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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

吉田都さんの「コッペリア」③

2008-01-28 04:39:57 | BALLET
3幕は結婚式のディベルティスマン。
公爵がこの日結婚する2組のカップルを祝福し、鐘の奉納も行われます。



この花嫁は大切な人形を台無しにした!と割ってはいるコッペリウス博士。
場を収めるために、公爵が金貨の包みを与えると、カップルに贈られた金袋よりも重い、と確認して一端引き下がります。

薔薇色の衣装の「暁」、ブルーの簡素な衣装の「祈り」
女性のソロが続いた後は、ミツバチの羽音のような通奏音が夏の畑を思わせる音楽に乗って、鎌を手にした微妙なグラデが美しいパステルカラーの衣装の女性たちによる「仕事」の群舞。
ちょっと水兵っぽい衣装で勇壮な踊りを見せる男性群舞の「戦い」。
そしてファーストアーティストとして活躍中の日本人、平田桃子さんがキャスティングされて初々しく踊った、もう一組のカップルによる「婚約」。
15日に「祈り」を踊ったナターシャ・オウトレッドがやや軸が不安定ながらも静謐な美しさ。
同日「戦い」のリーダー役を務めたファーストソリスト山本康介さんが、「美女と野獣」のカラス役のときと同様、非常にキレのある踊りで力強さをだしていたのが印象的。



そして・・・・。
最後はお待ちかねのGPDD「平和」.
アイボリーに金糸の刺繍を施したチュールを重ねた豪華で繊細な美しい衣装を身につけて、華やかに微笑む都さんから客席の隅々まで届く幸せのオーラ・・・。
アダージョは村娘の結婚式であることを忘れてしまいそうな気品に満ち溢れ、スワニルダのヴァリでは細かくスピーディなパを音楽に乗って重力が存在しないかのように軽やかに踊りきる都さん。
これは15日、17日、両日とも変わらない印象。
12月に故障でロイヤルの「くるみ」の初日をキャンセルしたというので心配していたが、微塵も不安を思い起こさせる要素のない、完璧な演技だったと思います。
ピケピルエットを猛スピードでたたみかけるようにシングルダブルで繰り出すところなどはまさに圧巻。
クラシックバレエと英国伝統の演劇バレエの真髄を観たと言う幸せを堪能。



そしてピ-ター・ライト版ならではの落ちが・・・。
主役を初めとして皆が広場を去ったあと、戻ってきた博士に訪れる奇跡。

流麗な心はずむ音楽、楽しいコミカルな演技、素晴らしいクラシックバレエの真髄、そして心温まるラスト・・・

これほどまでに新年に観るに相応しいバレエも珍しいかも。
堪能しました。




15日は友人と一緒でしたので、そのまま劇場を後にしましたが、17日はデマチ決行。
フレンドリーな会話やファンとの交流を楽しむ団員の皆さん。見ていてとても感じのよい方ばかり。
イアン・マッケイに、野獣の演技が良かったことと、都さんとの並びがとても似合って見えたということを伝えると、彼女と踊れたのは本当に自分にとってラッキーだったと思う、と。
本当に?と言ったら「She’s marvelous!」都さんは素晴らしいと称えていました。
そうこうするうち、サイン会をしてもらえることになり、楽屋口の階段を下りての地下の踊り場にテーブルと椅子が用意されて、私服ですっかり長い髪をキレイに巻き髪にした都さんが・・・・。
小さなバレリーナさんが差し出すトウシューズにも一つずつ丁寧にサインに応じていらして、大きな澄んだ瞳がキレイな、華奢な方。
ロイヤルバレエのくるみで、今期、都さんがポスターになっていらしてとても嬉しかったです、とお話しましたら、「あぁ、あれはわたしも驚きました」とおっしゃって・・・。ギリギリまでご自分が主役のポスターになるとは知らされていなくて驚かれたそう。
サインをいただいて幸せ・・・ってミーハーですね

今年もいい舞台に恵まれそうな幸先の良いスタート、でした





吉田都さんの「コッペリア」②

2008-01-28 03:51:10 | BALLET
それにしても、都さんの輝き振りは、古巣のバーミンガム・ロイヤルで、という安心感か当り役の「コッペリア」のスワニルダという役どころが彼女の個性にマッチしているからか・・・・。
バレエを観る至福をこれほどまでに味わせてくれるダンサーもそうそういないでしょう。



