私は、大の真央ちゃんファン。もちろん、浅田真央ちゃん。
真央ちゃんの試合の日は、心配で心配で。真央ちゃんには、こんなお母さんファンがたくさんいるのだと思う。
今回もSPで落胆の表情だったので、あーと私も気落ちしていた。
それでも、昨日のフリーもしっかり見たのであります。フィギアに興味がない家族から、チャンネル権を奪い、何が何でもという勢いでした。
冒頭のジャンプで転倒・・・あー。そして、最後滑り終えた時の表情。2回ほど、自分に対して頷いた表情。私はあれを見たとき、真央ちゃんは引退を決意したと思ったのです。
もう無理。私はこれでいい。もう、終わろう・・・私は、彼女の表情からそう読み取ったのでした。が・・・
今朝の報道は全く、真逆でしたね。後半はいい演技ができたから、がんばるって。
やはり、彼女は普通のアスリートではなかった。彼女がもっと若いとき、ジャンプは成功していたし、優勝もしていた。でも、そんな過去を取り出して、あの頃はできたのに・・・とか、そんなことを思ったりはしないんだと、私自身がわかった。
毎日練習をし、自分と向き合い、今の自分に何ができるか、何ができないのかを一番知っているのは、彼女自身なのだ・・・と。
そういえば、東北大大学でノーベル賞を受賞された、利根川進さんの講演会があったのだが、それを聞きに行かれた先生がとても感動しておられたのを思い出した。
利根川先生は、ご自分のノーベル賞を受賞された功績に関しては何も触れられず、現在の研究についてのみ、講演をされたのだとか・・。
一流の人が見る「今」、「現実」って、未来につながっているのであって、過去の延長ではないんだなと・・・すばらしい。