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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

パリ オペラ座バレエ学校 日本公演 ①

2009-04-28 08:08:19 | BALLET
パリ・オペラ座バレエ学校 2009年日本公演
26日の日曜日マチネで見てまいりました。

まずは演目とCASTから・・・。

「ペシェ・ド・ジュネス」 「スカラムーシュ」 「ヨンダーリング」

「ペシェ・ド・ジュネス」

振付:ジャン=ギヨーム・バール
音楽:ジョアッキーノ・ロッシーニ
弦楽ソナタ第1番ト長調、および第3番ハ長調、第4番変ロ長調、第5番変ホ長調より
   
第1パ・ド・ドゥ:クリスタ・ルア、ピエール・アルチュール・ラヴォー
第2パ・ド・ドゥ:エンマ・デュミエール、ネヴェン・リトマニク
3組のカップル:
ソフィー・マイユー、フロラン・ムラック
ジュリエット・ジャック、ボリス・リシャール
クレール・ルファ、アンドレアス・ベズィジェン
6組のカップル:
アメリ・ジョアニデス、ダルジャ・クルプコヴァ
クロティルド・トラン=ファ、クレール・トゥルヴェ
リリア・ファン・ムール、マリー・ヴァルレ
ダヴィッド・オボワン=テイオ、アレクサンドル・ダムス
エティエンヌ・ドゥメゾン、コンスタン・ヴィジェ
フロラン・ムラック、バティスト・クロ―ドン


「スカラムーシュ」
振付:ジョゼ・マルティネス
音楽:ダリウス・ミヨー
その他の音楽:カミーユ・サン-サーンス、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ルドヴィク・ミンクス、ブレリアのリズム

スカラムーシュ:エティエンヌ・フェレール
コロンビーヌ:コラリー・グラン
ドンナ:ウジェニー・ドリオン
アルルカン:シモン・カトネ
パンタローネ:イザク・ロペス=ゴメス
ドットーレ:テオドール・ネルソン
タルターリア:アルチュール・クラヴェル
プルチネッラ:アドリアン・シェフェール・ホージョージ
バレリーナ:エロイーズ・ジョケヴィエル
王子:パブロ・レガザ
のろま:シーナ・ソブーティ=イラン
バレリーナたち:
ウジェニー・ドリオン、サロメ・シナモン、アワ・ジョアンネ、テオドラ・ルウー、
メリザンド・パスカル、ジャド・パス=バルデ、ケリー・リフォー・ラヌリ、
ダフネ・ヴィドゥヴィエ、マリーン・ボンドゥエル
ネズミたち:
マノン・カザリス、フィリピーヌ・グロック、ジュリー・マニョン=ヴェルディエ、
マルゴー・リウブラン、アリアンヌ・セルヴァジャン

ピアノ: トリスタン・ロフィシアル、ステファノ・ヴィスマラ


「ヨンダーリング」
 
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:スティーブン・.フォスターによる西部アメリカの民謡

1. 金髪のジェニー
エリオ・クラヴェル、ピエール=アルチュール・ラヴォー、
エティエンヌ・フェレール、レミ・カタラン、ネヴェン・リトマニク、ダヴィッド・オボワン・テイオ

2. 恋人よ、窓を開け
カリスタ・ルア
ジュリエット・ジャック、アメリ・ジョアニデス、アリス・ルルー、ソフィー・マイユー、
カロリーヌ・オスモン、リリア・ファン・ムール

3. モリー、私を愛しているの?
リリア・ファン・ムール、ニッコロ・バロッシーニ

4. ダンシング・オン・ザ・リヴァー
リリア・ファン・ムール、ニッコロ・バロッシーニ
ヴィクトワール・ドゥべ、アリエノール・ドゥカリス、ヴァランティーヌ・イレール、
ダルジャ・クルプコヴァ、ティフェーヌ・プレヴォー、アリゼ・シクル、クロティルド・トラン=ファ、
クレール・トゥルヴェ、コンスタン・ヴィジェ、ダヴィッド・オボワン=テイオ、ナタン・ブズィ、
マチュー・コンタ
アレクサンドル・ダムス、エティエンヌ・ドゥメゾン、シャルル・マンシュ、フロラン・ムラック
ルーカス・テシエ、ソフィー・マイユー、アメリ・ジョアニデス、レティツィア・ガローニ、クレール・ルファ、
レミ・カタラン、エティエンヌ・フェレール、ネヴェン・リトマニク、アンドレアス・ベズィジェン、

