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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

第13回世界バレエフェスティバル ファニーガラ ②

2012-08-22 10:29:47 | BALLET
【第5部】???

と、表示されていた、禁断の第5部、続きです

2012年8月16日(木)17:00から始まった
世界バレエフェスティバル・スペシャルガラ終盤、感動の嵐が収まらぬ会場を更なる興奮のるつぼに・・・。

世界超一流ダンサーによる宴会芸?いやいやそれを遥かに超えた完成度。
まずはゴメスさんがシュツットガルトの芸達者に交じって魅惑のオネーギンを見せてくれたあとには・・・

可愛いシルフィード・・・・
大きな花輪にロマンティックチュチュ、若干(相当)大きい?若干(かなり)ピンクのチークが濃い?
きれいにポワントで立った足先はさすがに美しいけれども・・・・??
そこに、小さな可愛らしいジェームスが!
ふんわりとした白ブラウスの中で身体が泳いでいる赤いミニのキルトスカート姿のコジョカル。
ということは、あのシルフはコボーさん?
目をぱちぱちさせて、指を顎に当てるシルフィードのキメポーズで御約束のお〇まバレリーナ演技。
ではありますが、足さばきの軽やかさはさすがですね。
それに膝下が引き締まっていて綺麗です。
アリーナはふんわりとした白い羽のついたベレー帽に髪を押し込め、口髭なんぞもつけてはいるものの、
アイドル女子高生が文化祭でおふざけをしているみたいで、可憐で、何をやっても可愛さはそのまんま
ジェームスの足技をやってくれるのかと期待しましたが、テク面はコボーさん担当のようでアリーナは右往左往していました。いいの。可愛いから。(笑)
白いヴェールでシルフをつかまえようとすると・・・謎の動物登場!
あ、楽屋着(笑)とブログで紹介されていた牛柄の全身着ぐるみ姿のワシ―リエフでは・・!
ヴェール持ったジェームスがシルフィードを捕獲するはずが、そちらに気を取られ・・・?一瞬のうちに走り去って行きました・・・(目が点)

そして怒濤の第3部、オールスター競演の
”バ―「間呑」(誰ですか、この当て字考えたの~^^;)に集う人々”

下手にマノンの天街付きベッド、上手に「間呑」と白地に黒々と墨文字も鮮やかな(笑)屋台が。
ベッドから起き上がる黒金の超派手なバレリーナ衣装の(「ヴェニスの謝肉祭」でオブラスツォ―ワが着ていたのとは似て非なるもの・・・もしかして、自前?)マラーホフ。マリリン・モンロー風金髪に更にヘッドドレスもつけて、これでもか!の金ぴか振り・・・でマノンを踊ってくれました^^。

一方では、居酒屋に集う小さなおじさんたち・・・実は、アイシュバルト(おじさんだけどイケメン!)、ノ―ヴィコワ(長めの細いモミあげが怪しいですけど、扮装で顔を隠さず、スッキリした東洋風の可愛いお顔ですぐわかりましたv)、オブラスツォーワ(髭にメガネで全くわからず)、ロホ(帽子)といった豪華な面々。が わいわい飲んでます。
マノンのクラブの客設定でしょうか?それにしては庶民的だ。(笑)

マノンのどの場面の踊りかはわかりませんでしたが、お得意の(笑)ポワントワークはきっちりと。
この辺り、本編では踊らなかったのはここに照準が?!疑惑^^;
マノンのチュチュ衣装をはぎ取ると、下にスリット入りのゴールドスパンコールのタイトなミニドレスを仕込んでました。。。^^;
スリットに手を滑らして美脚を強調するマラーホフ、そのまま、屋台の客たちの中央にどっかと腰掛け余裕の脚組み。マダムとして君臨します(笑)
ここからは、マダムとお客が余興を楽しむコーナーに。

まずは、白いチュチュ衣装に大きな白い羽付きのヘッドドレスをつけたライモンダ(メルクリエフ)の登場。
前髪が不自然に短くてトランプのジャックのようにくるんとしたカールで、一応コミックキャラであることを示していますが、普通に美人バレリーナです。逞しいけど^^;
ライモンダのピチカートの踊り。ポワントは安定していますし、踊りのタメも若干大げさではありますが、ケレン味充分、これはボリショイ仕様でしょうか^^;
そのままではお見事過ぎて、笑うタイミングを見失うところですが、手を打つところで、大げさにパ―ンと決めててんこ盛りのビジューを散らしたり、足のパドブレとぴったり音楽に合わせて、頭の羽飾りを手で細かく打ち震わせてみたり、笑いのポイント作りも抜かりなく、流石、ファニーガラ経験も豊富なメルクリエフ!
彼も本編ではザハロワさまの影でしたから、ここではじけてくれて良かった良かった・・・ってファンの方、ご満足いただけましたか?(微妙?^^:)