一幕、広場を挟んで向かいの、マッドサイエンティスト(?)自動人形に取り付かれた変わり者、コッペリウス博士の家のバルコニーに読書中の同じ年頃の若い女性を発見して、広場から声をかけ、挨拶をするスワニルダ。
登場から明るいオーラ満開!可愛らしい美人でちょっと勝気で頭の回転の速いスワニルダというキャラクターが魅力的に提示されます。
一向に顔をあげない娘に不審を抱きつつ、家に戻ると、婚約者のフランツ登場。
彼も娘に目をとめて、投げキッスでご挨拶。コッペリウス博士が彼女コッペリアのねじを巻き、フランツに投げキッスで応えます。
その様子を実は見ていたスワニルダ。フランツとの間で一悶着。
6人の村娘が2人の結婚式の打ち合わせに尋ねてくると彼の浮気を切々と訴えるスワニルダ。


そこにジプシーの一団が。
深い赤とグリーンの衣装で長身ダンサーをそろえた群舞はフォークロアなダンスで雰囲気を盛り上げます。一際華やかなジプシー娘に誘われたフランツはスワニルダの制止を振り切って一団の中心となって踊りに加わります。
どうやら、断れないタイプみたい・・・。生来の浮気男ですが、憎めないハンサム、というフランツを黒髪黒い目スタイル抜群のイアン・マッケイが嫌味なく演じます。
ここでフランツの最初のソロ。超難度の技がある見せ場。15日は破綻ぎりぎりまで身体を使ってダイナミックに踊りきりましたが、17日は連日の公演のお疲れが出たのか、バランスを崩して手を突く、というシーンがあり、全体的に踊りにキレがありませんでした。
都さんの素晴らしい踊りに発奮して、15日はやや粗いかなと思われる部分もありつつ、頑張っているな・・・(あ、つい見方が好意的に・・・)と思っていたのですが、17日は都さんの一人勝ちでしたね(笑)。
踊りの不安定さについては他のソリストにも言える部分が散見されましたが、舞台全体を覆う作品に即したカントリームード、細やかでユーモアのある演技など、物語バレエを紡ぐためのコンセンサスがしっかりとして安心して舞台に身をゆだねることが出来ました。

夜になり、外出するコッペリウス博士は広場でならずものに絡まれ(オヤジ狩?)宿屋の主人に窮地を救われますが、鍵を落としてしまいます。
何事かと出てきたスワニルダがその鍵を発見。灯りのついていない家はコッペリウス博士の家だけ。
これはあのライバルの娘に会うチャンス?と6人の友達を誘って博士の家に忍び込むことにします。
最後まで良くないわよ~と抵抗していた娘も十字を切って家に引っ張り込まれ・・・・。
この一連の流れが実にコミカルで、皆芸達者。思わず笑みがこぼれるシーン満載。
だれもいない広場に人影が。大きな梯子を持ったフランツです。
あの娘に会いにバルコニーから忍び込むつもり。で一幕終了。

2幕は、コッペリウス博士の書斎。
自動人形たちが踊りだし、怯える娘たち。
コッペリアのいるバルコニーの方に怖気づいてなかなか踏み出せないスワニルダを励ます仲間たち。だめよ、やっぱり行けない!顔を覆うスワニルダのスカートをピラリとめくると腿がプルプル震えているのがカワイイ・・・。
おずおず挨拶した相手が人形だとわかって大笑い。
そこに博士の帰宅で蜘蛛の子を散らすように逃げ去る娘たち。
やれやれ。そこに忍び込むフランツ。早速つかまえてお仕置きを・・・いや、待てよ。
博士の頭に浮ぶアイデア。フランツを酔わせて正体不明にしておいてコッペリアに彼の魂を移そうと言う魂胆です。


そこに登場のコッペリアの扮装をしたスワニルダ。博士の魔法に合わせて動き出します。
ちょっとお行儀が悪くて人形振りのまま博士を打ちのめしたりしますがそこがまたコメディエンヌとしての才能炸裂。


