2017年8月19日(土)18:00
オーチャードホールにて
ジェーン・バーキンのコンサートに行ってまいりました。
バーキン-ゲーンズブール ザ・シンフォニック
というタイトルの通り、中島ノブユキによるオーケストラ編曲とピアノにより、セルジュ・ゲーンズブールの名曲の数々を栗田博文指揮で、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏をバックにジェーン・バーキンが歌う、という趣向。
4月にリリースされたアルバム曲をライブで。
シンプルな構成で、楽曲と演奏の良さ、ジェーンの変わらぬ歌声に静まり返った満場の客席。
後半、 EXERCICE EN FORME DE Zあたりから、リラックスモードで、指揮台に上がって、客席に背を向けて
オケを指揮する栗田氏の肩に手を置いて目と目を合わせて微笑みかけ、そのまま、その微笑みを客席にむけるジェーンの温かみが会場に熱をともしたよう。
白のシルクサテンシャツに黒のタキシードパンツ。無造作なミディアムのカールヘアに薄化粧で、
目じりも眉も垂れているけど輪郭と口角はきりっと上がった足取りも軽やかな彼女を見ていると、
年齢の重ね方について、かくありたしと思ったものでした。
個人的には 1980年代後半から1990年代前半に聴きこんでいた
「バビロンの妖精」あたりがぐっと来ました。
L'ANAMOURのあと、
オーケストラによるインストルメンタルのメドレーがありましたが、
レモン・インセストから始まるジュテームモワノンプリュに続くそれは、かなりアレンジが施されていて、原形をかすかにとどめるものとなっていましたが、それはそれで、思い出が流れるようで素敵な演奏。
最後はLaJavanaise。
アンコールを求める拍手が長く続きましたが、何度か3人手をつないでのカーテンコールでアンコールはなし。
夕方からの豪雨のやんだ渋谷の街に戻る多国籍の観客は満足気。
セルジュの美しいメロディーを東フィルの見事な演奏でしっとりと染み入るような歌声とともに夏の疲れをいやすような時間でした。
◎『シンフォニック・バーキン&ゲンズブール』トラックリスト
01. LOST SONG / ロスト・ソング
02. DEPRESSION AU DESSUS DU JARDIN / 公園を通りすぎる憂鬱
03. BABY ALONE IN BABYLONE / バビロンの妖精
04. PHYSIQUE ET SANS ISSUE / 終わりのない愛
05. CES PETITS RIENS / ほんのささいなこと
06. L'AQUOIBONISTE / 無造作紳士 ※ドラマ『美しい人』主題歌
07. VALSE DE MELODY / メロディーのワルツ
08. FUIR LE BONHEUR DE PEUR QU'IL NE SE SAUVE / しあわせは逃げていく
09. REQUIEM POUR UN CON / 馬鹿者のためのレクイエム
10. UNE CHOSE ENTRE AUTRES / 別離の唄
11. AMOURS DES FEINTES / いつわりの愛
12. EXERCICE EN FORME DE Z / Zによる問題集
13. MANON / マノン
14. LA CHANSON DE PREVERT / プレヴェールに捧ぐ
15. LES DESSOUS CHICS / シックな下着
16. L'AMOUR DE MOI / ラムール・ドゥ・モワ
17. PULL MARINE /マリン・ブルーの瞳
18. LA GADOUE / ぬかるみ
19. JANE B /ジェーンB.
20. L'ANAMOUR / ラ・ナムール
21. LA JAVANAISE / ラ・ジャヴァネーズ
オーチャードホールにて
ジェーン・バーキンのコンサートに行ってまいりました。
バーキン-ゲーンズブール ザ・シンフォニック
というタイトルの通り、中島ノブユキによるオーケストラ編曲とピアノにより、セルジュ・ゲーンズブールの名曲の数々を栗田博文指揮で、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏をバックにジェーン・バーキンが歌う、という趣向。
4月にリリースされたアルバム曲をライブで。
シンプルな構成で、楽曲と演奏の良さ、ジェーンの変わらぬ歌声に静まり返った満場の客席。
後半、 EXERCICE EN FORME DE Zあたりから、リラックスモードで、指揮台に上がって、客席に背を向けて
オケを指揮する栗田氏の肩に手を置いて目と目を合わせて微笑みかけ、そのまま、その微笑みを客席にむけるジェーンの温かみが会場に熱をともしたよう。
白のシルクサテンシャツに黒のタキシードパンツ。無造作なミディアムのカールヘアに薄化粧で、
目じりも眉も垂れているけど輪郭と口角はきりっと上がった足取りも軽やかな彼女を見ていると、
年齢の重ね方について、かくありたしと思ったものでした。
個人的には 1980年代後半から1990年代前半に聴きこんでいた
「バビロンの妖精」あたりがぐっと来ました。
L'ANAMOURのあと、
オーケストラによるインストルメンタルのメドレーがありましたが、
レモン・インセストから始まるジュテームモワノンプリュに続くそれは、かなりアレンジが施されていて、原形をかすかにとどめるものとなっていましたが、それはそれで、思い出が流れるようで素敵な演奏。
最後はLaJavanaise。
アンコールを求める拍手が長く続きましたが、何度か3人手をつないでのカーテンコールでアンコールはなし。
夕方からの豪雨のやんだ渋谷の街に戻る多国籍の観客は満足気。
セルジュの美しいメロディーを東フィルの見事な演奏でしっとりと染み入るような歌声とともに夏の疲れをいやすような時間でした。
◎『シンフォニック・バーキン&ゲンズブール』トラックリスト
01. LOST SONG / ロスト・ソング
02. DEPRESSION AU DESSUS DU JARDIN / 公園を通りすぎる憂鬱
03. BABY ALONE IN BABYLONE / バビロンの妖精
04. PHYSIQUE ET SANS ISSUE / 終わりのない愛
05. CES PETITS RIENS / ほんのささいなこと
06. L'AQUOIBONISTE / 無造作紳士 ※ドラマ『美しい人』主題歌
07. VALSE DE MELODY / メロディーのワルツ
08. FUIR LE BONHEUR DE PEUR QU'IL NE SE SAUVE / しあわせは逃げていく
09. REQUIEM POUR UN CON / 馬鹿者のためのレクイエム
10. UNE CHOSE ENTRE AUTRES / 別離の唄
11. AMOURS DES FEINTES / いつわりの愛
12. EXERCICE EN FORME DE Z / Zによる問題集
13. MANON / マノン
14. LA CHANSON DE PREVERT / プレヴェールに捧ぐ
15. LES DESSOUS CHICS / シックな下着
16. L'AMOUR DE MOI / ラムール・ドゥ・モワ
17. PULL MARINE /マリン・ブルーの瞳
18. LA GADOUE / ぬかるみ
19. JANE B /ジェーンB.
20. L'ANAMOUR / ラ・ナムール
21. LA JAVANAISE / ラ・ジャヴァネーズ