どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

1ドルの善意、10ドルなら・・・・

2007-10-26 22:16:38 | 徒然に

絵本の読み聞かせが、子供たちの旺盛な好奇心の下、快く終了した朝10時過ぎ、私は大型スパーマーケットに立ち寄った。先日買ったタイマーが壊れて使いものにならず返品するためだった。

パーキングに車を駐車し、車を降りた直後、若い男性が目の前に現れた。身なりは悪くはない。ちょっと作業員風で、年齢は30歳過ぎとみた。毎度の事ながら、英語で急に話しかけられると、その内容をつかむのに3分くらいはかかる。

僕は今日、クレジットカードを忘れてしまった。現金も持っていない。隣町に帰らなければならないが、車のガソリンが切れてしまった。1ドルか2ドル貸してもらえないだろうか・・・。正確にいうと、貸してではない。でも、動詞が聞き取れなかった。give ではなかったけどなあ・・・。私は、すぐに信用し、それはたいへんだなあと、正直思った。二ドルくらいなら、あげてもいいや・・・と、思い、財布を彼の目のまで開けた。そこには、10ドル札しか入っていなかった。10ドルしかないから、つまり一ドル紙幣がないから、あなたにお金をあげられない。。。とは、言えなかった。目の前に困っている人がいて、1ドルならOKだが、10ドルなら、駄目では、申し訳ないような気がしたからだ。結局私は、その10ドルをその男性にあげた。

彼は丁寧にお礼を言った。が、返すからとは、一言も言わなかった。

なんだか、気分が悪い。アメリカはカード社会であまり現金は持ち歩かない。でも、10ドルはちょっと、軽いお金ではない。でも、生活に困るような金額でもない。

もやもやした気分を感じながら、マーケットで用事をすませた。そして、そこのいた女性の従業員に今さっき、この店の駐車場で起こったことを話してみた。彼女は申し訳なさそうに、彼は困っていたのではなく、最初からあなたのお金が目当てだったと、いう。どんな服をきていたか(風体を)言える?と聞かれ、他の人に対処を聞きに行った。

結局、貴重な情報をありがとう。駐車場を見回り、うろうろしているような人を、追い出すから・・・・と、返事が返ってきた。

私はお金を差し上げたのだから、彼は犯罪を犯したわけではない。

私はちょっと複雑な心境になる。1ドルならあげられる善意。10ドルならお金をだまされて盗られてしまったと感じる。金額の多寡が問題なのか・・・・。

その日、私は小学校に行った為普通とは違う格好をしていた。ロングスカートにジャケット。日ごろは、ジーパンにセーターで闊歩している。ちょっと小金持ちに見えたのか・・・。

妙な気分になった一日だった。

 

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見つけた こんな本

2007-10-24 13:05:25 | おろおろおろろ

明日は、第二回目の絵本の読み聞かせ。前回日本の紙芝居を、英語に訳して行ったが、反省ばかり。翻訳作業がこんなにも、創造性が必要な作業だとは思ってもいなかった。

前回の反省から、英語の本を読もうと決めていた。でも、4年生クラスに読む本となると、そうとう字数もあり、ちょっと私の英語で大丈夫?という、気がしてきた。

そんな時、地元の図書館で見つけた本が、この本。

日米の有名な絵本作家の共同作業で出来ている。見えている、表紙の方は、はらぺこ青虫ちゃんでおなじみのエリックカールの作。反対側からは、14匹のねずみさんシリーズで有名な、(我が家では三男がとにかくこのシリーズが大好きで今村さんはこのシリーズの作者としてしか、ちょっと知らないのです。。。)今村かずおさんが手がけている。片や英語で始まり、もう一方は日本語ではじまる。双方同じ内容を、それそれの作家が自作の絵で書いている。そして、ちょうど真ん中で双方が出会い、出会いのページではお互いのキャラクターが一緒に歌ったり踊ったりする。

