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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

お着物を愛でる会 2010春

2010-04-26 03:21:09 | きもの
久しぶりの晴天、そして半年ぶりのキモノです

4月24日の土曜日、いつものメンバーで、根津美術館、AO青山ビルのCAFE LANDTMANNでLUNCH、銀座のややさんでアンティークきものチェック、そしてシャングリラホテルでお茶・・・と一日ご一緒してお着物での春の休日を楽しみました。

根津美術館は改装なっての所蔵品ご開陳シリーズ第5弾、琳派コレクション「国宝燕子花屏風」展の初日。
お庭の散策にも良い季節なので・・・とご提案したのですが、言い出しっぺのわたくしは久しぶりの袋帯に手間取り、LUCHからの参加。宮本さんはこの日、美容院でお髪をSETしていらっしゃるということでもとよりLUNCHからのご参加。
煌めく新緑の中のお着物姿はどなさんとmiwaさんのブログでご覧くださいませ^^;



カフェ・ラントマンでは前菜、ボリュームのあるスープ、そしてそれに限定のアップル・シュトルーデルとコーヒーのランチを。



こちらはウィーンの老舗CAFEの初の海外出店。紀伊国屋ビルであるAO青山ビルの4Fでテラス席もありゆったりとできるのが魅力のお店。実は先月宝塚の「ハプスブルクの宝剣」を観る前に、ウィーン気分を盛り上げるために(笑)友人と利用した時の印象がよかったので、今回も予約。
お着物のために、大きな布ナプキンもご用意くださったり、さりげない心遣いでゆったりと過ごせました。

その後、銀座のややさんに・・・。
京都に2店舗、銀座に1店舗。旧式のエレベーターにステンドグラスの窓・・・。
古い、趣のあるビルにあるややさんのショップはとてもこじんまりとしていますが、厳選されたオシャレで状態の良い帯や着物が不定期に投入されるので、一度行った人はハマってしまわれるかも。
今回皆さまそれぞれに、夏着物や川島織物の帯、素敵な丸帯など、心惹かれるお品に巡り合ったものの、条件全てクリアとは行かず、しばし検討することに。

お茶は、今、PARISフェア中で、スペシャルなアフタヌーンティーが楽しめますよと会社の後輩さんから情報を得ていたシャングリラホテルへTAXIで。



ほとんど座ってお喋りに興じていたわたくしたち、本当はアフタヌーンティーSETにトライしたい気持ちもあったのですが、お腹が空かず、種類の豊富なINFUSIONから、ヴェルヴェ-ヌとローズのブレンドのハーブティーを
ポットサービスでレモンや蜂蜜をつけて供されます。添えていただいた小さな焼き菓子も美味^^



ゴージャスさが落ち着く(笑)ホテルの内装にはんなり柔らかもののお着物がマッチしているような・・・。
左からmiwaさんは渋めの薄紫にベージュの大きな花柄小紋にお気に入りのモダンな鳥柄の帯を合わせて。
帯締め、バラの帯どめ、バッグなどの赤がアクセント。羽織っていらしたアイボリーの手編みのショールも鳥の編みこみが何気に可愛らしかったです
わたくし、そして仙台からいらしてくださったどなさんは、行きつけの呉服屋さんでお正月に求められた新しい小紋。
クールなパステルがお好み、という印象のどなさんには珍しく、柔らかい淡いオレンジベース。
古典的な柄が配された、春らしさいっぱいのお着物です。
この日は織の帯であえてアッサリ顔にまとめていらっしゃいましたが、ややさんで、ラメ入り黒地にクリームとオレンジの百合の帯などと合わせてみると粋な華やかさも出て・・・。どの帯とでも合う、という感じではありませんが、それだけに帯合わせで印象を変えられる、素敵な一枚でした。



こちらは宮本さんとの2ショットです^^
このお写真ではわかりづらいのですが、宮本さんのお着物は目黒の池田さんでお求めになったという絞りのとても素敵な小紋。グレイッシュなブルーとピンクが相まって桜霞のよう・・・。そしてちらりと袖口から見えるお襦袢も渋いローズピンクに白抜きの桜の小花プリント。銀座の並木道には八重桜が咲き誇っていましたし、新緑イメージのコーディネートはまだ早い・・・という感じの寒さの続いた4月にはこんなダイレクトではないほんのり桜を感じさせる優しい雰囲気が丁度良い感じに思われました。
そして見事なこの夜会巻き!3つの大粒パールの簪でアクセントをつけていらしたのですが、さすが美容院の技。
着物のヘアスタイルは、着付け以上にもしかしたら大事かも・・・と改めて思ったことでした。