次はバヤデールの壺の踊り(ジャンべ)。
か、可愛い・・・!体型も筋肉質ではありますが、ポリーナちゃんやヴィシニョ―ワさまと並べばお仲間としてアリなのでは?(こら)レベルで何より顔が普通に美人!
ピンクのオダリスク衣装の3人組のセンターで、他の2人がマチューとジョシュアだったので、オペラ座BOYSかな?」とセンターはビュイョンくんか、と勝手に思っていましたが、後からあれがフォーゲル君よと友人から聞いて。
そう言えば、ポリーナちゃんがシェへラザードでつけていたターコイズのヘアバンドをしていて、団が違ってもこういうときは協力しあうんだな、と思って観ていたのですが、パートナーのフォーゲルくんに貸してあげたのかと思えばその方が自然ですものね^^
頭にはお正月などで使用する四角い酒桶。
あのフラフラしながら落としませんよ~の壺の踊りをポワントできっちり踊りますが、普通に可愛過ぎて笑いのポイント無し・・・かと思いきや、ブラTOPがずれ落ちてきて、すかさず、観客のおじさん(女性ダンサー)たちが飛んできて直してあげていたのがツボでした^^
お友達はワイワイ賑やかしに出てきた感じ。
金髪の鬘はジョシュア(多分)、マチューは黒髪のショートボブで顔のパーツは本当に可愛いのですが、輪郭がシャープすぎるのと、ご自慢の胸毛をふんだんにご披露されているもとよりずれて装着のブラTOPのおかげ(?)で、女装感アリありでした・・・^^;

次はドンキホーテのキトリです。
オシポワのコピーかと思ったワシ―リエフ!
衣装はオシポワと同タイプだと思いましたが、これも自分サイズ??を作ったのかしら~?
あの、闘牛士たちがマントを振ったり、床に刺した剣の間を縫ってポワントで抜けて行く踊りの場面を。
闘牛士たちとして、お客さんのプチなおじさまたちが参加^^。皆で並んでシーツ振ってました
このキトリの踊りの本気度もかなりなもので・・・。
背を反らして跳躍の、迫力たるや!足先が頭に付くほどの・・・って、これってスパルタクスですかしら^^。
さすがボリショイ!

と、盛り上がったところで唐突にドラゴンボールの悟空?姿のシムキンくんが下手に登場。
なんだか叫んでますけど、これってこのキャラの御約束なの?(ドラゴンボールに詳しくないのでわかりません・・・^^;)
後で聞いたところによると、彼はこのアニメの大ファンなのだそうで・・・^^;
このコスプレは本人の夢実現プロジェクトと見ました^^;
髪の逆立ち固め加減もリアルフィギュア。どおりでぴったり!どこのコミケ会場?(笑)
全幕特別プロでも、両日登場した、「バヤデール」の黄金の仏像。
それをこのコスプレ衣装(靴も!)で踊ります。
あの振りにバク転なども交えてGALA仕様にしつつ、完璧!
最後に「カメハメ波~!」と、確かに叫んでおりました(笑)

そして再びのゴメスさん!
赤いニキヤ衣装で、花篭の踊りです。

特大の(お洗濯ものとかを入れる篭みたい)花篭をそっと差し出すのは、
一瞬の特出のために、ヘアメイク衣装バッチリのオリガ先生!
もしや、この踊りのご指導も・・・ご苦労様です!

大きな篭を、初めは重そうによろけて持ち上げて笑いをとりますが、すぐに楽々、ソロルからの贈り物と聞いて嬉々として踊るニキヤ、の場面に忠実に達者に踊るゴメスさん。
いい味・・・というか、それはまさにヴィシ風味でしょう~!というニュアンスもバッチリのレベルの高い踊り。
凄いわ、ゴメス。
下手袖に近づいて、そこから離れると、花篭から飛び出してきた設定のヘビ、いや、ワニ!!のぬいぐるみが!!
噛みつかれたわ!
と、ゴメス嬢、振りほどいて床に叩きつけ・・・2度3度と・・・踏みつけましたよ~このヒト!
コワいわ・・・;;
マダム・マラーホフが大僧正の代わりに、毒消しビールを持って駆けつけます。
上手い!
もう一杯!!
って、あなた、青汁じゃないんだから・・・(脱力)

喜んでピルエットで一さし舞うゴメスさん。

終了です。
もう・・・皆さま、素晴らしすぎます・・・

今まで敏腕ファニーガラプロデューサーとして、踊るわ仕切るわで大活躍だったジョゼがAプロのみでまさかの不参加・・・両輪としてファニーガラの要となってきたマラーホフも万全の様子ではなさそうだし・・と危惧していたことが全て杞憂に終わり、ゴメスさんという立派な後継者も育ち、シュツットガルトは総力で参加と、終わってみれば、良き伝統が滞りなく引き継がれている模様に、安堵と喜びを覚えました

フィナーレは、ファニー・ガラの扮装のまま、パートナー、ロングドレスのザハロワ様に思い切り引かれるメルクリエフくんの残像が抜けません・・・^^;