私は、双方をよみ比べて、言語の違いの面白さをこども達に伝えたいと思っている。日本語サイドには、英語の発音がついているので、二つの言葉を一緒に覚えてもらおうと思う。選んだ言葉は、ともだち と コケコッコー 

昨日、このクラスを見学させてもらったときに、全員の名前を控えて来た。名前を覚えて行こうとおもったからだが、ちょっと違うお土産にも使えた。全員分の名前を漢字と平仮名に置き換えた、小さな画用紙の栞をつくってみた。子供達は喜んでくれるだろうか。興味をしめしてくれるだろうか・・・・。

背伸びはしない。否、できない。そんな上げ底の背伸びは、子供たちの目にかかると。すぐに見破られてしまう。等身大で、一緒に楽しんでこようと、思う。

私は、いろいろあったけど、この地に来てよかった。異文化を体験することは、本当に貴重なことだ。言語も大変むずかしい。でもね。得るものも大きいよ・・・と、話してこようと思う。

ミシガンの色づいた秋とあいまって、きっと思い出に残る一日になるような気がする。

 

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秋の音

2007-10-18 03:59:41 | 徒然に

今朝、愛娘と散歩にでかけ、秋の音を聞いた。

雨は降っていないのに、雨粒がおちてくるような音が大きな木々の間から聞こえてくる。

思わず空を見上げる。まだ色づき揃わない葉が風にゆれている。リスが走り回っているのだろうか、何の音だろう・・。どんぐりも落ちてこない、葉も落ちてこない、でも、雨粒が落ちてくるような音がする。聞いたことのない、秋の音かな・・・。

秋の長雨・・・・は、日本の風土からと思っていたが、こちらでも秋になると同時に、長雨が続いている。そして、普段なら、一雨ごとに寒くなっていくのだろうが・・・・今年は、一雨ごとに寒くなったり、暑さが戻ってきたりする。

環境の変化に合わせるのは大変だが、自然だって人間のやりたい放題に嫌気がさしているに違いない。

雨が長く続くので、走れない。息子のサッカーのシーズンが終了したので、久しぶりに夕方のエアロビクスのクラスに参加した。

前壁がガラスになっているので、自分の姿がよくみえる。そこで、始めて、私は自分の足の筋肉が昨年までとちがっていることに気付いた。最初腫れているのか?と思ったが、痛くもないし、両方の足についているので、走っているうちについたものと確信する。体重計だけを気にしていると、ランニングはやせないよ・・・・・となるのかもしれないが、走ったらそれだけの変化は体に起きていると感じた。

今は、カレッジでもエアロビクスのクラスを授業としてとっている。科目なので、理論の講義もある。実践もある。理論の試験がおとといあったが、結構面白い発見がある。メタポリック というと、いまや日本では中年に代表される、成人病予備軍のことになっているような気がするが・・・。こちらでは、どうも、安静時に消費される代謝のこと。。。と訳されるような気がするのだが・・・。Metabolic Rate とは、基礎代謝と解釈したのだが・・・。するとテストでは、Metabolic rate とは、睡眠時に消費されるカロリーのことである。正か誤か? と出たので、誤 と答えておいた。果たして結果はどうだろう・・・・。

英語とは面白いものでというか、迷惑な話で、Fire が、火、火事、と同時に、解雇 となったりするからなあ・・・・。そんな全く違ってるから、想像もつかない。

というわけで、また、私の珍答のひとつになるかもしれない。

秋の音から、念を継いで、珍答に来た。毎度のことだけど・・・。

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背筋が凍るような・・・・

2007-10-17 06:10:31 | がっちんこん

背筋が凍るような  という、表現でいいのだろうか。。。と心配になるが。

最近は英語も上達しないのに、日本語まで危うくなっている。

先週木曜のテストの結果が気になっていた。あれだけできなかった・・・・から、もちろん期待をしてはいけない。でも、点数が気になっていた。

こちらの評価のシステムはいつでも、本人が確認できる。高校生までだと親も確認できる。インターネットがうまく利用されている。宿題の確認も同じサイトでできるし、クラスメートをコンタクトを取りたい場合も簡単にメールできる。先生に対しても同じように質問も、メールもできる。

