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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

ポリーナ・セミオノワの「ドン・キホーテ」①

2008-08-24 23:37:54 | BALLET
8月22日(金)東京文化会館で鑑賞しました!

東京バレエ団「ドン・キホーテ」
(全2幕プロローグ付5場)

―主な配役―
キトリ/ドゥルシネア姫: ポリーナ・セミオノワ
バジル: アンドレイ・ウヴァーロフ
ドン・キホーテ: 野辺誠治
サンチョ・パンサ: 氷室友
ガマーシュ: 松下裕次
メルセデス: 奈良春夏
エスパーダ: 後藤晴雄
ロレンツォ: 平野玲

―第1幕―
2人のキトリの友人: 西村真由美・佐伯知香
闘牛士: 中島周、横内国弘、長瀬直義、宮本祐宜
梅澤紘貴、安田峻介、木下堅司、柄本武尊
若いジプシーの娘: 井脇幸江
ドリアードの女王: 田中結子
3人のドリアード: 吉川留衣、渡辺理恵、川島麻実子
4人のドリアード: 森志織、福田ゆかり、村上美香、阪井麻美
キューピッド: 高村順子

―第2幕―
ヴァリエーション1: 西村真由美
ヴァリエーション2: 佐伯知香

協力: 東京バレエ学校
指揮: アレクサンドル・ソトニコフ
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ボリショイバレエ学校の先輩後輩にあたる大型ペアの初共演。
190cmの金髪、ステージマナーの良さと控えめな性格に華のある舞台姿でボリショイの誇るダンスールノーブル、ウヴァーロフと、マラ-ホフの秘蔵っ子、バレエ学校時代に引き抜かれて今はマラーホフが芸監を務めるベルリン国立バレエ団の堂々たるプリンシパル・・・といってもまだ22歳のポリーナちゃんとのペアで華やかな東バ版(ワシーリエフ版)「ドン・キホーテ」
これは夏の疲れを吹き飛ばしてくれるカンフル剤になりそう・・・との期待でいっぱいになって文化会館へ。

東バなので脇にも目が行きそう・・・というわけで、舞台から目が離せない大忙しの2幕でした





デイジー柄は中原淳一

2008-08-17 07:43:07 | きもの
はい、サントリー美術館の小袖展、せっかくなのでキモノで・・・。
でもこの日は35度快晴の夏日。
白のバテンレースの日傘も役にたっているのかいないのか・・・という強烈な日差しを受けて、お昼からの外出でしたが小紋風の柄の浴衣で出かけることにしました。



このイメージで・・・


すみません、かなり違いました?
はい、初のUNIQLO浴衣です。縫製も年々良くなってきていてなかなか・・・とキモノ通にも評価されてきているUNIQLO浴衣。去年の竹久夢二コラボは染織がイマイチ、とスルーしたのですが、今年は大好きな中原淳一コラボ。
小豆色が珍しいこの浴衣、小紋っぽく8月に着るにはピッタリのイメージかも・・・とチョイス。白抜きのデイジーが地味色に楚々と映えて、これは同じお花のブローチかコサージュをコーディネートしたい・・・とピンときて決めました。綿紅梅で地模様もあり、生地の感じにニュアンスがあります。
銀座店ではイベントスペ-スが設けられ、一種類だけでしたが試着も出来たので早速チェック。
うーん、なかなか良く出来ている!と感動。ポストカードつきというのも嬉しいですし、帯結びなどの小冊子も意外と本格的!と思ったら、こちらでもときどきご紹介している大山キモノさんのPartyや横森さんのバッグ展でお目にかかったキモノスタイリストの小林先生の監修だとか・・・。



付属の帯もポリなれどキレイな水色の半幅でよかったのですが、この日はキリリと決めたかったので日傘と同じく真っ白の正絹の博多帯をチョイス。
片結びにしてみました。



足元はリヴァでのPartyで初おろし、すっかり気に入ったひなたやさんの限定ターコイズの右近下駄。
鼻緒のアイボリーのトーションレースがナチュラルで素足にも馴染んで気に入っています。
バッグはFrance製SEQUOIAのスモーキーブルーのナイロンでカジュアルに。
UPにした髪には撫松庵の白いデイジーコサージュをつけています(このお花オソロをしたかったのでした!)



