5歳上の兄は出来の悪い妹が気になるようで、電話をよくしてくれる。
アメリカにいるときも、再々電話をかけてくれた。誕生日にはお花も贈ってくれる。
その兄のこと。
最近父の調子がよくないらしい。義姉が何度も父を尋ねてくれて、あれこれとお世話をしてくれている。今日も、風邪を引いてしまい、何にも食べられない父を点滴に連れて行ってくれたという話を聞いたばかりだ。
遠く離れているといっても国内のこと。すぐに駆けつけなければならない私は、暗澹たる思いで仙台にいる。
そんな義姉に兄は相当に感謝していて、その気持ちを義姉のお母さんに電話で伝えたらしい。本当に素敵な人をありがとう とでも言ったのだろうか。とにかくお母さんに電話をして、御礼を言ったと、私に電話があった。
それってすごくない? と一人で感動している私。手前味噌ではある。実の兄のことdから。でも、義姉のお母様はどんなにうれしかっただろうと思う。娘のお婿さんから、素敵な娘さんをありがとう とでも言われれば、母親はうれしいに違いないのだ。この言葉、簡単に言えそうで、なかなか言えないのではないだろうか。
広島カープの古葉監督が印象的ナ言葉を言っておられた。まあ、古い話にはなってしまったのだけど・・・・
悪口は本人に 褒め言葉は本人以外の人に・・・というのが、人間掌握術だというのだ。人の口には戸をたてられない。言葉はどんどん人を介して伝わっていく。
だから褒める言葉は、伝って本人の耳に入ればいい。
しかし、悪口やアドバイスは本人に言わなくてはならない。人から自分の悪口を聞かされることほど、傷つくことは、ないからだ・・・
人のいいところをみつけられるひと、言葉に出して褒めれる人、言葉にして感謝の気持ちを伝えられる人・・・素敵だなあと思う。