白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

老人と老兎と

2012-10-09 23:41:20 | うさぎのこと

天秤にかけて、今回は老人をとってみた。

老人も80歳を超え、いろいろと体にガタが出てきた。

だんだん、遠出も難しくなるかもしれない。

そういえば、泊まりがけで出かけたこともない。

そこで、3連休を機会に、少し遠くへ旅行することにした。

 

さて、老人はいいとして、老兎2匹をどうするか。

ペットホテルに預けるか、動物病院に預けるか、留守番させるか。

ペットホテルはない、動物病院は預ける期間が長くなりすぎる。

気候も考え、家で留守番してもらうことにした。

 

留守番するうえで、問題になったのが、ショコラの水・食事・トイレ。

1日で、トイレ山盛りになる糞と、

あればありったけ食べてしまうペレット、

それから、ごくごくかなりの量を飲む水を、どうやって用意しておくか。

 

この機会に、立ち上がると天井につきそうなケージから買い換えることにした。

いろいろ検討して、犬用のプロケージ(横幅90cm)を購入した。

それから、一回り大きいトイレと、犬猫用の、給水器と、餌入れを用意する。

餌入れには、牧草ペレットと、ペレットを層にして入れておく。

ショコラは、ペレットはありったけ食べてしまうが、牧草ペレットなら食べすぎない。

給水器は、床置き式で1.8リットルの水が入るもの。

万が一、倒れても大丈夫なように、固定式の水入れも用意しておく。

こういうとき、給水ボトルが使えると便利なんだけど。

トイレには、ペットシーツの上に、シリカゲルの猫トイレ砂を入れておく。

床には、大量の牧草をまいて、いつものお皿に1回分のペレットを入れる。

 

3日後、

トイレの中は、あふれるほどの、兎糞で埋め尽くされていた。

給水器の皿の水は、ペレットか牧草が入ったらしく、少し濁っていたが、

無事、倒れもせず、水も残っていた。

床の牧草は撒き散らされ、給餌器の牧草ペレットは、

奥のペレットを掻き出そうとしたのか、あたりにちらばっていた。

そしてショコラは、不機嫌そうに、壁に向かって座りこんでいたが、

ペレットを与えると、ものすごい勢いでがっつきはじめた。

 

さて、一気食いもせず、水入れも倒さない、牧草好きなノンタンは、

3日分のペレットを完食し、牧草の上に、ぽけっと座り込んでいた。

 

よかった。

 

それでも、帰り道、ふっと、

部屋のドアをあけ、ケージを覗きこんだら、

ぐったりした兎をみつけたらと、頭をかすめたことは、

内緒にしておこうと思う。