魂を持ったコッペリアが嬉しくて、スペインの人形、スコットランドの人形からそれぞれ小物を渡して民族舞踊をせがむ博士。
応えて踊る都さんのスコットランド舞踊がスゴイ。リバーダンスで知られるようにスコティッシュダンスはステップワークが複雑なのですが、そのエッセンスをバレエに取り入れた超複雑なパを正確にリズミカルに刻む都さんの足先に見惚れました・・・。
すやすや眠るフランツを必死で起こして逃げるスワニルダ。
人形が命を得たのではなく、スワニルダにまんまといっぱい食わされたのか・・・。傷心の博士。




吉田都さんの「コッペリア」①

2008-01-28 02:57:59 | BALLET
かなり日数がたってしまいましたが・・・

1月の15日、17日、五反田のゆうぽうとでバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の来日公演「コッペリア」RoyalBalletのゲストプリンシパルダンサーとして活躍中の、吉田都さんが主役を務める両日、鑑賞して参りました。

キャストは以下の通り・・・。

2008年1月15日
五反田ゆうぽうとホール

音楽: レオ・ドリーブ
振付: マリウス・プティパ、エンリコ・チェケッティ ピーター・ライト
装置・衣裳: ピーター・ライト
照明: ピーター・ファーマー 、ピーター・ティーゲン

キャスト
スワニルダ:吉田都
フランツ:イアン・マッケイ
コッペリウス博士:マイケル・オヘア

第1幕
スワニルダの友人:ナターシャ・オウトレッド、ヴィクトリア・マール、ジャオ・レイ、平田桃子、アランチャ・バゼルガ、ジェンナ・ロバーツ
市長:ジョナサン・ペイン
宿屋の主人:ロリー・マッケイ
コッペリア(人形):ソニア・アギラー
ジプシー:シルヴィア・ヒメネス
マズルカ、チャルダッシュ:サマラ・ダウンズ、アニーク・ソーブロイ、ジェームズ・グランディ、スティーヴン・モンティース

第2幕
東洋の人形:クリステン・マギャリティ
スペインの人形:セリーヌ・ギッテンス
スコットランドの人形:アーロン・ロビソン
兵士の人形:ジェームス・バ-トン、ナサナエル・スケルトン

第3幕
公爵:トム・ロジャース
側近:ナサナエル・スケルトン

鐘の儀式
時の踊り:バーミンガム・ロイヤル・バレエ
暁:ジャオ・レイ
祈り:ナターシャ・オウトレッド
仕事:キャリー・ロバーツ、クリステン・マギャリティ、アニーク・ソーブロイ、アランチャ・バゼルガ、セリーヌ・ギッテンス、ディアンヌ・グレイ、サマラ・ダウンズ、ローラ=ジェーン・ギブソン
婚約:平田桃子、ジョナサン・カグイオア
闘い:山本康介
ファーガス・キャンベル、アーロン・ロビソン、ヴァレンティン・オロヴャ二コフ、ロバート・グラヴノー、マティアス・ディングマン、ジェームズ・バートン、キット・ホルダー、リチャード・スミス
平和:吉田都
 イアン・マッケイ

指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京ニューシティ管弦楽団

協力:東京バレエ団、東京バレエ学校  

2008年1月17日
五反田ゆうぽうとホール

音楽: レオ・ドリーブ
振付: マリウス・プティパ、エンリコ・チェケッティ ピーター・ライト
装置・衣裳: ピーター・ライト
照明: ピーター・ファーマー 、ピーター・ティーゲン

キャスト
スワニルダ:吉田都
フランツ:イアン・マッケイ
コッペリウス博士:ジョナサン・ペイン

第1幕
スワニルダの友人:ナターシャ・オウトレッド、ヴィクトリア・マール、ジャオ・レイ、平田桃子、アランチャ・バゼルガ、ジェンナ・ロバーツ
市長:デヴィッド・モース
宿屋の主人:クリストファー・ラーセン
コッペリア(人形):ソニア・アギラー
ジプシー:ヴィクトリア・マール
マズルカ、チャルダッシュ:サマラ・ダウンズ、アニーク・ソーブロイ、ジェームズ・グランディ、スティーヴン・モンティース

