通勤電車に乗るようになって、1年3カ月が経った。
近所にパートに出かける方がいいという友だちの方が多いが、私はそうは思わない。
おしゃれして、靴をはき、通勤する方がなんだかシャキッとするじゃないの。
とはいえ、はたまた、仙台とはいえ、朝の通勤時、地下鉄は相当混雑する。誰しも、席を確保したいから、目つきを鋭くして、空いた席をねらう。3人掛けのところへ、お尻からすわりこむ4人目もいる。
無神経な人は、お尻から座るんだなあと思う。そして、その人が太っていたりすると、先に掛けていた人たちは相当な目にあうが・・・誰も文句は言わない。みんなが、もう一度お尻を上げて座り直したりしている。
最近すごい光景を見た。朝の地下鉄で、自分の横にどかっと荷物を置いて座っている女性がいた。ひとり分の座席を荷物が占領している訳ではなく、半分くらいの荷物だった。
つまり、膝の上に乗せることもできそうな、荷物の大きさだった。その人は、歳の頃は50代かな。髪はぼさぼさ、失礼ながら足がとても短くて、靴が床についていない。ぶらぶら状態だった。目はきょとんとしている。途中、何度か寝たふりをしていた。
だれか、お尻から突っ込むかなと思いきや、だれも座ろうとしない。だれか、ちょっとすいません・・・と声をかけるかなとも思ったが、誰もそうしない。
結局その人は、自分が降りるときまで荷物を横に置いたままだった。
私は、仙台の人は辛抱強いなあと感心していた。友達にそのことを話すと、そういう常識知らずの隣に、誰も座りたいと思わなかったのだろうとのこと。
なるほどね
そんな、人のそばに座るくらいなら、確かに立っていた方が心は安らぐかもしれないね。