5. 夢路より
ピエール=アルチュール・ラヴォー、エリオ・クラヴェル
カリスタ・ルア

6. そいつが問題
ピエール=アルチュール・ラヴォー
レミ・カタラン、エリオ・クラヴェル、エティエンヌ・フェレール、ネヴェン・リトマニク、
コンスタン・ヴィジェ、フランソワ・アリュ、ダヴィッド・オボワン=テイオ、
エティエンヌ・ドゥメゾン、マチュー・コンタ
アレクサンドル・ダムス、シャルル・マンシュ、フロラン・ムラック、
ルーカス・テシエ、バティスト・クロードン

7. ああ!赤いバラよいつまでも咲いていてくれ
カリスタ・ルア、ピエール=アルチュール・ラヴォー
ソフィー・マイユー、フランソワ・アリュ
ジュリエット・ジャック、アンドレアス・ベズィジェン
カロリーヌ・オスモン、フロラン・ムラック
アメリ・ジョアニデス、エティエンヌ・フェレール
アリス・ルルー、ネヴェン・リトマニク
リリア・ファン・ムール、ニッコロ・バロッシーニ
エリオ・クラヴェル


*「スカラムーシュ」はピアノ演奏。他は特別録音の音源を使用します。

◆上演時間◆
「ペシェ・ド・ジュネス」 15:00 - 15:40
【休憩】  20分
「スカラムーシュ」 16:00 - 16:25
【休憩】  20分
「ヨンダーリング」 16:45 - 17:15

注目の日独ハーフのタケル・コストくんはこの日のキャストではないようで残念。
元エトワール、現メートル・ド・バレエのローラン・イレールのお嬢さん、
ヴァランティーヌ・イレールをチェックしたかったのですが、ソロで踊る場面がなかったので判別できず・・・

とはいえ、バレリーナのタマゴさんたち、可愛らしくてとても楽しく鑑賞しました。
数年後にはこのキャスト表からソリストやもしかしたらエトワールの名を発見することに
なるのかもしれませんものね・・・


スラムドッグ$ミリオネア

2009-04-26 10:14:07 | FILM
昨日、TOHOシネマ六本木ヒルズにて
アカデミー賞8部門制覇で話題の「スラムドッグ$ミリオネア」を観てまいりました。

ここは予約制なのが良いのですが、大雨のこの日、
地下からそのままアクセスできないヒルズの構造に文句を言いながら・・・・
でも満席でした!


最終質問まで正解なら、約4000万円が当るクイズ番組に
幼馴染の少女を見つけるために出演したスラム出身のお茶くみの青年が
あと一問、というところで不正の容疑で連行され
尋問を受ける中、彼の過酷な人生がそれまでの正答の鍵を握っていたことが
つまびらかになっていきます。


インドを舞台に、イギリスで活躍しはじめた新人TVドラマ俳優デヴ・パテル、
インドのモデル出身の若手女優フリーダ・ピントが主役のほか、
脇を固めるのはインド映画界、TVドラマ界の実力者揃い・・だそうですが、
もちろん聞き覚えのある名はなく・・・。
いい意味で全く先入観なく映画の世界に入り込みました。

「トレインスポッティング」から10年以上たち、あの人は今、状態のダニー・ボイル、
「フル・モンティ」などを手がけた実力ある脚本家サイモン・ボーフォイのイギリス人コンビが
「ムトゥ踊るマハラジャ」などインド映画音楽のヒットメーカーA.R.ラフマーンの音楽をバックに
原色で描き出される混沌とした世界。
外交官にして処女作が世界でベストセラーになったヴィカス・スワラップの「ぼくと1ルピーの神様」
が原作だそうですが、この小説も面白そう。読んでみたくなりました。

しょっぱなからスラム街を疾走する子供たち、肥溜めトイレのエピソード(笑)など
疾走とトイレの(?)ダニー・ボイル節は健在。
彼は新しい環境と題材を得てまさに生き返りましたね。


最低カーストの運命を逃れるためイスラム教に改宗する人が多いスラムの住民を
ヒンズー教徒が焼き討ちする・・・
孤児を集めて搾取する組織の存在、
その中で孤児になってもたくましく生き延びる兄弟と
運命的に出会った孤児の少女との絆。


インドならではの厳しい現実、変貌する都会の姿とそこで生き延びるための人々の
暮らしぶり、を背景にして
でも全編を通して描かれるのは主人公の少年ジャマールの少女ラティカに対する
一途な思い。
そして、何気に、そんな一途で純粋な弟を、ときに意地悪をし、
ときに自分の優位性を誇示して見せながら
その実、厳しい社会を渡り歩くために守り抜く兄サリームの存在が複線となっています。