ファニーガラのお衣装、GALA本編での衣装、次に控える深夜の打ち上げPARTY仕様のフォーマル、小ざっぱりとした普段着?と、皆さま思い思いの服装で、でも充実した笑顔で、舞台中央天上から回る巨大ミラーボール、舞い落ちる大量の金銀紙吹雪、で盛り上がる会場に最後の御挨拶。
「蛍の光」(録音)が流れていたせいか、割とすぐにカーテンコールは終了し。

あ、恒例の手ぬぐい投げ、初めてGET致しました
舞台から比較的近かったため、ぶんぶん複数本飛んできて慌ててキャッチしたので、どなたが投げたのかわからずじまい^^;
パリオペ男子は遠投に挑戦していました^^;(イイ人だ)

真夏の夜の夢、ひとまず終了。
また3年後の星の饗宴、心から楽しみにしています











第13回世界バレエフェスティバル ファニー・ガラ  ①

2012-08-20 05:21:50 | BALLET
【第5部】???

と、表示されていた、禁断の第5部が始まります。

2012年8月16日(木)17:00から始まった
世界バレエフェスティバル・スペシャルガラも終盤に。
一通り演技が終了したところですでに21:30は回っていますが、これから、お楽しみが・・・。
世界超一流ダンサーによる宴会芸?
歌舞伎の俳優祭のような、一流の役者によるパロディを観られる、ここだけの機会。
これがあるから、もとより激戦のバレフェス・ガラの倍率が上がり、チケットのレア度が高まるという・・・。
大御所は参加しませんし、キャラ違いの方もご辞退されている模様ですが、え、あの人が!という意外なノリの良さを示すダンサーもいますし、これはこれで、ひとつの作品として完成させてしまう彼らのプロ根性に感動したり、見どころ満載な、ひとときです


1) オネーギン
2) シルフィード
3) バー「間呑(マノン)」に集う人々~マノン・ライモンダ・バヤデ―ル(壺の踊り)・キトリ~

1)オネーギン「鏡のPDD」

下手に机、センターに鏡、上手にベッド。
金髪の前髪パッツンロングの鬘に白いロング提灯半そでワンピのタチアナ?(ゴメスさん)がうっとりとしています。
なんだか普通に可愛いし金髪なのでゴメスとはすぐにはわかりませんでした^^;
アイパッドに恋文を高速入力。
あ、ばあやばあや!
地味なハイネックシャツ、ロングスカート、頭と顔を覆うショール、ロングエプロンのやる気のなさそうな掃除婦登場。
お掃除道具一式と大きなごみ袋?を引きずって、その袋から色々なガラクタを取りだし、見つけたのがUSBケーブル^^;
これで送信できるわvとバヤデ―ルのショールのように掲げて喜ぶタチアナ。
鏡もしっかり磨いてね!お腹空いた―と要求が激しい。はいはい、と渡されたのはマックの大きな紙袋(笑)
喜んで夜食タイム?ポテトつまんでます。デブになるわよ。

もうお休みなさい、とばあやに叱られてはーい、とベッドに飛びこむ。

すぐに起きだして鏡を覗くと、そこには肉襦袢を着た自分の姿が!(爆笑)
鏡から飛び出すデブ・タチアナ。
これはすぐにわかりました。マライン・ラドメーカーです^^
続いてオネーギンも登場。
黒ブラウスに黒パンツのマリア・アイシュバルト様!
クシャっとしたショートのブルネットの鬘で、大きな瞳が神秘的な、小柄だけれどもとてもカッコいいオネーギン!

ここから、(笑)の涙なくしては観られないパ・ド・トロワが・・・^^;

デブ・タチアナ、トウシューズのタチアナ、ふたりの金髪大女が、黒髪黒装束の小さなイケメンを取りあう修羅場に・・・。
修羅場、なのですが、構成が巧みで、2人がアイシュバルト様をリフト、(手紙のPDDの場面のパロディで)すがる2人を振り切ろうと引きずるアイシュバルト様(ここが音楽もあのオネーギンがタチアナに懇願して跪いてリフトの連続場面のものが使われていてピッタリ!)・・・など。
引きずる姿がリアルに重そうで、ここの場面、今夜の素晴らしいパロディの中でもNO.1、MY BESTでした。
誰が考えたのかしら・・・素晴らし過ぎます!

唐突に下手に登場するレンスキー。困った顔に見える付け眉毛をつけているので、一瞬だれかわかりませんでしたが、サレンコですね^^
「白鳥」でマラーホフが着ていたカーキ色の軍服っぽい胴着を着ていたのですが、この一瞬でのサイズ直し、お衣装部さん、神業!
ここでサレンコが一挿し舞いますが(月光のソロ、素晴らしい)、突如として現れたばあやが銃殺。
まぁ、決闘の場面の踊りだけど・・・ばあやがオネーギン?
あっという間に退場・・もっと観たかった^^;

オネーギンは大女たちから逃れるべく、鏡に戻ろうとしますが、捕まえられ・・・幕(笑)

最後、ばあやがかぶっていたショールを降ろします。
いや、背格好や歩き方から、もしや・・でもまさか・・と思っていたのですが、オレリー・デュポンでした!