第2幕
東洋の人形:ローラ=ジェーン・ギブソン
スペインの人形:キャリー・ロバーツ
スコットランドの人形:厚地康雄
兵士の人形:オリヴァー・ティル、 クリストファー・ロジャーズ=ウィルソン

第3幕
公爵:スティーヴン・モンティース
側近:ジェームズ・バートン

鐘の儀式
時の踊り:バーミンガム・ロイヤル・バレエ
暁:アンジェラ・ポール
祈り:ジェンナ・ロバーツ
仕事:キャリー・ロバーツ、クリステン・マギャリティ、アニーク・ソーブロイ、アランチャ・バゼルガ、セリーヌ・ギッテンス、ディアンヌ・グレイ、サマラ・ダウンズ、ローラ=ジェーン・ギブソン
婚約:ナターシャ・オウトレッド、ファーガス・キャンベル
闘い:アレクサンダー・キャンベル
 トム・ロジャース、アーロン・ロビソン、厚地康雄、ロバート・グラヴノー、ティアス・ディングマン、ジョナサン・カグイオア、ナサナエル・スケルトン、リチャード・スミス
平和:吉田都
 イアン・マッケイ

指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京ニューシティ管弦楽団

協力:東京バレエ団、東京バレエ学校  

主役の2人とスワニルダの友人たちは不動ですが、ソリストはほぼ総入替ですね。
あと指揮者も変わっていたのが印象的。
15日のマーフィーさんの方が首席指揮者なのですね。
どちらも流麗かつ浮き立つようなドリーブの曲のスピリットが伝わる演奏でした。





「ペルセポリス」

2008-01-27 15:07:25 | FILM
昨日、渋谷のシネマライズで、年末からずっと観たかった映画、
「PERSEPOLIS」を観て参りました。



イランの富裕層に属し、革命や戦争のたびにレジスタンスの闘士である身近な親戚や友人を失いながらも誇り高く生きるインテリ一家。
その一人娘として愛情と期待をかけられた利発な少女、マルジ(マルジャン・サトラピ)の9歳から20代前半の半生をモノトーンのシンプルなアニメーションで淡々とユーモアたっぷりに描きます。



叔父や友人の生き様と人生の終焉を、時として彼らから直接聞かされる、幼いながらも好奇心と反骨精神の塊の少女マルジ。
イラン革命のバックグラウンドから、イラン・イラク戦争の影に欧米の武器商人の思惑が隠されていることまで、子供扱いしないでキチンと説明する両親や叔父。
「いつも自分に対して公明正大でいること」を厳しくしつけながらも、朝起きるとブラジャーにその日摘んだジャスミンの花を入れ、胸の形を保つために毎日10分冷水につけているといういつも良い香りを包まれた優雅な祖母。



革命後の男女別学、今までの国王礼賛から一気にトーンを変えてイスラムの厳しい戒律を押し付ける学校教育にマルジは容赦なく舌戦を挑み、イスラム秘密警察が監視の目を光らせる街にも「PUNK IS NOT DED」のロゴを自分で書いたジャンパーを着こんで繰り出しアイアンメイデンのCDを闇で買ったり・・・危ない橋を渡ります。
心配した両親は14歳の彼女をウィーンに留学させることを決意。
別れに当っての祖母の教えは、「がっかりしたり失望させられたりしたら、その相手をバカだと思いなさい。決して復讐したり仕返ししたりしようと思わないこと。哀れみ、許すこと。」という言葉。

異邦人としてヨーロッパの街に暮らす彼女は思春期を迎え、自分自身の変化と、平和なヨーロッパで空論を弄ぶ仲間や時として差別が牙をむく社会に馴染めず、違和感を抱えながら読書に没頭し、クラビングする日々。
そんな中で、恋をし、失恋を経験。感受性の強い彼女は幸せの絶頂からの落差に耐え切れず、2ヶ月のホームレス生活を経験。
戦後の母国に傷心の末帰国し、暫しのアパシーから大学受験、学生生活、結婚離婚。