クイズ番組の進行と彼の人生のフラッシュバックの双方でドキドキさせながら
圧倒的な映像とストーリーで魅せるあっという間の120分。

最後はインド映画のお約束、〆の皆でダンス、は やはり欠かせないようです・・・


Arts and Crafts 展

2009-04-26 07:15:00 | ART
しばらくブログの更新を怠っておりました。
展示としては過去のものになってしまいますので備忘録として・・・

「生活と芸術―アーツ&クラフツ展」ウィリアム・モリスから民芸まで



ウィリアム・モリスの意匠デザインってなぜか心惹かれるのです。
「役にたたないもの、美しいと思わないものを家においてはならない」
という箴言を残したモリス。



1883年内装用ファブリック「いちご泥棒」

19世紀後半、工業化が進み、伝統的な手工芸のよさが失われつつある時代に、
手仕事のよさを大切に、自らが考案した自然と伝統を融合したデザインをベースにした
室内装飾品を製造販売するビジネスとして成功させた実業家デザイナー。

八面六臂の仕事ぶりとともに、美しき妻ジェインと親友ロセッティとの三角関係に苦しんだ話も
知られており、



1862年頃のステンド・グラス・パネルの傑作
「聖ゲオルギウス伝」(6枚)の姫の姿などに繰り返し表われる彼女の面影が・・・。



圧巻なのはフィリップ・ウェッブらとの競作、タペストリー
「The Forest」(1887)
緻密な織で動植物の息遣い、質感が伝わってくる大作です。

イギリス編としてはモリスと同時代のデザイナーの工芸品も展示されていましたが、
同様のコンセプトでもデザイン力と構成力でいかにモリス(とウェッブ)が
抜きん出た存在だったかを思い知らされました。

同時代の工芸運動として、ウィーンの分離派、ホフマン、モーザーらの
家具や食器、日本の民芸運動などにスポットを当てたコーナーもありましたが、
時間の都合上、モリスに集中しての鑑賞となりました。



東京都美術館にて。会期終了近くの4月3日の鑑賞。
上野の夕暮れどき、桜並木には提灯がともり始めて
(木の下の青いビニールシートを見なければ)
幻想的な光景も楽しめました




pre桜の会~LUNCH編

2009-04-03 09:12:46 | きもの
どなさん、宮本さんと3人で向かった先は白金のフレンチ、
「L'assiette Blache(ラシェット・ブランシュ)」
実はとても行きたかったお店なのですが、どの駅からも遠く、
ワインリストが充実しているお店なので車で・・・というのもちょっとxxx
ということでなかなか行くチャンスがなく。
今回はTAXIでワンメーターちょっと。

場所は商店街の入り口ですが、シックな黄色の外観ですぐわかります。



内装もこんな感じで、ブラウン黄色、白のリネンと壁でシンプルシック。
お料理は

アミューズのチーズのカナッペがすでに美味しく、ハーフボトルにしたブルゴーニュのピノ、Saint-Romainの2004年(このお店はハーフボトルのワインが比較的豊富です)がどんどん進んでしまうほど(笑)

前菜は皆全員一致で季節の「ゆであげホワイトアスパラガスと帆立のポワレ」に。
アスパラガス、絶品でした。

メインは赤ワインをいただきたかったので「和牛頬肉の赤ワイン煮込み」に。
定番のお料理ですがやはり美味。
宮本さんが選ばれた「白金豚のローストマスタードソース」もおいしそうでした。

デザートには「くるみのクレーム・ブリュレ」木の実の香ばしさとリッチ感が合います~
宮本さんの「ヌガーグラッセ・エスプレッソ掛け」も軽い食感とヌガーの風味の良さのバランスが良く、
満足・・・

珍しくキチンとお料理もレポしてみました(笑)

最後になりますが、お着物解説・・・
宮本さんは、先日の代官山のイベントでお決めになった淡いピンクの細かいチェックのウール着物。
紳士のシャツのタッタソールのような細かいチェックなので、カジュアル感は薄く、ピュアなピンク色がとても春らしくてキレイでした。
ウール、というと普段着きものコーデになりがちなところ、あえてアンティークのハンナリ紫系の染め帯と目黒の池田さんでお求めのやはりアンティークの量感のある帯締めでしっかりと華のあるアクセントをつけるあたりがさすがの宮本さんスタイル、です

どなさんは珍しい大きな縦縞の粋な大島。帯はシックなグレイッシュな水色地のアンティーク。
こちらの帯は先週いらしたという京都のややさんでお求めになったばかり。
襟元がよくこの画像ではわからなくてとても残念なのですが、黒の別珍にアイボリーのレースをのせた、レトロ感いっぱいの凝ったコーディネートをなさっていて、今回の「クラポサ」フェスを意識して・・・とおっしゃっていましたが、粋とレトロのバランスがなんとも洒落たコーディネート。
履物も、下駄と迷ったのだけれども・・・とスッキリと白のお草履にされていて、こういう選び方もどなさんらしい繊細な感覚ですね