*続きます



                       ・


第13回世界バレエフェスティバル ガラ ③

2012-08-19 06:21:36 | BALLET
2012年8月16日(木)17:00~
東京文化会館にて、
第13回世界バレエフェスティバルSpecial GALAの感想・後半です

【第3部】 19:25~20:15

■「白鳥の湖」 第2幕より 
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ
東京バレエ団

ヴィシニョ―ワの白鳥は、とても女性らしくて、美しい。
好みからすると、ロパートキナの静謐で幽玄の世界から降臨した白鳥が一番!だと思っているのですけども、ヴィシニョ―ワの、静かな表情で情感をたたえて踊る、姿を変えられた王女の苦悩を語る場面・・・の表現もステキです。
マラーホフは、いつものゴージャスな刺繍を施した黒ベルベットの胴着の隙間から白いブラウスを覗かせた王子スタイルとは異なる、スタンドカラ―のモスグリーンの胴着にライトグレーのタイツでややお地味?
踊りも、完全にヴィシニョ―ワのサポートに徹していて、王子のヴァリエーションは省略されていたのが残念。
東バダンサーの24人のコールド、4羽の白鳥、3羽の大きな白鳥はそれぞれに健闘。
ただ、王子のヴァリもあれば、たっぷり全幕物の雰囲気を楽しめた・・・となるところが、それがなかったために、こんなに東バの見せ場があるのに王子は?となってしまい、ちょっとバランスが悪かったかも。
王子がこれだけ踊らないなら、3羽は省くとか、バランスをとったほうが良かったのでは?と思ってしまいました。

マリインスキーの公演ですと、つい、白鳥はロパートキナを取ってしまうのですが、今回はスケジュールさえあえば、ヴィシニョ―ワも観てみようかな?という気分になりました。
彼女は今、とても充実していますね!

■「モノ・リサ」 
振付:イツィク・ガリリ/音楽:トーマス・ヘフス
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル

今日の驚き。
タイプライター音を使ったらしいのですが、リズミカルなノイズ?で構成された疾走感のある音楽に合わせて、2人が拮抗して踊ります。黒いショーツにリンクルメッシュ素材?のピッタリとしたオレンジに黒の長そでTシャツ?
途中でフリーデマンだけ、そのシャツを脱ぎ、上半身をさらします。(特別サービスではなく、そういう振りだそうです^^;)
男女の双子のように長身で筋肉質で美形の2人には無機質でキレのある音楽に合わせて長い手脚で空中を鋭く切り裂きながら絡むこの作品はピッタリ。
なんてカッコイイの・・・!!と、観ていてテンションの上がることこの上なし。
それは満場総意だったようで、終わった後の堰を切ったような拍手が凄かった。

フリーデマンのバレフェス・デビュー時のセンセーションを思い出させる、観客の反応でした。
彼は、コンテでハマると、忘れがたいインパクトを生みだすことのできるダンサーですね。
ポリーナちゃんも彼女の美質が最大限に活かされた作品とパートナーだったと思います。

これはシュツットガルトのレパートリーに入っているらしいので、他のダンサーでもまた観てみたいです。


■「ヴェニスの謝肉祭」("サタネラ"パ・ド・ドゥ)
振付:マリウス・プティパ/音楽:チェーザレ・プーニ
エフゲーニャ・オブラスツォーワ マチュー・ガニオ

可愛い2人の爽やかなクラシックピース。
ゲ―ニャは黒と金のチュチュに黒リボンを首に巻いて仮面舞踏会の目隠しをしてちょっとコメディデラルテの女主人公みたい。
マチューはふんわりとした白ブラウスに金糸で装飾された黒ジャケット黒タイツ。ロマンティックで祝祭的なムードを盛り上げます。
途中でオブラスツォーワの仮面を取って・・・。
超絶技巧はありませんが、マチューも空間を大きく使った伸びやかな踊りを破綻なくきれいに見せてくれて、顔と性格が可愛いだけの男の子(こら)ではなくて今やオペラ座を背負って立つ先輩格のエトワールなのだなぁと納得させてくれる演技でした。
今回マチューは、オペラ座ダンサーとではなく、クラシックダンサーのオブラスツォーワをパートナーにロマンティックバレエでまとめてきましたが、彼の方向性として正解かと。


■「トリスタンとイゾルデ」
振付:クシシュトフ・パストール/音楽:リヒャルト・ワーグナー
スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・メルクーリエフ

これがまた素敵でした。
トリスタンとイゾルデなので、あの、媚薬のせいで、禁断の恋に絡め取られてしまった2人・・・の愛のらせん階段状態をあの、OPERA「トリスタンとイゾルデ」の「愛の死」の音楽にのせて踊ります。
これは生演奏で、東フィル渾身の演奏がとても良かった。
白いシフォンのロングドレスのザハロワが美しく、うっとりと彼女の脚のラインの描く軌跡の美しさに酔いました。
メルクリエフに見せ場が少ないのが気になりましたが、・・・・彼の見せ場は→第5部にたっぷりと用意されていたのですね☆
なので(笑)納得です。


