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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

初ICE SHOW! STARS ON ICE 2010東京

2010-04-25 23:20:30 | Sports
遅ればせながら・・・
ずっと好きで衛星で深夜延々とグランプリシリーズが放映されていた当時からTVで観ていたフィギュアスケート。
でもリンクに出かけて生で観たことはなかったのです。
なんだか寒そうで・・・(冷え性)

しかし!
このところの日本人選手の層の厚さといいクォリティといい、今フィギュアを東京で観ずしていつ観るのか?!という状況になってきていること、そしてなんと世界選手権、次回は東京開催だというではないですか~
大変!とすっかり一年後のチケットに思いを馳せているわたくし、でもいきなり本命が初回というのも・・・と、予習の意味で、トリノ凱旋の高橋君、真央ちゃん、そしてシェン&ツァオ(申雪&趙宏博)を初めとして日本・カナダを中心とした有力選手総出演の豪華絢爛アイス・ショー「スターズ・オン・アイス ジャパン・ツアー2010」のチケットを入手。

4月11日(日)13:00~
代々木の第一体育館のリンク、S席で観て参りました。



え~と、ここまで書いていて何ですが、お着物会のほうを先にUPしておきたいので、ひとまず筆をおき・・・
後日続きを、という運びにしたいと思います

あれから一月近くたち、ようやくの詳細・感想・・・デス(5月8日)
この日は1時から2時が第一部、25分の休憩をはさんで、真央ちゃんのギネス認定書受領のセレモニーがあってから第二部・・で終了は3時半でした。
驚いたのは帰りの混雑。代々木競技場エリアから歩道橋を渡って原宿駅方向に向かうルートが激混みで、ゆるゆるとしか進めず、なんと会場を出てから30分かかりました!

さて本題。

<第一部>

Openingはカナダからのゲストとプロ・スケーター組が勢ぞろいして華やかにスタート!

●荒川静香さん 
「カルミナ・ブラーナ」(そういえば新国立で再上演されましたね。ビントリー監督就任で実現・・・前回見逃して今度こそ・・と思っていたのですが今回も見逃してしまいました)のドラマチックな音楽にのって、黒の衣装で登場。途中曲想が変った・・・と思ったらお衣装早変わりで(こういう演出がアイス・ショーなのですね)白の清らかなイメージで「アヴェ・マリア」
生イナバウアーが美しくて満足
荒川さんはクールでも清冽なイメージが似合うので、妖艶系よりも清らかモードのほうが好みでした。

●本田武史
黒のTシャツにジーンズ?でカジュアルマッチョイメージ。あまりシャープな感じではないので演技としてどう、という感想もないのですが(ヒドイ^^;?)ジャンプだけはコーチの面目にかけて(!?)しっかり押さえていたのがさすが。

●シンシア・ファヌフ Cynthia Phaneuf
カナダ女子の2番手的ポジションの彼女。ちょっとデミ・ムーア似のエキゾチックでパワフルな印象の美人ですが、どうもちょっとキメが荒いというか雑な感じがするのが惜しい。スパンコールが効いた黒の衣装はお似合い。

●鈴木明子
ラテンの曲に合わせた黒と赤の衣装。彼女らしいイキイキとした演技で見せてくれました。
今シーズンのウエスト・サイドはとても彼女に似合っていたけれども、今後はどんなプログラムを見せてくれるのかしら。。。
なんだか赤の衣装で元気いっぱいに滑る彼女以外のイメージがわきませんが・・・
現役続行してくれるみたいなので、また違った面を観られるのを楽しみにしています

●羽生結弦
ほっそりとした168cmのジュニア世界王者。スタイルも良いしテクニックも安定。柔軟な身体としなやかな表現力、軽やかなジャンプ・・・で次世代も安心と思いましたが、存在感はまだこれから、という感じでしょうか?
何気な~くさりげな~く、さらりとスゴイことをやってのけるタイプ。今回はちょっとロックっぽい?ナンバーで。

●マリー・フランス・デュブレイユ&パトリス・ローゾン
Marie-FranceDubreuil&Patrice Lauzon
30代半ばのフランス系カナダ人カップル。大人~でヨーロピアンな感性が香る二人。
モノトーンにパープルの隠し味のグラデーションの衣装がお似合い。素敵でした

●織田信成
チャップリン・メドレーです。
あの沈没してしまったトリノ後、ということでどこまで復調しているかな~と思ったら、うーん、ジャンプの成功率は3割といったところでしたでしょうかxxx
でもさすがに滑りはキレイ!そして失敗しても暖かい客席。成功すれば励ましの拍手。
とても応援モードの会場に和みました

