尻が汚いなと思っていたショコラ。
年をとったせいなのか、
床(ビニルの敷物)の上で、シッコをしてしまうのが悪い。
ビニルは尿を吸わないので、
座っているショコラのフサフサの毛がぐっしょり濡れる。
毛繕いをしないので、そのまま乾いて固まる。
さらに換毛期も重なり、中途半端に抜けかけた毛が絡まり、
人間が少々、毛繕いをしたところで、改善されるべくもなく。
ガビガビの毛皮は、また、しっこで濡れ、乾き、固まり、濡れて、
お尻の毛が一部はげて、赤剥けになってしまった。
仕方ないので、下半身だけでもと、抱き抱えて洗う。
今晩で、3回目。
人間用のシャンプーも石鹸も、どうかなと思ったので、
湯につけ、シャワーをかけて洗い流す。
ただ、やはりその程度では、もつれて毛玉になった毛が、
なかなか、十分にはほぐれず、ただ時間ばかり過ぎていき、
ショコラの鼻息は荒く不機嫌になる。
体温調節が苦手といわれるウサギ、
これ以上湯で洗っていたら、具合が悪くなるのではと心配になる。
その後、下半身びしょぬれで、嫌がってもだえるウサギを抱え込み、
今度は、タオルとドライヤーで、なんとか乾かして、約1時間。
得られたのは、洗われて、少しはきれいになったかもしれない、尻の毛玉。
洗っても、人間の指でこそげながら毛づくろいしても、
赤剥けになった皮膚は痛いだけかもしれない。
仕方がないので、伸びる皮膚に、びくびくしながら、はさみを入れる。
それから、顎の湿性皮膚炎のときにもらった薬をパフパフして、
うさぎも人間も、疲れ果ててしまった。
これで、少しでもマシになればよいのだが。
あまり床でシッコするようなら、床の上には出さず、
ケージに入れておいたほうがよいのかもしれない。