多くの政治犯と同様に獄中で命を失ったマルジの叔父、アヌーシュカが利発な彼女の求めるままに革命の理想と現状を語り聞かせ、最後の10分の面会で、乏しいパンでつくった白鳥の人形をマルジに手渡し、「君は僕の人生の希望の星だ」と抱きしめる場面のせつなさ。
戦後ますますイスラム色を強め、監視の厳しい母国に戻ったマルジは、デートのために化粧をして待ち合わせ場所に赴くが監視官に化粧を見咎められることを恐れて自分に視線を送った見知らぬ男を突き出す。帰宅後、訪ねて来ていた祖母はそれを聞いて厳しく叱り飛ばし、「公明正大であれ」と言い残して去る。
スーパーの駐車場でベールを深くかぶりなおせと横柄に指摘する男に、礼儀を注意すると
「お前のような女は犯されて野垂れ死にするがいい」とどなられてハンドルを握りながら悔し涙を滲ませる母。
彼女を取り巻く人々に備わる人生の重さと人間としての誇り。
そして、模索し、もがき、自分の場所を探しながら、時に落ち込み、時に明確に行動を起こす主人公の姿は青春時代を経験した全てのヒトへ共感を覚えさせずにおかない普遍性を持っているといえるでしょう。

とてもハンサムに描かれていたウィーン時代の彼が、浮気をした途端、回想シーンの全てでブ男に変身するところなど、アニメならではの楽しさもあれば、厳しすぎる歴史を淡々と刻むシーンの連続ではその冷静なタッチが重く響いてきたり・・・。
90分とアニメーション作品としては長尺ですが、最後Parisに旅立つ彼女のその先を見せるでもないラストといい、安易なカタルシスを許さないリアルなタッチの作風が時間を感じさせず、見ごたえのある作品でした。

声優に、祖母、ダニエル・ダリュー、母と娘がそのままリアルに母娘であるカトリーヌ・ドヌーブとキアラ・マストロヤンニがキャスティングされているのも話題。

原作はこの映画の監督でもあるマルジャン・サトラピの自伝的グラフィックノベル『ペルセポリスI イランの少女マルジ』と続編『ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る』で、この作品自体は第60回カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞しています。

監督&脚本マルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー(本作の原作者とイラストレーター)
2007年フランス映画





MINXキモノ部新年会

2008-01-14 00:26:24 | きもの
2008年のお着物初めは、12日日曜日の新年会から・・・。

MINXで色々とお付き合いいただいているお友達と、銀座Velvia館の洋食屋さん、「方寸MURATA」での新年会でお会いしました。


左からkosodeのライトグレーの小紋がお似合いのポンチ姐さん、ちょっと画像では色が飛んでしまっていますが、淡い草色のお着物が新春らしいちょっとヘアスタイルにも変化をつけられたkinakoさん、わたくし、かないやさんでの出会いがあった明るいクリーム地の小紋にぴったりの帯飾りがお洒落なmiwaさん、センターパーツのボブでお顔立ちすっきりの、ピンクに見える江戸小紋が愛らしいほのかさん。
今回は織の白地にパステルの帯とキレイに合う、黒地にパステル小花の半襟が洒落たほのかさん以外は、皆、現代のキモノにアンティーク帯。珍しいライトオレンジの帯とトーンを合わせた暈しの半襟がピッタリなポンチ姐さんを始めとして、小物まで手抜きなしのコーディネートに見ごたえが・・・



後姿もバッチリですね



小さなスープ、和の要素がさっぱりとしたオードブル、そして選べるメインはハンバーグと基本形にしてみましたが、ちょうど窓に面した6人用の個室を予約できたので(miwaちゃん、ありがとう)1月の青空が眩しいほどの日差しの中ランチタイムをシャンパン片手にゆったりと楽しむことが出来ました

その後、アンティークモールを覗いて、和光のチョコレートサロンで伝統芸能談義、それから松屋の和のイベントをチェックして・・・充実の一日でした


この日のわたくしはローズ色の小紋に、今日Debutのブルーとピンクの市松にデフォルメされたバラが大きく暈しで入った昼夜帯(裏は黒地に銀の雪の結晶柄)に、白とハッキリしたピンクのチュールレース半襟。すみれ色の帯揚げに黒青チェックの帯締め。
そして・・・

一番のポイントはこの帯留め。
実は2日前にひぐまさんから贈ってきてくださったハンドメイドなのです!
お誘いしたのですが、さすがに何かのおついでがないと・・とご参加いただけなかった北海道のひぐまさん、帯留めでご参加いただきました・・・