した場合、フルタイムで学生になることもある。
この場合、会社が学校へ行かせて資格を取らせるのだから、給料がもらえるらしい。
こういう優遇措置は、学校卒業後、3年間働くというような契約になるらしい。
契約は絶対だから、3年以内に辞めちゃったら、学費の全額返済とか、そういう罰則が取り決められてるらしい。
当然、契約書にサインしてるから、守らなかったら警察に捕まっちゃいます。
次に、巷には、大学院卒業最低支払額ってのがあるらしく、マスターを取った人には、こんだけ以上払ってルールがあるそうな。
なので、小さい企業は、高学歴者に払うお金がないので雇えないそうな。
(西洋社会が学歴社会だっていうのは、学歴を国が保護してるからなんですね)
就職活動は、就学中からあったそうな。
それは、企業説明会ってやつで、世の中にはこんな企業があって、実際に働いている人と話をしたり、面接してもらっちゃったり、なんだりとって活動はあるそうな。
ただ、日本のようにリクルートスーツを着て、一人の子が面接100社とかってのは無い。
仕事は、カジュアル、フルタイムの二種類で、一週間の労働時間によって言い方が違う。
当然、時間が短いと給料が減るので、給料は労働時間に合わせて支払われる。
つまり、1時間の時間給は、カジュアルでもフルタイムでも同じってことらしい。
どちらにしても、スーパーアニュエイションという、日本で言うところの厚生年金制度はある。
年金は個人に責任があるので、運用してくれる会社を自分で選べる。
公的年金みたいなのは、消費税や所得税などから絞り出しているので、掛け金なしでも65歳を超えたら一定金額をもらえる。
カジュアル、フルタイムのどちらでも、契約書は存在する。
会社は、契約期間が終わった時に、更新するか、破棄するか決定権がある。
労働者も、辞める権利があるので、両者そろって、時期の契約をどうするか、年棒をどうするかって言う相談が行われることもある。
こんな感じ〜
なので、武士君は、履歴書を出してから、面接をいくつかして、入社するまでに1年くらいかかるらしいので、イタリアから戻ってきてから就職活動をするそうな。エンジニアのマスターの数が少ないんで、企業は合理的にサクサクと仕事をしてくれる、数学脳が欲しいらしく、そっち系の求人は多いのだそうな。
企業説明会、行けばいいなぁ。。。と思いつつ。。。ちまちまと、ちょこちょこと、地味に、小出しに、「行け」を出してますw
今のバイトも、とっても時給が良くて、二週間に一度$277をママに払ってます。
月にしたら、5万円ちょっとかな。
お弁当作って、バイトの送迎までしてるんだから、それくらい払っても足りないくらいだよね!
夜に、チョコレート屋さんへ連れて行ったり、デザート仕入れに行ったり、スムージーも作ってあげてるんだし!
宝息子ですわ。
だけど、よく考えたら、バイトのニートの子が、毎月、そんだけ払うって、偉いねぇ。
あたしなんて、1円も入れてなかったわwww
あの子、ニートだとか、怠け者だとか、適当なこと言ってるけど、たいした子です。
公文の数学最後まで終了して、一時は、オーストラリアとニュージーランドで1番になったし。
大学のスポーツで、最優秀選手に贈られる「フルブルー」というタイトルももらったし。
大学院出て「エンジニア」の名前を手に入れたし。
一体、誰の子だろう。。。と、親の顔を見てみたくなります。あはは。
どうやったら、あんないい子が育つんだろう。
だっこして、ケツ撫でて、一緒にゲームして、一緒にアニメ見て盛り上がった記憶しか無いんだけど。