●安藤美姫
あのオリンピックバージョンの衣装とヘアスタイル(ダウンスタイル・バレッタ留め)でクレオパトラを。
う~ん、やっぱり彼女から発するオーラと持って生まれた華には素晴らしいものがありますね
わたくし、オリンピックのときにグランプリシリーズの衣装に比べて地味?とか、ヘアスタイルもアップのほうがゴージャスで好み、とか言っていたかと思うのですが、実際拝見すると、もう地味なんて言いません、ゴメンナサイという感じ。
滑りはこの日も丁寧でしたよ。

●カート・ブラウニング Kurt Browning
88年辺りから10年近く第一線で活躍していた彼も40代。
小塚君が英語で紹介アナウンスを担当して、あこがれのスケーターで4回世界選手権を制している・・と言いかけたらちょっとお茶目にクレームを付け、4hundred times,と言い直させていました^^;
今回のショーでは長老?的存在ゆえ、ジャンプの制度については言及しません・・・
ユーモアと観客とのコミュニケーション能力に長けたパフォーマンスで見せる、プロ・スケーターという感じ。

●申雪&趙宏博(シュエ・シェン&ホンボー・ツァオ) XueShen&Hongbo Zhao
さすが圧巻。2階から下りてくるようなダイナミックなスロージャンプ、というのを是非に生で見てみたいものだと思っていたので、今回彼らが参加してくれて感謝感謝。
万年4位だったころから今のチャンピオン然とした堂々たる風格を醸し出す今まで、長く活躍を観てきたペアなので感慨深いものがありました。

ふ~ようやく一部終了。また、第2部は明日!  

・・明日と言いつつ一週間経過!5月16日です・・・。
頑張って後半を書きますね

第2部の前に真央ちゃんのギネスブック認定のセレモニーが・・・。
あの、オリンピックで初めてトリプルアクセルを3回飛んだことに対して、のギネス世界記録認定証授与式、ですが、セレモニーこの日だったのですね。スーツ姿の女性が二人、ギネスブック事務局か何かの方でしょうか?
真央ちゃんはとても嬉しそうでしたよ

さて、後半の選手です。

<第ニ部>

●村上佳奈子
アゼリアピンクの衣装で可愛い!
見る者を和ませる明るくホンワカとした雰囲気は彼女ならでは、ですが、テクニックはもう第1級。
可愛らしさを前面に出す、オーソドックスなプログラムでしたが、、これからドラマ性のある演目も滑ってくれるようになるともっと面白くなるでしょうね。期待の星です

●ジョアニー・ロシェット Joannie Rochette
今日はPinkDayなのでしょうか?彼女もパウダーピンクの衣装で登場。
ハーフアップのダウンヘアで女らしく、リラックスした滑りを見せてくれました。

●小塚崇彦
衣装は黒、髪形がちょっとカールヘアーになっているのが甘い雰囲気に合っています。
彼はオリンピックで4回転を決めてから、ちょっと選手として一段グレードアップしましたね!
抽象的なギターコンチェルトに今まではキレイな滑りだけれどそれだけ、という感じだったのが、華が出てきて曲とのシンクロ加減もイイ感じになってきました
小塚くんの出番、の紹介アナウンスはカートがお返しに、「これから400回チャンピオンになるであろう選手です!」と返していたのが微笑ましかったです

●キャシー・リード&クリス・リード
アイスダンス日本代表のリード姉弟です。
公式プログラムに載っていない・・・急な出演だったのでしょうか?
あのお母さんが選んだ、という膝丈の赤い浴衣に黄色の帯、のジャポニズムプログラム、でした。
上位の選手ではありませんが、ようやく出てきた世界標準の容姿を持ったアイスダンス日本代表。
これからもがんばって欲しいです

●ジェフリー・バトル Jeffrey Buttle
トリノ五輪では3位だった彼も28歳。赤と黒の衣装で短髪で男らしい感じ。
えーと、次の3組があまりに豪華だったのでジェフリーの印象が相対的に薄まってしまい・・・ゴメンナサイ

●浅田真央
真央ちゃん登場!
あの自分でデザインしたというローズピンクの衣装で満面の笑顔
いや~キラキラでしたね!
もう、目の前でクルクルと回転してくれる姿も長い手足を伸びやかに使ったスパイラルも安定感抜群でさすが世界選手権女王。
得意の「仮面舞踏会」で会場は一気に盛り上がりました。