わたくしのこの日の着物は渋い紫の万筋・・・どうも万筋好きなので、つい手に取ってしまいます
帯はPonia-Ponで以前、アイボリー地にターコイズと海老茶の細い縞模様の小紋を購入した際に合わせて買ったアンティークの袋帯。ブルーにライトオレンジの芍薬がはんなりと華やかで気に入っているのですが、芯が柔らかくて形よく締めるのに意外と苦労しました^^;
帯どめ代わりのアンティークブローチは3色パステルの小さなバラブーケで帯の配色にマッチさせて。
帯上げ代わりにシフォンのライトオレンジのスカーフを使用。
半襟もグレイッシュピンクにライトカーキの花模様レ-スを重ねて・・・。
BAGはFirenzeの工房、CLOETTAのオレンジ。ストールはハッキリとした水色でパステル濃淡たたみ掛けコ-デ(笑)
髪止めはラインストーンのライトピンク系のものを使いました。
洋服も、そうではあるのですが、お着物のコーディネートはやっぱり心弾みますね

観劇話などなどお喋りも尽きず、楽しい会でした。
皆さま、またよろしくお願いいたします








夏着物でミッドタウンへ

2009-08-29 01:10:20 | きもの
バレフェスの間、すっかり他のことがおろそかになっていたのですが、
8月にも恒例の「お着物を愛でる会」のお集まりがありました。



23日の日曜日、蒸し暑く夏らしい日でしたので、なるべくあっさりとしたコーディネートで・・・・。
まずは国立新美術館の「ラリック展」を鑑賞、その後ミッドタウンのレストランでお食事、という
コースに。
移動も最小限、省エネルギーで、負担の少ないルートです。

あまり実用的ではありませんが、こんな夏着物でのお洒落な集いに持つとピッタリかしら?と
秘かに(笑)購入していたのが、この日傘。


フランスの老舗、ジョルジュ・ギャスパーの日傘は、群青色の麻地に黒のレース、
持ち手は小さなブーケ状に小花の彫の入った象牙色のボーンです。
キモノは7月に歌舞伎座でも着た、撫松庵のアンティーク柄の小紋。
とにかく暑いので少しでも軽く・・と白い半幅の博多で片流しに。
帯飾りは見えませんが、春の「クラポサ」イベントで購入のCHOKOさんの赤い木の実が
ついたものを使用しています。


いつものメンバーです。
この日の集いは打ち合わせなしですが、なぜか全体の調和が取れているという・・・

左から、ご先祖さまのもの、と仰る華やかな絽のきものに合わせてターコイズの帯締め、ロエベの
水色バッグなど効かせ色のコーディネートも見事な宮本さん。
わたくし。バッグは白のエナメルのクラッチで帯に合わせましたが、
下駄は黒塗りでキモノと帯飾りにリンクさせてみました。
どなさんは、この日が初お目見えの夏大島。清涼感のあるメロンシャーベットのようなお色の
コーディネートが楽しめるタイプのお着物。黒地の帯に赤い帯締めがキリリと効いていますね。
miwaちゃんはレース柄の浴衣を着物風コーデで。
チョコレート色の浴衣にピンクと紫の格子の帯で、ガーリーな雰囲気です。


宮本さんの帯は、目黒の池田さんの切羽目で刺繍の美しいもの。
華やかな夏着物のお手本のようですね。



miwaちゃんとどなさん。
miwaちゃんの帯は青山の大山キモノさんで、小林先生のお奨めで購入されたとのこと。
さすが小林先生セレクト。miwaちゃんらしい帯ですね。
どなさんの帯はアンティークらしい帆船モチーフ。
躍動感溢れる文様がシンプルなお着物で一層引き立ちます。



お食事は、すっかりバレフェスで手配を忘れていたわたくしが慌てて予約を入れた(笑)
ミッドタウンのBOTANICAにて。
酸味と炭酸が強めのシャンパーニュ、PommeryのBrutが夏には美味しくいただけます。
手前の素敵なカレンダーは宮本さんのイタリア土産。
ウフィツィ美術館のコレクションが来年一年楽しめます
宮本さん、ありがとうございました!



