白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

死にたいと父が言う

2011-03-08 00:55:52 | 人間のこと

また、いつもの泣き言だ。

おかしなことをして、トラブルを招くとそう言って嘆く。

悪いのはすべて周囲、

自分は被害者だということらしい。

 

たぶん、認知症なのだから、仕方ないのかもしれないが、

認知症の前に、親であり、人間であると見てしまうので、

対等な存在だと見てしまうので、腹がたつ。

 

人の気持ちを考えない人は、

年をとり、認知症になっても、

人の気持ちを考えない人である点は変わりない。

「自分のことだけだから」と母がぼやく。

 

好きにすれば、と言いながら、

母がおろおろするので、対処を考える。

関わりたくないと思いながら、

いろいろと対応をしては、裏切られる。

 

しかも、

これから悪化することはあっても、

良くなることは、考えられない。

 

子どもの頃、

母方の祖父の葬儀のときに、

「ぼける前に死んでくれて良かった」

そう言った父。

何一つしたわけではないのに、

そう言った言葉だけは、今も覚えている。

 

同じ言葉を贈ってあげましょうか。

いまさら、理解力も低下しているから、

意味もわからないんだろうな。

 

それでも、父の姿を見ていると、

その血をひいている自分の未来が怖くなる。

 

どちらにしても、

明るい思考にはなりそうもない。


それでも。

2011-03-08 00:41:38 | 人間のこと

人間は、

かなりめげているらしい。

そして、

人間は、

投げ出したくなっているらしい。

 

たぶん、

この状況から、

この閉塞感から、

逃げ出したいのだし、

破壊したいのだろう。

 

だけど、

それをやったらおしまいだと、

声が聞こえるので、

やり直せるほど若くはないのだと、

そんな場所がどこにあるのかと、

聞こえるので、

動けない。

 

動いてもいいんだろうけどね。

所詮、うさぎなのだから、

逃げ出してもいいんだけどね。

人間になりたいと願うのは、

間違いなのかもしれない。

 

うさぎは、うさぎらしく。

 

うさぎなのだから、

逃げ足が早いのだけが、

取り柄なのだから、

やばいとなったら、

そこで、おしまい。

 

それで、いいんだけどな。