2020年12月11日金曜日19:00公演
久方ぶりの東京文化会館。
東京宝塚劇場と共に、一カ月に何度も足しげく通う、我が心の劇場・・・
コロナ禍で、来日公演がバタバタと中止になり、すっかり足が遠のいてしまって、上野の公園口の位置も変わった。
横断歩道を渡るとすぐに、東京文化会館の楽屋口に続くスロープがあったのだが、今は、西洋美術館側にあるJR改札から斜めに進んで、客席に続く正面入り口を目指す形になる。
さて、本日の配役は・・・
マーシャ:沖香菜子
くるみ割り王子:秋元康臣
ドロッセルマイヤー:柄本弾
ピエロ:樋口祐輝
コロンビーヌ:中川美雪
ウッデンドール:岡崎隼也
- 第1幕 -
マーシャの父:ブラウリオ・アルバレス
マーシャの母:奈良春夏
弟のフリッツ:岸本夏未
ねずみの王様:岡﨑司
- 第2幕 -
スペイン:秋山瑛、池本祥真
アラビア:三雲友里加、生方隆之介
中国:岸本夏未、昂師吏功
ロシア:伝田陽美、岡﨑司、鳥海創
フランス:涌田美紀、足立真里亜、南江祐生
花のワルツ(ソリスト):政本絵美、加藤くるみ、上田実歩、髙浦由美子
ブラウリオ・アルバレス、和田康佑、後藤健太朗、山下湧吾
指揮:磯部省吾
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
児童合唱:NHK東京児童合唱団
協力:東京バレエ学校
※16:00現在、下線の配役に変更が生じております。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
(元の配役は中国涌田さんでフランス金子さんだったから、金子さんが体調不良とか?金子さんは13日のマーシャ役だから大事をとったのかしら、などと)
~上演時間~
第1幕 19:00 - 19:55 休憩25分 第2幕 20:20 - 21:10
くるみ割り王子:秋元康臣
ドロッセルマイヤー:柄本弾
ピエロ:樋口祐輝
コロンビーヌ:中川美雪
ウッデンドール:岡崎隼也
- 第1幕 -
マーシャの父:ブラウリオ・アルバレス
マーシャの母:奈良春夏
弟のフリッツ:岸本夏未
ねずみの王様:岡﨑司
- 第2幕 -
スペイン:秋山瑛、池本祥真
アラビア:三雲友里加、生方隆之介
中国:岸本夏未、昂師吏功
ロシア:伝田陽美、岡﨑司、鳥海創
フランス:涌田美紀、足立真里亜、南江祐生
花のワルツ(ソリスト):政本絵美、加藤くるみ、上田実歩、髙浦由美子
ブラウリオ・アルバレス、和田康佑、後藤健太朗、山下湧吾
指揮:磯部省吾
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
児童合唱:NHK東京児童合唱団
協力:東京バレエ学校
※16:00現在、下線の配役に変更が生じております。何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
(元の配役は中国涌田さんでフランス金子さんだったから、金子さんが体調不良とか?金子さんは13日のマーシャ役だから大事をとったのかしら、などと)
~上演時間~
第1幕 19:00 - 19:55 休憩25分 第2幕 20:20 - 21:10
東バのくるみと言えば、ベジャール版の母を思う子供がモチーフになったバージョンを思い浮かべるが、今回は、ロシアにゆかりの深い斉藤由香里芸術監督肝いりの新制作。ロシアに発注したというお衣装もすてき。
雪の精のヘッドドレスにクリスタルガラスがたくさん使われていてとてもきれい。
今の東バでお気に入りの沖さんが主役ということで、この日を選んだのですが、東京バレエ団のプリンシパル、ソリスト総出演で、とても豪華な配役。
ボリショイに学んだ主役二人の伸びやかで端正な踊りはもちろん、気になる人がいっぱい。
まず、オーバーチュアからして胸いっぱい・・・。
生オケのチャイコフスキーですよ・・・。それが、この、東京文化会館の空間を満たすのですよ・・。久しぶりのこの感覚。ありがたいありがたい・・・。
で、温かな親族揃ってのクリスマスパーティ。
少年少女たちを女性のバレリーナさんが演じているのがとても可愛い。
中でもとりわけ目を惹く美少年が・・・。表情が豊かで、演技が上手。あとで、スタッフの方に確認したところ、セカンドソリストの加藤くるみさんと判明。12日には弟のフリッツ、13日には2幕のロシアを踊るのか・・・そちらも観てみたかったなと。
ドロッセルマイヤーを東バの看板、柄本弾氏が。人形劇で出てきて、最後までマーシャのお供をする3体のお人形の内、ピエロの樋口祐輝くんが上手かった。人形ぶりの重心が高くてカタカタ動く感じとともに、飄々とした味わいがあって^^。
1幕終わりに、生コーラスのNHK東京児童合唱団のご挨拶があったのもほっこり。白のブラウスに紺のジャンパースカートが可愛い。
2幕はマーシャたちの船をねずみたちの船が追いかける冒頭から、夢の世界に。舞台背景に窓があり、ディベルティスマンで踊る各国のダンサーが窓から顔をのぞかせているのが楽しい。
スペインの池本祥真くんの踊りが実に爽快で。後方に伸びる脚の高さ!
秋山瑛さんの華やかさも。
打って変わってのアラビアの長身ペアの優雅でまったりとした味わいがまた素敵。三雲さん、大人っぽくて長い手足と引き締まったボディが鮮やかなグリーンのお衣装に似合ってました。
ロシアの男性二人、岡崎司さん、鳥海創さんもはじけてましたね。これからの注目株かな。
フランスのお衣装がピンクとブルーに巻き毛で、とても可愛らしくて。
足立真里亜さんと涌田美紀さん。涌田さんは、元宝塚宙組の彩花まりさんにちょっと似た美人さん。セカンドソリストで、サンノゼバレエにもいらしたそう。
なんだか、ちょっと見ないうちに東京バレエ団のメンバーが世代交代したのかなと、色々と新鮮に鑑賞しておりました。
大好きな沖さんは、マーシャがぴったりな豊かな表情と少女らしい清潔感のある演技。秋元さんもさすがの端正な王子っぷりでしたね。
ただ、くるみのGPDDは、観るだけで落涙するバーミンガム時代の吉田都さん、イレク・ムハメドフペアの圧倒的なオーラを期待してしまうので、このお二人の繊細にして軽やかな演技はちょっと物足りない・・などと、贅沢な印象を持ってしまいました。
新演出、お衣装も装置もとても良いです。東京文化会館の装花も、ロビーのそこここに飾り付けられていたクリスマスツリーも華やかで、久しぶりのバレエ鑑賞を満喫しました。