<休憩15分>


【第4部】 20:30~

■「マルグリットとアルマン」より"田舎で"
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:フランツ・リスト
タマラ・ロホ スティーヴン・マックレー
高岸直樹

冒頭ピアノの金子三勇士さんのリストのロ短調ソナタの演奏が圧巻で・・・。
いきなりテンションが上がりました!
椿姫のマルグリットとアルマンが田舎で2人だけの甘い生活を送っているときに、アルマンの父が別れてほしいと訪れる・・・の場面です。
この作品はギエムとムッルでの印象が強いので、小柄な2人が出てきたときに一瞬違和感がありましたが、スティーブンのアルマンが白い大きなフリルのブラウスを緩やかに着て、赤みがかった金髪を少し乱してマルグリットと愛を交わす姿に甘やかな幸福感が漂っていて新鮮。
タマラはアイボリーサテンのドレスですが、スカート部分の普通フリルが施されていそうなところにグログランリボンをバスケット編みにしてそのままフリンジにしたような装飾がついているという個性的なディテールが珍しいデザイン。
神社のおみくじが結びつけられた木のようだ・・という口の悪い友人が言いましたが(こら)^^;
彼女はテクニシャンであるだけでなく、ロイヤル随一の女優バレリーナでもあるので、細やかにマルグリットの心情を伝える演技で、2人とも良かったと思います。
高岸さんが威厳のある冷酷なアルマン父として登場されましたが、まだ高岸さんの2枚目主役キャラから、こういう年配者の役への移行が頭に入っていないので、ちょっととまどいが・・・^^;

・・・と、色々小さな一瞬の違和感?がありましたが、全体の演技の流れ、音楽と一体化した舞台の完成度はガラでの部分上演では勿体ないほどの充実感で、とても良かったと思います。



■「シンデレラ物語」より  
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン

いや~プロコフィエフの音楽って本当に良いですね!
なんと言いますか、夜空に星が無数に瞬いているような感じで
これはノイマイヤーの指示なのでしょうが、生オケではありませんでしたが・・・今日の東フィルなら演奏してもらっても良かったかも?
オレンジを持った孤独な王子が、シンデレラと運命的に出会って、そのオレンジを渡して・・・のPDD.
ブシェはダウンヘアにカチューシャ?、白いドレスで少女らしい雰囲気に。
この2人も自分たちの世界に一瞬にして空気を変えてきますね。
これも全幕で観てみたくなりました。

■「マノン」より"寝室のパ・ド・ドゥ"
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

アリーナが可憐で、天性の魔性の女というには可愛らしすぎますが、まぁこんなマノンに甘えられたら、コボーでなくても手紙を書いてもいられないでしょう^^
マクミランのリフト満載の振りつけを2人とも息がぴったりで、きれいに見せてくれました。
が、これもギエムを始め、バレフェスやガラ公演で散々観た演目ではあるので、長身バレリーナの迫力あるリフトを思うと小粒かも?
・・・というような過去の残像に惑わされなければ、これはこれでステキな愛の感じられるPDDでした^^

■「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ナターリヤ・オシポワ イワン・ワシーリエフ

あぁもう最後の演目に!

期待を背負って満を持しての登場。
黒ベルベットの胴着に赤いチュチュスカートオフショルダーの位置に黒ネットの短いお袖、髪には紅バラの定番キトリ衣装のオシポワ。
今回、彼女は大トリで気合が入っていたのか、クールな彼女には珍しく、顔芸がすごくて・・・
大きく目を見開いたり、いたずらっぽく微笑んだり^^
・・・で気づいてしまったのですが、いつものクールなお顔は自信のBESTショットなのですね^^;
見慣れないせいか、百面相だとおでこに皺が寄ったり、いつものクールビューティが・・・あぁ・・・という感じになるときも?!
いえいえ、演技も入れての大サービスなので文句を言うのはやめましょう。
踊りはもう、完璧でした!!

すべてのパが高速安定。フェッテはダブルの連続でスタートしたのが凄かった!
後半Ⅰ-1-2になりましたけどそれでも!

ワシ―リエフの気合いの入り方たるや!
最初、バジルがキトリに 近づくところのジャンプの高さが2mはあったような・・・まさに初っ端から限界への挑戦で。
回りながら飛び、、空中で180度に開くジャンプを連続で。ちょっと・・・それで最後まで持つ?と心配するほど^^;
バジルのヴァリのジャンプは何やら、とても凝ったことをしていて(すでによくわからない^^;)難しいことに挑戦しているのだな、というのはよく伝わりましたが、それがストレートにダイナミズムを伝えるか。。はちょっと微妙?
コーダも様々なジャンプを散りばめて、まさにテクニック系体育会系バレエの真髄をみせてくれようとギリギリまで頑張ってくれたワシ―リエフ。
最後までフェスを盛り上げてくれてありがとう!

