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(つづきです。花月あたりからだんだんわからなく・・・)
茶碗がかえると総礼。
茶碗へ湯を汲み、まわして捨て、茶碗を膝前に置いて客付へ廻り、
「薄茶は花月で」と挨拶し、客は帛紗を腰に付けます。
亭主は建水を引き、折据をのせた干菓子器を正客前へ置きます。
亭主は建水を運び出し、踏込畳の敷き合わせに置き、仮座へ入り
「折据おまわしを」と一礼。以下、花月と同様です。
菓子付きなので茶巾で折据をまわします。
薄茶は三服点てです。
仕舞花は茶碗(三服目)を出すと、折据(すみかけ)に替え札を戻し、
水一杓入れて控えています。
三服目の茶を飲んだ月は茶碗を縁外へ預かり、
折据が正客へ戻るのを待ちます。
ここで月は定座に茶碗を返します。
仕舞い花は茶碗を取り込み、総礼。座替わり。
正客は折据を干菓子器にのせておく。
仕舞い花は仕舞いつけ、道具を拝見に出します。
柄杓、蓋置を棚に飾り、茶碗を勝手付に割付け、
棗を棚に荘り、建水を持って下がり、敷き合わせに置き、
自席へ戻ります。
その間に、客は拝見をし、三客は拝見物をあずかっておきます。
亭主は建水、続いて茶碗を引きます。
水次を持ち出し、水指に水を注ぎ、水屋へ戻ります。
三客は拝見物を定座へ返します。
拝見物を持って亭主が立つと同時に客も立ち、
正客は折据が乗った干菓子器を持って立ち、八畳へ戻ります。
正客は干菓子器の正面を正し、下座へ置きます。
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薄茶が終わると、亭主は重硯が正客前へ置き、菓子器を持ち帰ります。
縁内で下から順に硯を取りまわし、右膝脇へ置きます。
墨をすって、短冊に和歌を書き、右膝脇へ置きます(縁内上から硯、短冊)。
硯を縁内で上へ順に重ねて亭主へ送ります。
亭主は蓋を閉め重硯を持って水屋へ戻り、文台を正客前へ運び、自席へ戻ります。
正客から順次、短冊を取りあげ和歌を二度詠み上げ、
短冊を文台の右から置いていきます。
亭主は和歌を唱和し終わると文台を水屋へ下げ、送り礼に出ます。
送り礼ののち、客は帛紗をしまい、退席し、水屋で互礼します。
都忘れ 住む人の絶えて久しき山里の
都忘れに春風ぞ吹く 暁庵
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和歌や書は苦手ですが
短冊に書き、唱和するところは大好きな場面です。
次客さんが姿勢よく、短冊に筆を走らせている優雅な姿に、横目でうっとり。
皆さま、花に因む素晴らしい和歌を唱和してくださって
ご披露できないのが残念です。
後日、次客さんからメールを頂戴しました。
「野の花々の美しさに心打たれ、至福のひと時でした。
歌を詠むのも他の方のを鑑賞するのも中々味わいのあることで
何だかやみつきになりそうです・・・」
「また唱和式を致しましょう」
という声があがり、炉の時期にもう一度することになりました。
(よかった! 何度でも習いたい唱和式です)
いちねん会 唱和式」(1)へ
茶碗がかえると総礼。
茶碗へ湯を汲み、まわして捨て、茶碗を膝前に置いて客付へ廻り、
「薄茶は花月で」と挨拶し、客は帛紗を腰に付けます。
亭主は建水を引き、折据をのせた干菓子器を正客前へ置きます。
亭主は建水を運び出し、踏込畳の敷き合わせに置き、仮座へ入り
「折据おまわしを」と一礼。以下、花月と同様です。
菓子付きなので茶巾で折据をまわします。
薄茶は三服点てです。
仕舞花は茶碗(三服目)を出すと、折据(すみかけ)に替え札を戻し、
水一杓入れて控えています。
三服目の茶を飲んだ月は茶碗を縁外へ預かり、
折据が正客へ戻るのを待ちます。
ここで月は定座に茶碗を返します。
仕舞い花は茶碗を取り込み、総礼。座替わり。
正客は折据を干菓子器にのせておく。
仕舞い花は仕舞いつけ、道具を拝見に出します。
柄杓、蓋置を棚に飾り、茶碗を勝手付に割付け、
棗を棚に荘り、建水を持って下がり、敷き合わせに置き、
自席へ戻ります。
その間に、客は拝見をし、三客は拝見物をあずかっておきます。
亭主は建水、続いて茶碗を引きます。
水次を持ち出し、水指に水を注ぎ、水屋へ戻ります。
三客は拝見物を定座へ返します。
拝見物を持って亭主が立つと同時に客も立ち、
正客は折据が乗った干菓子器を持って立ち、八畳へ戻ります。
正客は干菓子器の正面を正し、下座へ置きます。
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薄茶が終わると、亭主は重硯が正客前へ置き、菓子器を持ち帰ります。
縁内で下から順に硯を取りまわし、右膝脇へ置きます。
墨をすって、短冊に和歌を書き、右膝脇へ置きます(縁内上から硯、短冊)。
硯を縁内で上へ順に重ねて亭主へ送ります。
亭主は蓋を閉め重硯を持って水屋へ戻り、文台を正客前へ運び、自席へ戻ります。
正客から順次、短冊を取りあげ和歌を二度詠み上げ、
短冊を文台の右から置いていきます。
亭主は和歌を唱和し終わると文台を水屋へ下げ、送り礼に出ます。
送り礼ののち、客は帛紗をしまい、退席し、水屋で互礼します。
都忘れ 住む人の絶えて久しき山里の
都忘れに春風ぞ吹く 暁庵
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和歌や書は苦手ですが
短冊に書き、唱和するところは大好きな場面です。
次客さんが姿勢よく、短冊に筆を走らせている優雅な姿に、横目でうっとり。
皆さま、花に因む素晴らしい和歌を唱和してくださって
ご披露できないのが残念です。
後日、次客さんからメールを頂戴しました。
「野の花々の美しさに心打たれ、至福のひと時でした。
歌を詠むのも他の方のを鑑賞するのも中々味わいのあることで
何だかやみつきになりそうです・・・」
「また唱和式を致しましょう」
という声があがり、炉の時期にもう一度することになりました。
(よかった! 何度でも習いたい唱和式です)
いちねん会 唱和式」(1)へ
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