白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

ショコラが居てよかった。

2012-10-25 00:18:59 | うさぎのこと

ショコラがやってきて、

ノンタンと一緒に放牧できるようになるまで、

簡単ではなかった。

当時、ショコラ5才、ノンタン年齢不詳だった。

それまでの生活環境も、体格も違う。

ただ、両方とも血尿から、避妊手術が済んでいた。

それだけは、多頭飼の条件を満たしていたけれども。

 

ノンタンだけだったとき、夜の間はケージの外で自由にさせていた。

それまで家に居たうさぎ達と同じように。

だから、ショコラも同じように、自由にさせたかった。

だけど、後から来たショコラは、態度が大きく、

相対的に小柄なノンタンを追いかける。

毛をむしって血がにじんだこともあった。

ノンタンのケージを開けておくと、入りこんで糞・尿をするし。

 

強引な人間は、それでも、どうしても一緒に暮らしたかったので、

少しずつ、様子をみながら一緒に部屋に放し、

時には、2匹抱えて、仲良くやれと説教して、

そして、なんとか、一緒に過ごすことができるようになった。

 

乳癌が再発してしまったノンタン、

ステロイドの飲み薬で元気を回復しているからとはいえ、

体力を失うのは避けたい。

今でも時々、ショコラがノンタンを追っかけまわす。

それを考えると、ノンタンをケージに隔離したほうがと思った。

 

だけど、ノンタンは、それは、嫌なのだと。

 

理不尽に追いかけられたりすることがある。

いつも一緒にくっついているわけでもない。、

だけど、同じ場所に居たい。

 

食欲が落ちたノンタンも、隣でショコラがガツガツと食べ始めると

刺激されてか、ぽつぽつと食べ始める。

何より、気がついたら、どちらからともなく、一緒に寝そべっている。

鼻先を寄せてきたショコラを、やさしく舐めている。

人間が撫でてみると、さっと起き上がり立ち去って行ってしまうのに、

うさぎ同士だと、寄り添い、半ば目を閉じて、寛いでいる。

 

ショコラを頂いてよかった、改めてそう思う。

ノンタンがひとりぼっちではなくて、本当に良かった。

ノンタンに、張り合う相手が居て良かった。

 

ありがとう、ショコラ。

これからも、よろしくね、ショコラ。