お料理はコンラン卿のプロデュース、ということで、洒落た設え。
ゆったりとしたお席のレストランでお着物でくつろげる雰囲気。
この後、程近くにこじんまりとした路面店を出していらっしゃる、
シンプルな東京らしい品揃えのAWAIさんで夏着物をチェック。



ラリック展からカウントすると、結構歩いた一日。
なのでアイスクリームをいただいても大丈夫かしら(笑)と、
こちらは「Jean-Paul Hevin」のカフェでいただいた、カルダモンのソルベに
ベリーソースと生クリームを添えたもの。
エヴァンらしい独創的なソルベです。



この日のヘアスタイルは、こんな感じで・・。
キモノのアンティーク風味に合わせて、耳隠しのアップスタイルに、
日傘とお揃いっぽい紺と黒のAnnaSuiのコサージュを低い位置に配してみました。

夏にキモノはちょっと気合(?)が必要ですし、さすがにちょっと疲れますが、
皆様の華やかなお姿とキリリとした雰囲気に(気分だけは)暑さを忘れるヒトトキでした



歌舞伎座で夏着物

2009-07-26 00:46:58 | きもの
7月歌舞伎、「夏祭浪花鑑」だと浴衣か黒っぽい絽で粋に、
というのもひとつの選択肢だったのですが、
今回は「天守物語」の気分で、
アンティーク風のはんなりキモノを着ていくことに致しました。



歌舞伎座の中、入り口からちょうど入ったところです。
こんな光景も、来年には見られないのですよね・・・。

ご一緒した友人はいつもですととても可愛らしいお嬢様らしい着物姿で楽しませてくれる方なのですが、
今回は予定があって、お着物だと間に合わない、ということでお洋服です。

わたくしは撫松庵の夏着物。
こちらはデザイナー横森美奈子さんをはじめ、ファッションプロの方々が出品者、という青山
DEE'sHALLでのフリマで、帽子デザイナー川崎ちずよさんから買わせていただいたもの。
アンティークの夏着物には憧れるもののなかなかサイズの関係でちょうど良いものに
出会うのは難しい長身のわたくしにとって、現代サイズでアンティーク着物のエッセンスを
表現している撫松庵ブランドは強い味方。ポリ素材なのも、この季節にはありがたいですね。



歌舞伎座正面入り口右に、こんなカウントダウンの表示が・・・!
ちなみに半襟はクリーム~ロイヤルブルーの珍しい暈し。
こちらは目白のアンティークキモノやさん、LUNCOさんで購入しました。
帯締めは夏物の、くすんだ薄紫にピンクのラインが入ったものを。
帯揚げは見えていませんが、キモノの花柄に合わせて、サーモンベージュ~薄グリーンの暈しです。



帯は、宮本さん、どなさんと3人で表参道の大山きものさんに行きましたときに
ケロヨン帯(笑)と一緒に購入した水色に紫の紫陽花の夏の名古屋帯。
キモノのお花とは種類は違いますが、まぁ季節なのでよいかしら、と(笑)。
きものと帯が今回初おろしのものでした。
それぞれまた違った着方もできそうですし、夏の間にまた着用できれば良いのですが



新緑の会 2009 ②

2009-05-29 04:52:39 | きもの
お食事の後はTAXIで表参道へ・・・。


大山きものさんの前で・・・。
この日のコーディネートの主役はこの帯!
ケロヨン帯、と命名の(笑)鮮やかなグリーンの袋帯はこちらの大山きものさんで先月購入したもの。
唐華の地模様はありますが、なんといっても鮮やかなこの色を主役にシンプルコーデで小物で遊ぶ、という着こなしをしたいな・・・と思っていたので、くるりの鉄紺の麻着物などを想定していたのですが、この日はもしかすると雨になるかも?という予報の涼しい曇り空。
パキッとした配色よりもすこしスモーキーなほうが良さそう、とブルーの万筋に変更。