大きな拍手に包まれて、余裕のドヤ顔のオシポワの隣で、大きく肩を上下させて息を整えていました。
この芸風だと、ダンサー人生は長くないかも・・・とちょっと余計な心配までしてしまいました^^;


ガラの(本公演のほう)全体を通しての印象は、第2部に微妙な演目を詰め込んだ(とはいえ、最後の「椿姫」で驚異のV字回復で印象修正もバッチリ)結果、他の1,3,4部の充実度が凄く、特にラストに向かって怒涛の感動に持ってくる構成なども含め、このゴージャスな夏の夜の夢を締めくくるにふさわしい一夜のパフォーマンスでした・・・

ってその後に大きなお楽しみが待っている!という。。。
あぁ、どこまで贅沢なのでしょうか。

着席のまま、舞台の幕前に、佐々木代表の代理人としてのNBS高橋氏の口上を聞きながら、期待に胸膨らみます。
第5部は、指揮のオブジャニコフさんも東フィルの方も、お帰りいただいて・・とおっしゃっていましたが、わたくしがオケメンバーなら絶対帰りませんね^^
特等席で観賞すると思います




第13回世界バレエフェスティバル ガラ ②

2012-08-18 06:33:37 | BALLET
世界バレエフェスティバル ガラ、本当に観ごたえがあり、楽しくて、夢のような半月ばかりの日々を
出演者、関係者の皆さまありがとうございました!

今はその余韻に浸るだけ・・・ですが。
忘れないうちに、2012年8月16日(木)スペシャル・ガラの一日を振り返ってみようと思います。
それでは個々の一口(で済むかしら?^^;)感想を・・・。


第1部

第13回世界バレエフェスティバル  <ガラ プログラム> 
8月16日(木)17:00開演  会場:東京文化会館


【第1部】 17:00~17:50

■ 「眠れる森の美女」
振付:ナチョ・ドゥアト/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
オレシア・ノヴィコワ レオニード・サラファーノフ

あれ?眠りのPDDだけれど、色々と振りが違う・・・と思ったら、ドゥアト版でした。
ノヴィコワで、古典を観てみたい!とABプロで思っていたので、ドゥアト版とはいえ、望みがかなって嬉しいです。
白い王子衣装と白いチュチュの2人を観たかったので・・・^^
オーロラは清楚で可愛いノヴィコワにぴったりですね。

踊りの端正さも、見かわす笑顔も、息がぴったりの2人の演技を楽しみました。
サラファーノフのヴァリアシオンは彼らしい、ザンレ―ルやフェッテやマネージュの脚の角度などに技術の高さが見受けられる美しいディテールが素晴らしかったです。

最初のPDDで、ちょっとしたハプニングが。
ノヴィコワが髪飾りをを落してしまい、サラファーノフがさりげなく拾って、レべランスの時にはノヴィコワの背にその手を回して隠し、先に掃けるノヴィコワにそっと渡して処理していました。こういう対処一つとってもスマートですね^^


■「水に流して...」  
振付:イヴァン・ファヴィエ/音楽:シャルル・デュモン(作曲)、ミシェル・ヴォケール(作詞)、エディット・ピアフ(歌)
アニエス・ルテステュ ステファン・ビュリョン

これは、以前のバレフェスで、アニエス&ジョゼで踊っていた、リラックス感のある小品。
正統派クラシックを優雅に踊るペア、という彼ら軽快洒脱なの別の一面を見せてくれて、印象深かったものですが
今回もアニエスが可愛らしい。
ステファンはそんなアニエスをよく引き立てていました^^;

センターパーツで二つに分けて上から編み込んだお下げ髪がかわいらしいアニエスはミニの3段フリルスカートの黒のビュスチェドレス。スカート部分に赤や黄色のお花がところどころに付いていて少女らしい感じ。そこに、丸めたマットレスを小脇に抱えた、白地にベージュの小紋のポロシャツにチェックのパンツのビュリョンくん登場。
マットレスを広げて、そこにアニエスのスカートについてるのと同じ小花を散らす。

肩の力の抜けたこんな作品も長丁場の冒頭には丁度よいのかも。
コンテンポラリーも、個性に引きよせて自然に演じられるのもOPERA座エトワールならでは、ですね。


■「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ウリヤーナ・ロパートキナ マルセロ・ゴメス

このペアだけ、Bプロと同じです。
今回、都合3回、このペアによる至上の「ダイヤモンド」を観られて幸せ。
他の演目も観たかったのですけど、だからといって、あのおふざけ「グランパ」とかをされるよりはまだ・・・。
それに、ロパートキナ様はこの11月にまたたっぷり観られますし^^
惜しむらくは、ゴメスが主になるものをもっと観たかった・・・と思ったら→ファニー・ガラ、第5部の主役は彼だったという・・・☆


■「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア
音楽:ヨハン・S.バッハ
ヤーナ・サレンコ
ダニール・シムキン