●高橋大輔
高橋くん登場!
五輪バージョンの黒白市松ブラウスで名プログラム「道」を。
いや~本当にイイですね。プログラムも高橋君も。
あのお花を審査員にささげる場面、ショーなので客席に向けていましたが
黄色い?歓声が凄かったデス・・

●テッサ・バーチュー&スコット・モイヤー Tessa Virtue & Scott Moir
「ロミオとジュリエット」でした。
淡~いピンクのジュリエット衣装のテッサとライト・グレーの衣装のスコット。
とてもロマンチックでテクニックを超えた二人の世界・・・でした。
この二人、組んで長いせいか若さに似合わぬ成熟した演技が魅力。
あ、でも外見は二人ともとても可愛らしくて若くて甘くて清潔で、ロミジュリにピッタリなのですけれどもね^^;

これでひとまず各々のパフォーマンスは終了。

と思ったら、外国人ゲスト、プラス本田くんが黒とシルバーのクールな衣装でキメて登場。
ちょっとしたパフォーマンスを披露して、残りのメンバーも黒の衣装で出てきて出演者勢ぞろい。

満場の拍手を浴びながら、御挨拶っぽく滑ってくれるのがエキシビションのようで・・・
アイスショーも楽しいですね

すっかり味をしめたわたくし。
来年の世界選手権、その前のNHK杯も会場で観る気満々・・・になってきました!


バンクーバー・オリンピック 女子フリーを振り返って

2010-02-27 00:55:05 | Sports
バンクーバー・オリンピック、連日の熱戦!
特にフィギュア・スケートファンにとっては寝る間も惜しい一週間だったのではないでしょうか?

男子のフリー、アイスダンス、女子ショート・プログラム、とそれぞれにコメントしたきことは山ほどあるのですが^^ゞ
今日、一日リアルタイムでフォローした女子シングル・フリーの結果をふまえて感想など・・・

1位 金 姸児 150.06点
パーフェクト演技、音楽に乗った軽やかでしなやかな表現・・・確かに素晴らしかったです!
ただ、ここまで総合得点を跳ね上げる必要があったのかは疑問。
この得点だと真央ちゃんが仮にパーフェクトな演技をしたとしても追いつけないことになってしまいますよね??
ガーシュウィンの曲想を活かしきった振付は、バレエで言うとバランシンっぽい感じ?
グランプリシリーズのときにはそれほどにも思わなかったけれども、カナダの観客を前にして、オーサー・コーチの戦略がやっとわかりました・・・カナダ好みの選曲だったのね・・まさにVancouverOlympicを照準に合わせたプログラムだったのか~と今更のように感心。

2位 浅田 真央 131.72点
仕上がるのに時間がかかった難易度の高いプログラムをよくぞここまで・・・。
最初に3Aを2つ決めて、タラソワコーチが意図したプログラム全体の重みを一気に作り上げた真央ちゃんはお見事。
コンビネーションでの3フリップのターンオーバーと3トゥーループが氷上での躓きでシングルになったのが残念です。
ライバル、キム・ヨナちゃんを凌駕することができなかった・・・しかもあの点差!!
屈辱でしょうね・・・;;
ただ、なかなか仕上がらなかった今シーズンの調子を考えるとここまでやりとげたことの素晴らしさに感動。
それこそ、次につながる銀メダル、第2位だったと思います

3位 ジョアニー・ロシェット 131.28点
地元の期待を一身に背負い、なおかつ・・お母様のご冥福を祈ります。
もともと実力のある大人の女性らしい表現力がある選手。
彼女の心のこもった演技で、3位、良いのではないでしょうか?
「サムソンとデリラ」の曲想にあったビジューの効いたターコイズブルーの衣装と金髪に上品に溶け込む金色のヘアアクセサリーが上品で素敵でした

4位 ラウラ・レピスト 126.61点
キーラ・コルピとともにフィンランド2大美人。この人は小作りな顔立ちと大人っぽい落ち着きが魅力で、雰囲気があって好きな選手の一人です・・・がちょっと技の難易度からすると得点しすぎ?パーソナル・ベスト更新で良かったですね
「アディオス・ノニーノ」
ゆったりとした情感あふれるメロディーが彼女に似合っていました