夜の予定がドレス・コード「イエロー・デー」の六本木ヒルズのエレガントなインド料理DIYAでのDinnerでしたので、半襟は綿レース、帯揚げは縮緬でともにレモン・イエローで。
帯締めは黒X黄色のチェック、帯留めにはちょっとインドの国旗っぽい?お花のミルクガラスの大振りなアンティークブローチで。
バッグはお着物に合う!との直感で購入、実際によく合わせているFrancescoBiagiaのライムグリーンのナイロンバッグ。薄手の若草色のストールは結局羽織ませんでしたが、肌寒かったり、雨が降ったりしたときの帯保護用に・・・。

宮本さんは前回のお着物会でご購入の白地がわずかに勝った白黒市松の単衣に、とても女性らしい藤色がかったグレーの地色に花芯のピンクが色っぽい白い花の塩瀬。
帯締めの若草色が会のお題どおりで5月らしく。お写真のときにはお持ちではなかったのですが、淡いブルーノロエベの横長バッグがとてもおしゃれでした



こちらは見ごたえのある、宮本さんとどなさんの花帯の競艶!
どなさんは引き抜き結びも完璧に、以前やはりこの会で、原宿の壱の蔵さんでの出会いがあった藤の帯で・・・。
季節が巡ってくる毎に違ったお着物とのコーディネートで再会するたびに良い帯だなぁとシミジミ思います

この後は「くるり」さんで新作のとてもカワイイ帯たちをチェック。
小物も来るたびに充実していて、小さいお店ですがいつも新鮮な提案をされているのでチェックが欠かせません・・・



最後は「糖朝」でお茶。
この特製黒ゴマ餡入り白玉が大好き!生姜風味の甘いスープにゴマ餡がトロリと入った白玉が・・・。
もともと白玉が好きなこともありますが、生姜とゴマ、というのも女性の体に優しい感じがして和みます

この日も心配していた雨も降らず、却って涼しくてお着物日和だったかも・・・
皆様、今回もありがとうございました
次は単衣?夏着物?
紫陽花帯を締められるかな・・と期待しています





新緑の会 2009 ①

2009-05-29 04:29:24 | きもの
すっかり日がたってしまいましたが、
5月の恒例のキモノ会、「新緑の会」のお題で、5月16日の土曜日、
白金ランチと青山キモノやさんめぐりを楽しんで参りました



メンバーはいつもの、左から珍しくお洋服参加、グリーンと黒のプリントワンピのmiwaさん、仙台からお越しの初卸小紋がやさしい感じのどなさん、白黒市松の単衣に藤色がかったライトグレーの鉄線?塩瀬の帯ではんなり宮本さん、わたくしです。

まずは日曜日定休ゆえ、この会でルートに入れることがなかなか出来なかった目黒の「池田」にてショッピング。
どなさん、宮本さんはステキな出会いがあったようですが、着付けに時間がかかって大幅遅刻のわたくしは また今度・・・と後ろ髪引かれつつ、TAXIでラシェット・ブランシュへ。

前回も、同じお店だったのですが、とても気に入ったのと、miwaさんにはご参加いただけなかったのでリベンジ(?笑)ということで・・・。



アミューズはグリュイエールチーズとベーコンのピザ仕立て。
早速赤ワインが進みそうな気配?



前菜は茹で上げ白アスパラと帆立のポワレ
白アスパラは季節中いただきたい食材ゆえ・・・



メインはお魚に。金目鯛のポワレオリーブソース。
皮目がカリッとしていて、軽めの赤ワインによく合いました。



デセールはリュバーブとチェリーの焼きたてタルト。
コース料理のデザートで焼き菓子をお願いすることはあまりないのですが
(最後、あまり余力を残さないため軽いソルベ系が多いので・・・)
チェリー好きとしては見逃すことが出来ず・・・

全てにおいて火加減が絶妙なこちらのレストランらしく、こちらの焼き菓子も大層おいしゅうございました



ここでmiwaちゃんからのサプライズギフト!
先日の京都旅行のお土産・・・ということで、3人それぞれに違ったお品をプレゼントしてくださったのです
わたくしにはふうわりとした椿のレターセット、とちいさな椿の器。
食器としてもインテリア小物としても・・・ということで選んでくださったそう。とっても可愛くて気に入りました
ありがとうございます