肌色ショーツのシムキンくんと同じく肌色セパレーツのサレンコによるコンテ作品。
ロシア系のクラシックの技術の裏付けのあるダンサーによる余裕のコンテはいいですね^^
ゴールドベルク変奏曲第2曲のアレグロにぴったりのテンポで踊るシムキンくんも第1曲のアリアでのPDDも良い。


■「カルメン」
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョルジュ・ビゼー
ポリーナ・セミオノワ
イーゴリ・ゼレンスキー

この作品も踊り手が変わると本当に空気感が変わりますね~。
MyBestカルメンはフェリ、シアラヴォラ。
ホセはイレール。

で、今回は黒髪ショートの鬘に黒の編みあげビスチェで、蟲惑的な視線で時折挑発しながらも、踊りは筋肉質?
伸びやかだけれど必要以上に媚態を作らないポリーナちゃんの少年みたいな若さがまぶしいカルメン。
ホセのゼレンスキーは、黒いトレアドールジャケットと白いゆったりしたシャツ姿。
若くて官能の世界に引き込まれてしまった受け身のホセにはちょっと見えないけれども、まどう自分にまどう、ちょっと内省的な大人の味わいを出していて・・・不思議な味わいがありました。

おそらく、それはローラン・プティが予定していたところにはなかった・・・かと思いますが^^;、2人の世界にはそれはそれでひとつのドラマがあり面白かったです。

【第2部】 18:05~19:05

■ 「愛と死」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:グスタフ・マーラー
カテリーナ・シャルキナ オスカー・シャコン

シャコンのカーキ色のTシャツが洒落ている。
ゆったりとした7分袖で、身頃のセンターとバックにピンタックのように見えるかぎ裂きが多数刻まれていて。
カ―ゴパンツ風の7分丈パンツで、兵士風。
シャルキナは全身肌色ユニタード。
ベジャール作品らしいもので、マーラーは録音。
ベジャール作品ってコンテンポラリーの中でも、やっぱりベジャールだなぁという振りや色付けが明確で、個性が強いと改めて思いました。

改めてプログラムを見ると、これってイレール・ルグリの名演で何度も涙した「さすらう若者の歌」を含む、1970年代のベジャールの傑作「マーラー3部作」の一部なのですね。
レアな演目を観られて良かったです。


■「海賊」
振付:マリウス・プティパ 音楽:リッカルド・ドリゴ
上野水香 マシュー・ゴールディング

A,Bプロでは水香ちゃんのサポート役に徹していた感のあるマシューですが、ここではさすがに見せ場がアリ・・・(洒落に非ず^^;)。超人揃い踏みのフェスでは、奇をてらわない彼のヴァリエーションは地味ですが、とてもきれいにきっちりと踊っていて、好感度大。特にコーダでは空中で180度開脚する連続ジャンプに6回転?ピルエットで決めてくれました。
白いハーレムパンツにウエストのビジューベルト、ブルーのヘアバンドに白い羽のヘッドドレスだけのシンプルな衣装もすっきりとしてお似合い。


水香さんのフェッテ、ピルエットもきれいに決まって綺麗でした。
衣装は濃いあずきローズのドレスで、可もなく不可もなく・・・^^;


■「ネフェス」 (「ホワイト・シャドウ」より)
振付:パトリック・ド・バナ/音楽:アルマン・アマー
マニュエル・ルグリ パトリック・ド・バナ

照明が暗くて、ちょっと厳しい・・・。
『ホワイト・シャドウ」全幕で観たときにはとても良かったのに、集中力を切らしてしまった自分が口惜しい・・・。
上半身をさらして、袴?のような墨色のワイドなパンツを。
ド・バナさんは自然体で、ルグリ先生は楽しそうに?自在に踊っていらして良かったです。


■「感覚の解剖学」
振付:ウェイン・マグレガー
音楽:マーク = アンソニー・ターネイジ
オレリー・デュポン
ジョシュア・オファルト

ターネイジの音楽はジャズっぽい感じ。
その即興性に応えるような振付。
オレリーが自在にそのインプロビゼーション的なリズムに乗っていたのがさすが。
ジョシュア、確かにBプロまでは髪があったよね・・・^^;

ふたりとも黒のショーツに長袖Tシャツ。
オレリーは細かい市松、ジョシュアは水玉で、センターは黒地にキャメル、サイドに行くにしたがって、キャメル地に黒になるさりげなく凝ったテキスタイル。



■「椿姫」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメーカー

「椿姫」ってドイツ系のカンパニーのほうが上手い??
素晴らしかったです。

アイシュヴァルトの演技力はやはり神業ですね。
ベールをかぶって佇む姿、それを取って、アルマンを見る目、すべての瞬間にマルグリットの想いが伝わる細やかな演技の一つ一つの的確なことったら!
それに、華奢な骨格と大きな神秘的な瞳に湛えた悲しみがなんともリアル・マルグリット。

ラドメイカーが最初はフンッとむくれているのに彼女がフラッと崩れ落ちそうになる気配で20m全速ダッシュでさっと彼女を支えるのがツボ。

ラドメイカーのアルマンは、その動きの素早さ、走り込む切迫感が、どうしようにもなく、マルグリットに対する気持ちを抑えきれない若者の葛藤と奔流のようにだだもれる愛の強さを表して、大女優アイシュバルトにしっかりと対峙するアルマンでした。
高々と掲げたリフトの形もキレイで、観上げる切なげなアルマンの表情もしっかりとわかり、心の中で、しっかり見ておくのよ~とビュリョンくんに念を送りました^^;

最後、アルマンの手に顔をうずめるマルグリットを高々とリフトして、そして崩れ落ちるラストまで、怒涛のドラマに満場引きこまれて感動!

