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節分(3日)の午後11時から火炉祭が行われるというので、
10時前に吉田神社へ出かけました。
正面の屋台村を避けて近衛坂を登って、先ず元宮へ詣でました。
元宮は全国津々浦々の神社の総元締めなので、
元宮にお詣りすれば、全国の神社へお詣りするのと同じだとか。
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いつもは閉ざされている元宮ですが、この夜はお詣りの人が溢れ、
遅くまで賑やかです。
Kさんに頼まれていた福枡を買いました。
福枡は煙草盆、菓子器などいろいろ使えて、重宝しています。
昨年は売り切れだったのが、今年はまだたくさんあったような・・・。
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吉田神社・福枡の煙草盆
京都の節分は吉田神社と言われているほど、
たくさんの老若男女が厄落としのお詣りをします。
それに屋台の数がものすごく、食べ物の匂いが複雑にからみあって、
参道を歩いているだけで満腹感を覚えるほどです。
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火炉祭のための古い護符が高く積み上げられているのですが、
梯子をかけて、護符の包みを更にてっぺんへ運んでいます。
厄災から身を守るため、人々は神仏に祈りをささげ、
霊験あらたかな護符を受け、
節分の日に、感謝の祈りとともに、焚きあげられるのです。
10時45分頃から火炉祭の神事がはじまりました。
先ず、神職が護符の山に玉串を奉げ、お祓いをします。
次いで、火炉祭に集まった人たちもお祓いを受けました。
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ころがすような鈴の音が・・・
一人の巫女が鈴を鳴らしながら、護符の山をひと回りしました。
鈴の音がなんともいえず玲瓏で、清々しく辺りを祓います。
白い式服の神職が祝詞を奉げると、2本の松明に火が点けられ、
神職が護符の山の数ヶ所へ火をつけていきました。
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火勢はすぐに強まり、バリバリという竹の音、轟轟という火風の音、
燃え上がる火の踊り、上昇する火の粉、熱風・・・これでもかと云わんばかりに
荒ぶる神は火の勢いをどんどん増していき、怖いくらいでした。
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「周りに水を撒け!」
「火の粉に水を掛けろ!」
怒号のような声が飛び交い、消防士が放水し、火と水のせめぎ合い。
火の粉を消すために真上に上がった水が見物人に降りそそぎ、
今度は見物人から悲鳴が上がります。
・・・なんて気持ちの良い火炉祭なんでしょう!
熱風で顔や手足は熱く火照り、
体の中の悪魔や厄災まで火が焼き尽くしてくれるような、爽快感を味わいました。
節分にふさわしい火の祭典のリセットです。
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あまりの熱さに耐えかねて、護符の山が半分ほどに低くなったのを見定め、
満足して帰路に着きました。
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10時前に吉田神社へ出かけました。
正面の屋台村を避けて近衛坂を登って、先ず元宮へ詣でました。
元宮は全国津々浦々の神社の総元締めなので、
元宮にお詣りすれば、全国の神社へお詣りするのと同じだとか。
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いつもは閉ざされている元宮ですが、この夜はお詣りの人が溢れ、
遅くまで賑やかです。
Kさんに頼まれていた福枡を買いました。
福枡は煙草盆、菓子器などいろいろ使えて、重宝しています。
昨年は売り切れだったのが、今年はまだたくさんあったような・・・。
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吉田神社・福枡の煙草盆
京都の節分は吉田神社と言われているほど、
たくさんの老若男女が厄落としのお詣りをします。
それに屋台の数がものすごく、食べ物の匂いが複雑にからみあって、
参道を歩いているだけで満腹感を覚えるほどです。
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火炉祭のための古い護符が高く積み上げられているのですが、
梯子をかけて、護符の包みを更にてっぺんへ運んでいます。
厄災から身を守るため、人々は神仏に祈りをささげ、
霊験あらたかな護符を受け、
節分の日に、感謝の祈りとともに、焚きあげられるのです。
10時45分頃から火炉祭の神事がはじまりました。
先ず、神職が護符の山に玉串を奉げ、お祓いをします。
次いで、火炉祭に集まった人たちもお祓いを受けました。
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ころがすような鈴の音が・・・
一人の巫女が鈴を鳴らしながら、護符の山をひと回りしました。
鈴の音がなんともいえず玲瓏で、清々しく辺りを祓います。
白い式服の神職が祝詞を奉げると、2本の松明に火が点けられ、
神職が護符の山の数ヶ所へ火をつけていきました。
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火勢はすぐに強まり、バリバリという竹の音、轟轟という火風の音、
燃え上がる火の踊り、上昇する火の粉、熱風・・・これでもかと云わんばかりに
荒ぶる神は火の勢いをどんどん増していき、怖いくらいでした。
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「周りに水を撒け!」
「火の粉に水を掛けろ!」
怒号のような声が飛び交い、消防士が放水し、火と水のせめぎ合い。
火の粉を消すために真上に上がった水が見物人に降りそそぎ、
今度は見物人から悲鳴が上がります。
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・・・なんて気持ちの良い火炉祭なんでしょう!
熱風で顔や手足は熱く火照り、
体の中の悪魔や厄災まで火が焼き尽くしてくれるような、爽快感を味わいました。
節分にふさわしい火の祭典のリセットです。
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あまりの熱さに耐えかねて、護符の山が半分ほどに低くなったのを見定め、
満足して帰路に着きました。
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