すっかり疎遠になっていた福島の友人から手紙が届いた。
震災後、やっぱり気になって電話してしまった。
嬉しかったと言ってもらえた。
幸い、被害は少なかったようだが、
灯油も、ガソリンも不足しているそうだ。
一度だけお邪魔したことがあったが、
ここよりも、遥かに寒かったのを思い出す。
でも、仕事もあるから大丈夫だと書かれていた。
彼女は看護士だから、忙しいんだろうなと思う。
何もできないけど、缶詰だけはまだ手に入るから、
ヤマトが集配を始めたら送りたいと思う。
大切な物流だけど、少しだけ、貸して頂こう。
仕事を変わり、住所を変えるたびに、
その時の人とのつながりも気がついたら、
遠くなってしまっていたけれども、
私にはまだ、忘れたくない、失いたくない人たちが居る。
だから、不精ばっかりせずに、
少しだけ、その気持ちを送りたいと思う。