これぞ、ノイマイヤーの「椿姫」!
この2人で全幕観たいです!

3,4部は今夜・・・続きます




第13回世界バレエフェスティバル ガラ ①

2012-08-17 05:58:00 | BALLET
第13回世界バレエフェスティバル  <ガラ プログラム> 
8月16日(木)17:00開演  会場:東京文化会館

行って参りました!
オフジャニコフさん指揮で、バレフェスのテーマ曲演奏で、背景スクリーンにプログラムの演目が映し出されるに当たり、「第5部 ???」、と出た時には客席から思わず期待の拍手が・・・
ファニー・ガラですものね

今回も期待にたがわず、抱腹絶倒のファニーでしたが、本編も良かったですよ!

とりわけ、後半に行くにしたがって、どんどん舞台も客席の反応もヒ―トUP!

受けが良かったのは、
1) カッコよくて切れ味の良い、モノリサ
2) 最後のドンキ
3) 愛の溢れるマノン
4) マルグリットとアルマン
5) 椿姫

フォーゲルくんはコンテでハマるとちょっとしたセンセーショナルな反応を引き出すことのできるダンサーですよね。
オシポワ・ワシ―リエフは持ち味を100%発揮できる演目ではじけてくれました^^
ロイヤル組は、演技力の勝利?
物語の世界を丁寧なテクニックや愛情の感じられる演技で観客の共感を得ていたと思います。

わたくしが気に入ったのは、

1) 椿姫
2) トリスタンとイゾルデ
3) モノリサ
4) マルグリットとアルマン

2)はオケのワーグナーが素晴らしく、4)は冒頭の金子三勇士氏の演奏が、演奏会レベルでした!
アイシュバルトで「椿姫」全幕がみたいです・・・。

ファニーガラについては別記事を立てますね^^



■第1部■ 17:00~17:50

「眠れる森の美女」
振付:ナチョ・ドゥアト/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
オレシア・ノヴィコワ レオニード・サラファーノフ

「水に流して...」  
振付:イヴァン・ファヴィエ/音楽:シャルル・デュモン(作曲)、ミシェル・ヴォケール(作詞)、エディット・ピアフ(歌)
アニエス・ルテステュ ステファン・ビュリョン

「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ウリヤーナ・ロパートキナ マルセロ・ゴメス

「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア/音楽:ヨハン・S.バッハ
ヤーナ・サレンコ ダニール・シムキン

「カルメン」
振付:ローラン・プティ/音楽:ジョルジュ・ビゼー
ポリーナ・セミオノワ イーゴリ・ゼレンスキー


<休憩15分>


■第2部■ 18:05~19:05

「愛と死」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:グスタフ・マーラー
カテリーナ・シャルキナ オスカー・シャコン

「海賊」
振付:マリウス・プティパ 音楽:リッカルド・ドリゴ
上野水香 マシュー・ゴールディング

「ネフェス」 (「ホワイト・シャドウ」より)
振付:パトリック・ド・バナ/音楽:アルマン・アマー
マニュエル・ルグリ パトリック・ド・バナ

「感覚の解剖学」
振付:ウェイン・マグレガー/音楽:マーク = アンソニー・ターネイジ
オレリー・デュポン ジョシュア・オファルト

「椿姫」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメーカー


<休憩20分>


■第3部■ 19:25~20:15

「白鳥の湖」 第2幕より 
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ
東京バレエ団

「モノ・リサ」 
振付:イツィク・ガリリ/音楽:トーマス・ヘフス
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル

「ヴェニスの謝肉祭」("サタネラ"パ・ド・ドゥ)
振付:マリウス・プティパ/音楽:チェーザレ・プーニ
エフゲーニャ・オブラスツォーワ マチュー・ガニオ

「トリスタンとイゾルデ」
振付:クシシュトフ・パストール/音楽:リヒャルト・ワーグナー
スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・メルクーリエフ


<休憩15分>


■第4部■ 20:30~

「マルグリットとアルマン」より"田舎で"
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:フランツ・リスト
タマラ・ロホ スティーヴン・マックレー
高岸直樹

「シンデレラ物語」より  
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン

「マノン」より"寝室のパ・ド・ドゥ"
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ナターリヤ・オシポワ イワン・ワシーリエフ


指揮:ワレリー・オブジャニコフ  
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 
 
ピアノ:金子三勇士 (「マルグリットとアルマン」)、髙橋 望 (「椿姫」)