へんなことから、冗談抜きで死ぬかと思った。友人3人を招いて、お話をしていた。それは、話が聞きたいという友人から申し出て、彼女の聞きたい事を知っているほかの友人2人をお呼びし、私は場所を提供したというものだった。前述、脳疲労の最中で、外に出て行く元気もなかったから・・・。
話をしてもらいながら、私は用意したケーキを切っていた。皆に切り分けたケーキを出し、ナイフを洗う際、そこについていた、スポンヂを何気なく口に入れた。すると、それは気管に入ったようだった。急に息苦しくなる。しかし、元気に咳は出てくれない。なので、スポンジはいつまでも、私の気管を塞いでいる。でも、まさか、こんなことで・・・・と思うから、歩き回り、息を吸う努力をしてみた。でも、咳は出ず、だんだん息苦しくなってくる。頭もしっかりしているし、足も動く、なのに呼吸ができない。ヒーヒーと弱弱しい声が出るだけで苦しくなる一方だ。でも、こんなことでと、思うから誰にも声をかけない。でも、もっともっと苦しくなる。ついに、友人に声をかけて、最中をたたいてもらった。その頃になると、友人達も私の様子が、おかしいことに気づいていた。背中をたたいてもらって、やっと自力で咳が出た。ちから強い咳だ。ああ、助かった!心から、そう思った。
人間こんなことで、簡単に死ぬのかもしれないと思った。どこかの大統領のキモチがやっとわかった。飲み物を用意してから・・・粉食を食べる時の鉄則だ。