グループワークの時は、クラスのサイトを使って、お互いに進捗状況を確認したり、できあがった原稿を交換したり、手直ししたりもする。

評価もシンプルでわかりやすい。

宿題、テスト、プレゼンテーション、等、課題となっているものはすべてパーセンテージで評価される。そして、現在のグレード、成績はそれらの、平均となる。一回でも低い点をとると、結構取り返しがつかない。

テストの点数が気になるのは、それまでの宿題、オブザーベーション、小学校での読み聞かせレポートで97%以上の点数をとっていたからでもある。テストで落ちるだろう。。。との予感がある。

背筋が凍ったのは、昨日確認した際、私のテストのスコアが0になっていたからだ。え?零点。今まで長い人生のなかで、それでも零点を取ったことは一度もない。評価も一気に、60%くらいまで落ち、Dになっている。

これは大変なことになった。今朝、授業前の先生を訪ねる。先生は持病の心臓がしんどそうだった。いったいどうしたんだ、テストは? と聞かれる。

私も驚いている。追試をしてもらえないかと、お願いする。

心配しなくてもいい、なんとか考えてみるとの返答。ちょっとほっとするが、試験の答案説明の時は大変きまずい。先生が、私には答案を返さないからだ。

私は、てっきり先生が何か考えているので、あえて返してくれないのだと考えていた。

しかし、同時に私の答えがもちろん満点ではないが、覚えている範囲で、正解も何個かある。どうして零点なんだろう。。。と不思議でしょうがない。

そして、授業後、具体的にどうしたらいいのか、追試はいつになるのかを聞きにいく。そこで、意外な返事が返ってきた。

どうも、先生が私の答案をなくしたらしいのだ。え?答案がないの。え?だから零点なの?

そして、思い出した。二枚の答案のうち、一枚に名前を書いていなかった。重ねて、提出したから、要らないと思った。第一名前をかくところもなかった。それで、記述、エッセイの答案がなくなったのか・・・・。

とりあえず、よかった。零点とはあまりに情けない。

 

 

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シカゴマラソン 商魂編

2007-10-15 15:34:30 | なっとくる

マラソンの写真を買いませんか?と、メールが来た。

え?4万人のなかから、私を探し出したの?

確かに私だ。

http://www.marathonfoto.com/order_my_photos.cfm?RaceOID=12852007M1&LastName=SATO&BibNumber=24590&Language=en&Mailing=5923&BFI=zr44h958zd&Frames=true&Flash=true&FlashVersion=8&Height=800&Width=1280&Index2Home=true

ここで見る限りは、楽しそうに写っている。歩いているのか、走っているのか写真でもわかるのに、驚いた。

大会主催者からのメールも来た。今回は大変判断に迷った大会だったと記してある。ランナーたちの期待に応えたかったので、中止にする時期が遅れたとも・・・。確かにむずかしい判断だったかもしれない。

あの後自分なりに、どうすればよかったのかを考えてみたり、意見を頂戴したりした。四万のうち、私のような素人さんたちが、どのくらいいるのだろうか?

もうちょっと、慣れたランナーの人たちなら、自分の体温を下げなくてはならないことに、気付かれていたような気がする。早い段階で、自分の頭に水をかけていた人を確かに見かけもした。誰でも参加可能というところが結構、主催者には大変なことなのかもしれない。

メダルをもらっていない人たちへは、メダルを送りますとも、案内されていた。皆、参加した、走ったとう証が欲しいのだろう。

予定外のことで、走り以外のアクシデント(きっと熱中症)で、完走できなかったのは悔しいが、大勢のボランティアの人たち、沿道の人たちへの感謝の気持ちで,今は満足している。