5位 未来 長洲  126.39点
Brava!16歳でこの完成度!
アメリカ代表第2位で滑り込んできたOlympic,マークされていない気楽さ?からのびのびと演じきったカルメン、とてもチャーミングでした!
この1~2年で急激に身長が伸びたけれども、通常身体の変化にジャンプのバランスを崩す選手が多い中、順調に乗り切ったというのが納得の、均整のとれた肢体は欧米的ともアジア的とも言い難い一種の理想形。どのポーズも絵になるのが素晴らしい・・・で、目元が明治時代の風刺画の東洋人のように細いのですが、笑うとそれがとってもCUTEになる、不思議な魅力のある選手。これからが楽しみです

6位 安藤 美姫 124.10点
とてもキレイにまとめてきたのは素晴らしいのですが、新調した五輪仕様の衣装もヘアメイクも、グランプリシリーズの時よりも抑えめ??
今までのエキゾチックな魅力全開!な感じがなんだか大人しくなってしまって残念に思いました・・・
特に、クレオパトラを忠実に再現しようとしたのかダウンヘアにしたのは小顔な彼女にはちょっと重たくて損したかなぁと。
まとめ髪でゴージャスなヘアドレスを飾った従来バージョンのほうが良かったのに~(個人的な好みですが

7位 鈴木 明子 120.42点
ジャンプでの取りこぼしはありましたが、SP11位からここまで取り返した勢いと表現力は素晴らしい!
「ウエストサイド・ストーリー」のマリアになりきって勝ち取った価値ある入賞(総合8位)、おめでとうございます!!
それにしても3人枠ぎりぎりまで送り込んだ3選手が男女それぞれ全員入賞ってスゴイことですよね

8位 レイチェル・フラット 117.85点
NYタイムスによるとスタンフォード大学からはすでに合格通知が来ているそうですね!
ちょっと元気いっぱいの見た目で損しているかも・・ですが、ジャンプも見せ方も上手く、さすがは全米チャンピオン。
もっと得点が伸びても良かったと思う選手です。ジャンプでちょっと意外な減点があり、可哀そう・・・・

9位 Ksenia Makarova 112.69点
ロシア代表。まだ若いだけあって荒削り。・・であることがマイナスにならない「ウォリアーズ」なプログラムは戦略としてはマル。ダイナミズムが魅力。スピードとジャンプの高さで迫力があります。
このまま洗練されていけばソチでもまたお目にかかれるかも?

10位 アリョーナ・レオノワ 110.32点
ロシア代表。元気いっぱいの親しみやすい笑顔でNHK杯、ロシア杯でアイドル的人気者になった彼女。
あの時の「シカゴ」をだぶらせて観ると別人のような緊張っぷり。
ノリノリだったステップも全て慎重に慎重に・・で終わるとあぁ転ばなくて良かった・・・的な安堵の表情。
もっと出来る子なのに・・・という感じです。ソチに期待(笑)

あと気になったのは、ヨーロッパのアイドル、トリノの恋人、金髪長身美形と3拍子揃ったイタリアのカロリーナ・コストナーのジャンプの絶不調振り・・・。可哀そうでした・・・。ちょっとウエイトが重い感じにお見受けしたので、諸々の調整がうまくいかなかったのかしら・・・。もともと好不調の波のある選手ですが、気になります。

逆の意味で気になったのはフィンランドのキーラ・コルピ。
この人は金髪美人でしかも衣装とヘアアクセのセンスがとても良いので、観ているだけでも楽しい
SPの若草色のドレスに黄色いシンプルで大ぶりのバレッタもさわやかで良かったのですが、フリーの紺を基調に赤を隠し味に入れたちょっとCAっぽいやはりシンプルな衣装は彼女の美貌を引きたてていてとても良かったと思います。
あとは演技の難易度をあげてくれれば・・・今回の得点もパーソナル・べストでしたし、手ごたえを感じたのではないでしょうか?これからも期待しています






バンクーバー・オリンピック 男子シングルSPを終えて

2010-02-19 02:05:50 | Sports
VancouverOlympic,すでに佳境・・・
わたくしは男子シングルSPの日にオリンピック休暇(って普通の年次休暇ですが・・・^^;)取得の勢い。
連日ハラハラドキドキ、楽しいです

フィギュアスケート男子、精鋭揃いで、10人くらいにメダルをあげなくては気が済まない(?)くらい、今充実していますよね。

五輪に照準を合わせて復活のトリノ王者プルシェンコ。
彼がグランプリシリーズにデビューした時を観たわたくしにとって、あの16歳(だったかな?)の若さで軽々と4回転を飛び、「黒い瞳」の曲に合わせてバラを咥えて登場、飄々とした演技で沸かせた演技力、ビールマンスピンを楽々こなした柳のような柔軟性ある長い手足。おかっぱで金髪のスナフキンのような個性的な風貌に強い印象を受け・・・
それ以来、目の離せない選手です。
昔から演技力と技術力を兼ね備えた彼にとっては今のどちらかに偏った選手は歯がゆく見えてしまうのでしょうか?
憎らしいほど余裕の態度でTOPに居座っていますが、彼を揺るがす現役はさて?