わたくしは雪輪アレンジの小紋(お召し?)で、深みのあるローズで冬キモノ?と思っていたけれども意外とあわせやすく何度か着ているキモノに、六角形のアールデコ意匠のエメラルドグリーンとキモノを一段鮮やかにしたような牡丹色の薔薇が気に入ったゴールドの効いた袋帯を。
今回初卸です。
半襟はくっきりとした立体感のあるピンクと白のレースを。帯留めは六角形のフォルムが帯の薔薇とリンク?しているアンティークシルバーに三角系のローズピンクのアートグラスが配されたブローチを使用。
本当はもっとハンナリと淡い感じを想定していたのですが、風が強く、肌寒い日でしたので、ちょっぴり冬気分を残したこんなコーディネートもありかなぁと

この後またTAXIで、表参道の「大山キモノ」さんへ。
3人で貸切状態だったのを良いことに(笑)、すっかりお買い物モードに・・・
宮本さんはステキな塩瀬の帯、どなさんもたくさんの候補の中からシックな黒のビーズバッグを。
わたくしは去年買いそびれた紫陽花の夏帯と、初夏に締めたいケロヨングリーンの唐花織柄の無地帯をGET。

OPENしたばかりのAO青山(紀伊国屋のビル)内のドンクでお茶をし、今日も充実の会でした

桜がまだ早すぎた分、買い物に走ってしまった観が無きにしもあらずxxxですが
次回それぞれのお買い物をどう着こなしていらっしゃるか、楽しみが増えました!


pre桜の会~クラポサ編

2009-04-03 08:40:15 | きもの
3月29日の日曜日、ちょうど東京の桜の開花宣言から一週間、
満開の見頃を想定して、仙台からのどなさんを迎えての恒例の4人のお着物会を皆で企画しました。

今回は桜と、もうひとつ、「クラポサ」という、「暮らし家」「Ponia-pon」「きものさらさ」
人気アンティークきものショップ3店舗合同のきものフェスタが目黒で開催される・・・という
miwaさん情報もあって、最終日で賑わう、目黒の駅から住宅街へ5分の”Galleryやさしい予感”へと
赴きました。



わたくしは遅れて行ったのですが、目の前をいそいそと歩くアンティークきもの女子がいらしたので
その方に導かれるようにして(笑)到着。
一軒家のギャラリ-の1階部分をイベントスペ-ス(LUNCHの予定と重なって参加出来なかったのですが
落語会で大盛況でした)に、2階の各部屋でキモノや帯、そして小物類の展示即売になっていて、
筋金入りのアンティーク着物女子、こだわりのお洒落さんが一杯!
お品物ももちろん、珍しいものステキなものがたくさん・・・でしたが、
販売される方もお客様も皆小物使い、ヘアスタイルに至るまで心の行き届いたカワイイヒトばかりで
もう、ずっとここで色々と見ていたい・・・という気持ちになるほど。
参加された方はなんとも華やいだ春の一日・・・(わたくしはほんの1時間もいませんでしたが)を過ごされたのではないでしょうか。

宮本さんとどなさんはそれぞれにお着物をご購入。
miwaさんはビーズの丸ぐけの帯紐を。
わたくしは「chokoとチョコ」さん出展の帯飾りにもなる簪を。
購入するときに、販売されていた方が、チョコさんと言う方がお作りになっているものなのですが
ご本人もとてもステキな方なんですよ~と教えてくださいました。
ブログもなさっているようなので、これからチェックしようかしら?
わたくしのアクセサリーショップも「chocolata(チョコラータ)」なのでチョコつながりで親近感?

写真はギャラリーの前で撮っていただいたものですが、
左からどなさん、miwaさん、宮本さん、わたくし。
皆さん、お写真タイム、ということですっきりお着物姿ですが、わたくしはこの日のお出かけスタイル(笑)
キモノとほぼ同色の牡丹色の大判ストール、バッグはESCADAのPartyBagで、ローズレッドのベルベットの筒型に淡ピンクのラビットのポンポンのついたデザインで全く実用性はありません
この日は一応桜の会ということで設定していたのにも関わらず、ほとんど咲いていても一分咲きだったり・・・
なのでこのバッグに和光でみつけた桜のハンカチーフを仕込んで皆様にプレゼントしよう・・・という趣向

miwaさんはこの週末から新しく家族に加わった子猫の「まめ」ちゃんの具合がよろしくないのでxxxとここまでのご参加。
Poniaで購入されたというお花の刺繍が施されたピンクの可愛らしいお着物にフェイクファーの水色アニマルプリント帯、この上にフェイクファーの短めのケープを羽織るというとてもCuteなスタイルでした。