楽しそうなラン姿、ご笑覧くださいね。

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追い討ちをくらう

2007-10-13 03:46:25 | うるるん

追い討ちをかけられた。

後ろからごっつんときた。昨日の試験は散々だった。散ったね。

え?こんな話聞いたこともないというものが、たくさんではなく、ほとんどだった。自分の英語が聞き取れているとは思わないが、あれほどひどいとちょっとショックを受けるではすまない。あわよくば・・・日本に帰ってからも使えるかも。。。。などど考えていたのは、大きな間違いであるようだ。

加えて、昨日午後、息子たちのカンファレンスという、担当先生からの個別の成績報告があった。もちろん問題があれば、学習態度等も指導を受けることになる。

昨日は、高校ではなく、彼らが試験を受けて入った、数学とサイエンスの特別学校でのカンファレンスだった。これはアメリカが取り入れている、数学とサイエンス特別偏重主義教育の表れでもある特別高校となる。30くらいの高校から試験を受けて選ばれた子供たちが、数学とサイエンスだけを、この学校で勉強する。子供たちはそれ以外の教科は、自分の高校に帰って受講する。スクールバスもでる。先生たちも、どうも特別に優秀な人材をそろえているらしい。彼らの英語は非常に丁寧だし、こちらがどうも不得意そうだと見抜くと(簡単に見抜ける)きちんと単語を区切り、ゆっくり話してもくれる。

それでも、私は英語が聞き取れなかった。何を言ってるの?わかって半分かな。ひどいときには、どっちの息子の話?というものあった。同じ先生が、違う教科で教えてくれている場合もある。

そして、最後は、息子のサッカーの試合でのこと。

最近、後半に逆転されて負ける試合が続いている。昨夜も同じパターン。残り10分で追加点をゆるしてしまい、そのまま負けてしまった。

これが息子の最後のホームゲームになった。

息子の友達のおじいちゃんと会話する。これがラストゲームだね。(私) そう、ロストゲームだよ。(おじいちゃん) lastでしょう? という私に、そうだ lost だと返事が返ってくる。なんかい言ってもだめで、最後ハイタッチをして、別れた。

もう、嫌になる。英語、ほんとに嫌いだ。

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心配かけてしまった

2007-10-10 23:31:45 | がっちんこん

シカゴマラソンの余波が続いている。

今日のミシガンはすっかり晩秋。こんなもんかとも思うが、夏にはグロッキーで元気のなかった、毛皮を着た、愛娘ルル子まで、元気に軽快に散歩してくれるようになった。三日違いに残念無念。

結果がでてしまったことをとやかく言っても仕方がない。が・・・公言して走ったので、大丈夫?と、電話がかかってきたり、メールをもらったり。嬉しい気持ちで一杯だが、ちょっとかっこ悪いなあ・・・・。

退路を遮断するつもりが、退路を選んでしまったことを説明する日々が続いている。

力の限界でした。力が足らなかった。練習不足です。これで、きまり。

さて、明日は今期の中間、ミッドターム試験。あれこれ考えず勉強しようっと。

 

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シカゴマラソン 顛末

2007-10-09 07:20:48 | うるるん

シカゴマラソンで死者まで出たのを知ったのは、日本からの私の安否を心配する電話でだった。

マラソンが終わって家に着いてみると、TV、インターネットどちらも使えず、なんにも情報が入ってこなかった。陸の孤島と、なるのね、情報がないと・・。

さて、私のレースの結果は32キロ地点で沈没。激しい頭痛で吐いてしまった。悔しいけど、歩いてゴールに向かうことも出来なかった。バスに乗せてもらってゴール地点に帰ってきた。バスに乗っていた女性の一人が意識がなくなったように、目を宙に向け、口をあけて座ったまま動かなくなった。異変に気付き、救急隊の人が駆けつけてくれた。そのとき始めて、マラソンで人がこんなに傷つくのだと恐ろしくなった。回りにいた人も同じ気持ちだったのだろう。女子たちは泣き出した。

たくさんの参加者と アメリカらしいのりでスタートしたのは、公式スタートから30分たったころだった。昨年の写真では皆が毛糸の帽子をかぶってスタートしていたが、今年は半そででも暑いと感じるほど、すでに日が照り付けていた。

