ブログをお休みしていて、何をしていたのかというと、「心理学の勉強をしていました。」 ということになる。
「産業カウンセラー」となり、傾聴を基本とするカウンセリング技法を徹底的に指導されてきた。
今は、アドラー心理学の勉強をWeb siteで行っている。
NHKで特集していて知ったのだが、今は、インターネットを使って、大学の先生の授業を無料で受けることができる。
「無料」というのは、ありがたい。また、地域性を問われないのもありがたい。
USで行われているCousera という無料の大学の講座を息子から紹介されていたが(こちらの規模はすごい。世界中の有名大学は参加している)、やはりすべて英語はきつい。日本語の授業はありがたい。受講しながらわかってきたのだが、たぶん先生たちにとっても膨大なデータが残ることになるのだろうから、無料の意味は実はあるのだろうと思う。
さて、アドラー心理学は、今注目の心理学かもしれない。
だけど、アドラーは現在の人ではなく、フロイト、ユングの時代に生きた人だった。
昨日、読んだ本の中に、「たての関係」という内容が出ていて、うーんと唸るような、合点が自分の中であった。
普通、「たての関係」というと、上司と部下、監督と選手 みたいに、すでに上下が決められている人間関係をいう。が、アドラーがいう「たての関係」とは、
その場面において、「、自分が上だな」、とか「下になってしまった」、とか、人間関係を自が意識してしまう関係をいう とのこと。
そして、人間はそれをどの場面でも、誰を相手にも、行っている。そこに、忠告する、褒める、アドバイスする、とかの根源がある。みたいな話だった。
アドラーは、「褒める」ことすらも、良しとしない。褒めるのは、自分が上の立場にある人がすることであって、人間関係はどんな場合でも、平等でなくてはならないと説く。
私は、自分が心の中で、「自分が上になったり、下になったりする」ということをしていると、素直に認めたいと思った。そして、それを意識することができたことで、とても楽になれたように思えている。
深いな~と唸ってしまう。
昨日の本 アドラー“実践"講義 幸せに生きる (知の扉) 向後 千春 著