そんな彼に挑戦できるステージにたっている高橋くんには、本当に期待が持てますよね。
今回のフリーのフェリーニの「道」をテーマにしたプログラムは構成もいいですし、楽しみです
SP後のインタビューでも、フリーでは思いがけず高い位置に設置された観客席に合わせて目線も上に持っていきたいと言っていましたし、ライバルに惑わされず、観客を魅了できる自分の演技を、と胎の座った感じでしたし。

2位につけたライサチェク。
一際目立つ長身で、決まるとその一挙手一投足がドラマ性を孕む存在感。
SPの「火の鳥」はお見事、の一言
堂々としているのに、演技終盤から感きわまった表情でグッときました。
4回転を回避すると明言している彼にとっては、演技の総合的な完成度がそのまま得点につながるだけにミスなく決めてほしいです。

織田君の4位は健闘ですよね~
抜群のジャンプの安定感が武器ですが、フリーでは彼の個性にあった「チャップリン」の演目ですし、演技もいつもよりもさらに思い切って表現してくれるといいなと思います。

そして5位のランビエール!
トリノの銀をバンクーバーの金に!という心意気?
4回転が飛べるのに、トリプルアクセルが苦手で、SPでもダブルアクセルであら??という感じでしたから
ジャンプではちょっとライバルに水をあけられてしまうかも・・ですが、その他の演技力、丁寧な表現力、素晴らしいステップと他には真似のできない独創的で美しいスピン・・・総合力では是非エキシビションでみたい選手ですので、健闘を祈るばかりです。
SPの「ウィリアム・テル」、あの曲想が変わって、これからステップに入るぞ、というところ、もうカッコよくて・・・(キャー)
・・・・あ、すみません^^;

6位につけたジョニー・ウィアーくん、中性的な美しさで独自の世界観を紡ぎだす彼ですが、意外とジャンプも(4回転は無理ですが)安定した技術があるので、他の選手に思いがけない失点が重なるとグッとメダル圏内に入る可能性も?
華のある選手、今回のフリーは最終グループ、大トリのプルシェンコの前、という滑走順ですので、緊迫した勝負の世界で一服の涼風となってくれることを・・勝手に期待しています

意外だったのは、フランスのブライアン・ジュベール・・・
演技力というよりも、純粋アスリート系の4回転ジャンパー。
甘いマスクゆえの華もあり、どこまで4回転でプルシェンコに肉薄するか・・と見られていたのにまさかのジャンプ失敗。
16位とは彼の実力からするとあり得ない結果。
メダル争い、からどこまで気持ちを切り替えられるかが気遣われますが、フリーでは挽回して次につなげてほしいです。

あと残念だったのはアメリカのジェレミー・アボット。
彼のピートルズナンバーのプログラム、独得の世界観があって、好きなプログラムなのですが、冒頭のジャンプが成功せず・・・。グランプリシリーズのときも波がありましたから、あぁ~という感じでしたが。
コーチの佐藤有香さんがおキレイで・・・。現役を引退した後、解説を経て、こういう若い可愛い男の子の指導って(コラ)キャリアとしてとても良いですよね(コラコラ)

カザフスタンの若手選手など、ノーチェックながら、良い演技を見せてくれた選手もいましたし、明日のフリー楽しみです!!


Wimbledon 2009

2009-07-08 05:31:32 | Sports
閑話休題。



昨夜のウィンブルドン男子決勝!
最後まで観てしまいました~

ラファエル・ナダルが怪我で不在、ということで昨年ナダルに土をつけられたロジャー・フェデラーが
大方の予想通り(笑)優勝カップを奪回して、4大大会15勝目をあげ、ピート・サンプラスの記録を抜きました・・・、が!