たくさんの沿道の人たちの応援、様々な参加者の様子を楽しみながら、快調に15キロ付近まではきた。ただ、暑さで第二給水ポイントでは、すでに先のランナーたちに飲み物を飲みつくされていていたこともあり(給水なし)、とっても、のどが渇いてはいた。ランナーたちは、沿道の応援の人たちの飲み物をもらったり、噴水がある公園で寄り道をして、水を体にかけたりするようになっていた。

その頃から、頭痛がしていきた。足に異変はないものの、背中も痛い。

暑さはますます激しくなるようで、沿道の応援の人たちが、ホースでランナーに水をかけてくれたりしていた。私は、全身がずぶぬれになるのは嫌だったので、水をかけられないように走っていた。

ハーフを過ぎた頃から、頭痛が激しくなってきた。給水ポイントでは水、ゲータレードはもらえるものの、生ぬるい。また、ランナーが殺到するために、足を止め、並んで待つ状態になっていた。道路には紙コップが散乱し、滑りやすくもなっていた。

もうだめだ・・・・と、思いながら色々なことを考える。ここでやめるのは、あまりにも悲しい、悔しい。そんな時・・・。がんばれ、がんばれ、がんばれ! と、日本語で声をかけられる。無意識にそちらをみる。若い男性が私を見て、声をかけてくれていた。母国語で聞く応援は、なんとも心にのこった。耳にもその声がいつまでも残っていた。元気を取り戻し・・と、走り続けるが、28キロ地点で、頭痛のために足が止まる。そこから歩き始めて、家族に救援を求める。冷たい水がのみたい!!

歩いてたどり着いた30キロ地点。ポリスがマイクを使って大きな声でしゃべっている。走るのをやめなさい。レースは中止になりました。たくさんの人が、傷ついています。走るのをやめて歩きなさい  

へえ? レースは中止なの?  誰かが皆の意見を代表したように聞く。 走るのをやめてもメダルはもらえるの? もちろん。なんでもあげるから、走るのをやめて という、女性のポリス。

正直、私も、ああ走るのをやめてもいいんだ・・・・と思った。と、そのまま、道路わきで吐く。吐くものは何もないから、ただ水を吐いた。

それでも、元気にゴールを目指して歩く人の列は途切れない。私も歩きたかったが、もう、力が残っていなかった。

バスでゴールまで連れて行ってもらう。メダルをもらうころには、なんとなく元気になっていた。水とゲータレード、ビールが用意してありますという、アナウンス。迷わず冷たいビールをもらいにいった。バドワイザーの大きな、冷蔵車がタンクでビールを配給していた。ああ、ここはアメリカだと最後に笑った。

足も痛くないレース後は、ああ・・・・と、後悔が残る。

でも、私は同時にわかってもいた。私の足はフルマラソンを走るほど鍛えてはいない。フルを走る人の足は私とは全く違う。また、レースを良く知っている人は、自分でボトルをもって走っていた。小さなボトルを体に巻きつけている人もたくさんいた。給水は少しずつしなくてはいけなかった。私は、がぶがぶ飲んでしまったから、最後には胃が飲み物を受け付けなくなってしまった。

ウェアーも最近は露出しすぎ・・・と、思っていたが、あれぼど暑いと、あれくらい露出しないと、体の熱がこもってしまうのだろう。ほとんどの人は、おなかを出して走っていた。私は、黒の長めの短パンだったし、Tシャツも袖がついていた。思い切ってタンクトップにしたほうがよかっただろうし、色も白がよかったのだろうと反省する。

ただ、面白い発見もあった。ペースメーカー君。5:00 と背中にゼッケンをつけ、PASE MAKER と印字されたTシャツを着て、風船を持って走っている人に会った。ああ、彼についていけば5時間でゴールできるのかあ・・・・・ああ、そういう意味でペースメーカー君、さん、がいるのだと始めてわかった。

なんだか大変な大会に参加していたことになった。これも、良い経験になった。走ったことを後悔なんか全くしていない。

ただ、自分で自分を褒められないなあ・・・。帰国までにもう一回、USでフルに挑戦したいと思った。

ご苦労様!!!!声援ありがとう!!!協力ありがとう!!!!