この日は宮本さん、miwaさんと「小袖展」を観た後、隣接のカフェでしずかさん、ミカさんと合流。
しずかさん以外の4人で予約の取れない人気イタリアン、「Napule」ミッドタウン店にてDinner。
スプマンテとサルデニアの辛口のキリリと冷やした白が合う美味しいお食事でした。

お写真はすっかり満足の図(笑)
左から、大胆浴衣を着物風に着付けたmiwaさん、髪型を変えてタカラジェンヌ度UPの宮本さん、お見せできなくて残念ですが眼鏡もおしゃれだったミカさん、そしてわたくしです。
しずかさんのお姿はこちらで・・・


江戸のオートクチュール「小袖展」

2008-08-16 03:33:31 | ART
お盆の8月15日、東京ミッドタウンのサントリー美術館で「小袖展」を観て参りました。
サブタイトルは江戸のオートクチュール。



1611年創業の松坂屋が京都の中京区に持つ松坂屋京都染織参考館の小袖700点を含む10000点にわたる所蔵品から、厳選された300点ほどを3度の展示替えで初公開するという意欲的な展示。

会期は7月26日(土)~9月21日(日)ですが、今は8月13日から始まった中期。後期は9月3日からとのこと。
京都の染織参考館の所蔵品は、小袖・能装束・調度品・最新流行の模様を掲載した「雛形本」など多岐に渡りますが、残念ながら平素は一般公開されることなく祇園祭のときに一部が公開されるのみとか。
一般公開されるのは初めてという充実のコレクションは江戸の初期から後期までを網羅していて、当時の上流階級の女性の取って置きの逸品を間近にじっくりと眺めることが出来ます。



この小袖は江戸時代中期の鶴小花模様腰巻。
背中に大きく羽ばたく鶴、全体に紅白の梅、裾近くに亀と吉祥文様が金糸をふんだんに使った刺繍で表された豪華な一着。



こちらは江戸時代後期の柴垣撫子に燕模様帷子。
大胆な意匠に刺繍、絞り、染の各種技法が施された繊細な手仕事の妙を一枚一枚に感じるとともに、年表に記された江戸時代の禁令とそれに応じて湧き上がる流行の数々を見るのもまた興味深いもの。



スタイルブックとおぼしき「雛形本」から当時のデザイナーの構成力、繊細な草花などの闊達な自然描写も見所のひとつです。



こちらは併設のMuseum Cafeでいただける麩あんみつ・・・彩りもきれいですね

きっと普段着は徹底的にリサイクルされて使われて寿命をまっとうしたのでしょうから、展示されているのは夏衣に至るまで、全て取っておきの逸品と思われる豪奢な小袖ばかりで保存状態も時代を考えると考えられないほど良好で、キモノ好き、工芸品好きには見所いっぱい。
お着物で来場されると1300円の入場料が1000円になる割引特典も気がきいています





リヴァ・デリ・エトゥルスキで納涼イタリアン

2008-08-03 20:59:00 | きもの
ロイヤルの「眠り」に行く前に・・・(大作を前にするとフリーズするわたくし
これはお着物ブログでもあった、ということを思い出して、ちょっと浴衣報告です。

先週の日曜日、イタリア語学校主催のお食事会が南青山のお洒落な一軒家のリストランテ、
「Riva degli Etruschi」でありました。
とてもエレガントなリストランテなので、もしお着物で行くなら、絽や紗かな?という感じですが、この日は浴衣がドレスコード。立食の気軽なパーティということもあり、あえて夏着物仕様にはしないで浴衣を浴衣として一枚で着用することにしました。



濃紺地に紫~ピンク系の乱菊の綿紅梅の浴衣はトールサイズなのですが裄があがってしまっていますね。
兵児帯は「くるり」で、先日購入のもの、帯飾りに乱菊っぽいアンティークピンクのコサージュを、バッグはパラパラ雨模様の宵でしたので、ナイロンと革のコンビのラベンダー色のLANCELに。
足元は写っていませんが、ダークターコイズの台にアイボリーのトーションレースを生成り地に乗せたひなたやさんの下駄です。
浴衣、帯、下駄すべてこの日が初卸し。



帯はこんな感じに・・・。
半幅でキリリもよいのですが、この日はイタリアンレストランで、講師のイタリア人の先生方やそのお友達も見えることになっていたので、外国人にもわかりやすい華やかさを・・・と兵児帯をリボン結びの変形でボリューム感のある結びにして見ました。
この帯は薄桜色の変わりストライプと白無地のリバーシブルで透け感のある麻混素材。
結構色々な浴衣に使えそう・・・。
兵児帯の結び方バリエもNETで調べてみると色々あって面白そうです。
下は襦袢は着ずに、GAPの紺の前後Vに大きくくれたTシャツ、踊り用のクレープステテコで軽快な着心地。
この日は夕刻すこし雨が降ったせいでもともと涼しかったのですが、全く暑さを感じることもなく快適でした



2Fのテラス席にて。前列右のマッテオが今のクラスの先生です。
TVのイタリア語会話にもご出演でファンの多いイケメン講師ですが、インテリジェンスのある方で気さくな性格。左のエレオノーラは艶やかなピンクのワンピで・・・。
この日、イタリア人女性は肌を上手に見せたワンピ姿で華がある装いの方が多く、浴衣以上に見ごたえがありました