予想と異なったのは、そのフェデラーの対戦相手、アンディ・ロディックの充実振り。
セミファイナルで英国人期待の星アンディー・マレーを脅威のファーストサーブ成功率75%超の
集中力で下したときから、今期の彼は違う!と期待を持たせてくれましたが、
ファイナルではお互い自分のサービスゲームを死守、絶妙なコースを狙う手に汗握るラリーで

アンディー・ロディック   7 6(6)  6(5)  6 14
VS
ロジャー・フェデラー    5 7(8)   7(7)  3 16

という結果。
なんと77ゲームの熱戦に。
2人とも試合運びは冷静で、疲労も見せずにサービスエースを決めまくるハイレベルなパフォーマンスで
正直どちらが勝ってもおかしくなかった試合でした。

フェデラーが経験で一歩先んじたものの、ここまで成長したロディックにも
惜しみない拍手と称賛を贈りたい、そんな気分ではあります。

このところ、インプットが続いてなかなか記事にできないまま、のテーマは
◆世界バレフェス秘蔵映像上映会・後半編、
◆同日鑑賞のタカラヅカ・宙組 東京公演
◆神尾真由子 バイオリンリサイタル@東京オペラシティ コンサートホール
◆ウディ・アレン「それでも恋するバルセロナ」

・・・たまっていますが金曜日にはキモノで歌舞伎座、もプラスされる予定・・・
追いつくでしょうか(笑)








Rafael Nadal 初・Wimbledon優勝おめでとう!

2008-07-08 02:10:45 | Sports
昨日、Wimbledonテニス、最終日男子シングルの決勝が行われました
勿論、話題はボルグとマッケンロー以来といわれる史上1,2を争うライバル、スイス人ロジャー・フェデラーとマジョルカ出身のスペイン人ラファエル・ナダルの対決。
現在世界ランキングでも1、2位を占める文字通りの頂上決戦!
昨年は5セットの死闘の末、勝利を手にしたのはウィンブルドンでは5年間負けなしの”芝の王者”フェデラー。
さて今年は・・・と期待をこめてのTV観戦。



スコアは6-4 6-4 6-7 (5-7) 6-7 (8-10) 9-7
最初2セット取ったナダルは絶好調。メンタル・フィジカルともに安定していて負ける気がしない。
対するフェデラーが王者の試合経験から神がかり的なショットで2度のマッチポイントをものにした続く2セット、普通の選手なら勢いで流れを戻すのは至難の技だと思うのにこの若干22歳のスペイン人はインタビューでこう言った。
"When I lost the fourth set I sat down and said 'I'm playing well.' I had a very positive attitude, l felt confident with myself. ”

4セット目を失ったときにも自分はよくやっている、積極的に行っているし自分を信じている、と。

そのとおり5セット目で互いに自分のサービスゲームを落とさない。
とりわけナダルの相手に体重をかけたリターンをさせないボディ狙いのギリギリのラインのサービスの精度、ラインギリギリのリターン(彼らのライン際のコントロールの正確なこと、またそれを見切る眼の確かさにも舌を巻きました!)
2度の雨による中断も彼らの集中を切らすことはなく、ウィンブルドンの男子シングル至上最長の4時間48分の試合を制したのはナダル。

NHKでこの試合を息もつかずに見つめていたわたくし、意識が遠のいたのは2度目の雨でのサスペンデッドから再開して2ゲームめあたり・・・
目覚めるとTVの画面には「おはよう日本」の文字。
??終わった??
慌ててWimbledonの公式サイトで結果をチェックすると大の字に空を仰ぐRafaが。



あぁ・・・ついにフェデラーの時代を彼が終わらせたんだ・・・
と感慨深いものがあり。

ちなみにウィンブルドンでスペイン人がタイトルをとったのは1966年のマニュエル・サンタナ以来だとか・・・。
サッカーのEURO大会でもスペインが1964年以来44年ぶりにタイトルを取っているし、今年のスポーツ界に吹くこのスペイン旋風は一体何なのかしら?

ナダルはラテン諸国の男子のご他聞にもれず、熱狂的なサッカーファン
勿論、ウィンブルドンの大会中にあったEUROの決勝はリアルタイムで友人とTV観戦。日程もそのために調整したとかしなかったとか・・・

彼の戦績や日頃の言動、落ち着いた試合運びからはすでに熟成した大人の風格が漂うが、実際はやんちゃで純粋な22歳の好青年。
まだまだこれから更に進化して素晴らしい試合を見せてくれることでしょう。



そして好敵手フェデラーもこれで沈むような選手ではないですし。
また来年、2人の姿をWimbledonのセンターコートで拝めるときを楽しみにしています
(今度こそ最後まで見届けるぞ・・・)

最後にナダルのブログを貼っておきます

http://timesonline.typepad.com/rafael_nadal/