 

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カレンダーの赤丸

2007-10-06 02:44:33 | 舞いあがる
カレンダーに赤丸をつける。
特別な日だ。

つけた日に、あと何日でその日が来るのかを数え始める。そして、ついにどうしも、その日はやってくる。

やってきた当日は、今がそのときなんだ、赤丸の日なんだ・・・・と、意識するよりも早く過ぎ去っていく。

そして、赤丸が過ぎ去ってしまう日がきて、その月のカレンダーが必要なくなる。そのときには、次の赤丸の日を数え始めているから、赤丸がついたカレンダーを捨てることに、大して違和感はないのかもしれない。

遠足の日、受験日、誕生日、旅行・・・・様々なカレンダーの赤丸があった。

さて、私のカレンダーには、二日後、日曜日に赤丸がついている。シカゴマラソンを走る。数え始めた日には、200日近い日にちがあった。その日が来てしまうなあ。色々な人から、がんばってと声をかけられる。あれ?どうして知ってるの?と思うこともあるが、いいよいいよ、たいしたことじゃない。
昨日は息子の試合で、声をからして、チームの応援をしてきたが、チームメイトのかっこいいお父さんから、リカバリー用の、サプルメントをもらった。それを売るビジネスを始めたらしい。私にくれても、宣伝効果はないと思うけど。・・ありがとう。覚えててくれたのね。

シカゴの朝8時にスタート。土曜はシカゴに泊まり、翌日に備える。シカゴの繁華街、ど真ん中を走るマラソンだ。シカゴの建築物は、古くて、高い、きっと、歴史を感じながら、走ることができるだろう。ミシガン湖も美しい景色を見せてくれるだろうし・・・。きっと楽しいレースになると思う。

昔マラソンは苦しいイメージしかなかった。今でも、たいていの人にとっては、そういうイメージだと思う。競争をしなくていいマラソンは、苦しくても楽しい。
日本人は小さい頃から、競争をしすぎているのではないだろうか・・・・。競わなくても、向上する方法はある。自分で目標を決めて続けるだけのことだ。評価方法が他と比べての相違評価であることだけでは、悲しい。ものさしがあると、比べやすい、それは、確かだ。でも、そうやって比べることだけを考えていると、なんだかしんどい。

はてさて、次に私のカレンダーにつける赤丸はもう決まった。

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苦と楽

2007-10-04 02:39:53 | かたまった
苦しみの後には楽がある。
ジャンクリストフだった?

英語の本の読み聞かせは相当に大変だった。正味30分の読み聞かせにどれだけの時間をつぎ込んで準備をしたか・・・・。終わった。いったん楽を味わった。
ところが、実はそこからが、本番さながらに大変だ。
過去として、思い返しているのではない。今、その真っ只中にいる。いったい、その報告、レポートを書くのに、私は何時間費やしているのだろう。本当に第二外国語はやっかいだ。
日本語では、書きたいことが次から次からでてくる。日本語の発想でそこから、英語に訳そうとするから時間がかかる。同じ表現でも、日本語と英語では表現方法が違うのに・・・・・。かといって、最初から英語で考えられるはずがない。

明日が提出日というところまで、持ち込んでしまった。朝から考えすぎて、頭ががんがんしてきた。

苦にいれば楽あらず。あたりまえだが、日本語はいいなあ。
早く苦から出でて楽に行きたい。あと、何時間かかるやら。

苦にいても食欲は落ちず、苦にいるから、食に走る。食していれば、集中力が落ち、苦にいる時間が、余計に長くなる。苦苦苦苦・・・・・・

こんな苦お金出してしてるのだから・・・。
さて、道草してないで、やろうかな。

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