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11月4日、先生の喜寿と正教授の拝受、
S先輩の傘寿、K先輩の古希、四つのおめでたが重なり、
お祝いの茶会が慈緑庵(じろくあん:大和市中央林間)で行われました。
先生とS先輩が離れの間(四畳半台目)の濃茶席、
K先輩は書院の八畳広間で薄茶席、立礼席で点心です。
Kさん、Tさん、私は薄茶席の半東と水屋を担当し、
一席九名さまを四席お迎えしました。
床の軸は高野山座主・栄覚師の筆で「貴和」(わをとうとぶ)です。
照り葉、ツワブキ、野菊が朝鮮唐津の花入によく映えています。
おめでたい鶴の香合は不昧公好の布志名焼です。
K先輩のご挨拶の声が聞こえてきました。
いつもと変わらぬ穏やかな様子ですが、
お客さまを迎えられた高揚感が伝わってきます・・・。
S先輩社中のTさんとMさんが交代でお点前です。
お二人とも一回目は緊張したそうですが、
その緊張感も含めて茶会での点前や雰囲気を楽しまれたようでした。
時間もお席もゆとりがあり、薄茶もゆっくり三客さまから点だしし、
主と替茶碗、棗と茶杓の拝見もお客さま全員に見ていただけました。
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K先輩の主催する茶会は今回が初めてとのことで、
K邸のお蔵に眠っていたお道具たちが日の目を見ることができて、
お道具もさぞや喜んでいることでしょう。
K先輩に代わって素敵なお道具の一部を紹介します。
釜 松地紋立口平丸 角谷与斎造
棚 寿棚 富悦造
水指 耳付高取 亀井味楽造
薄器 紅富士 黒平大棗 前端春斎造 (大宗匠箱書)
茶杓 千年の翆 大亀老師
茶碗 萩 十一代休雪 (大宗匠箱書)
替 三島 嘉祥造
最初の席のお客さまが帰り際に
「とても好いお席でした。
今日、参席させて頂いて本当に良かったです・・・」
と声を掛けてくださり、嬉しく安堵しました。
翌日、K先輩からお礼の電話が掛かりました。
心なしか、声が潤んでいたような・・・。
「本当におめでとうございます・・・」
お祝いの茶会(2)へ
写真は、「薄茶席の床」と「薄茶席の点前座」
S先輩の傘寿、K先輩の古希、四つのおめでたが重なり、
お祝いの茶会が慈緑庵(じろくあん:大和市中央林間)で行われました。
先生とS先輩が離れの間(四畳半台目)の濃茶席、
K先輩は書院の八畳広間で薄茶席、立礼席で点心です。
Kさん、Tさん、私は薄茶席の半東と水屋を担当し、
一席九名さまを四席お迎えしました。
床の軸は高野山座主・栄覚師の筆で「貴和」(わをとうとぶ)です。
照り葉、ツワブキ、野菊が朝鮮唐津の花入によく映えています。
おめでたい鶴の香合は不昧公好の布志名焼です。
K先輩のご挨拶の声が聞こえてきました。
いつもと変わらぬ穏やかな様子ですが、
お客さまを迎えられた高揚感が伝わってきます・・・。
S先輩社中のTさんとMさんが交代でお点前です。
お二人とも一回目は緊張したそうですが、
その緊張感も含めて茶会での点前や雰囲気を楽しまれたようでした。
時間もお席もゆとりがあり、薄茶もゆっくり三客さまから点だしし、
主と替茶碗、棗と茶杓の拝見もお客さま全員に見ていただけました。
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K先輩の主催する茶会は今回が初めてとのことで、
K邸のお蔵に眠っていたお道具たちが日の目を見ることができて、
お道具もさぞや喜んでいることでしょう。
K先輩に代わって素敵なお道具の一部を紹介します。
釜 松地紋立口平丸 角谷与斎造
棚 寿棚 富悦造
水指 耳付高取 亀井味楽造
薄器 紅富士 黒平大棗 前端春斎造 (大宗匠箱書)
茶杓 千年の翆 大亀老師
茶碗 萩 十一代休雪 (大宗匠箱書)
替 三島 嘉祥造
最初の席のお客さまが帰り際に
「とても好いお席でした。
今日、参席させて頂いて本当に良かったです・・・」
と声を掛けてくださり、嬉しく安堵しました。
翌日、K先輩からお礼の電話が掛かりました。
心なしか、声が潤んでいたような・・・。
「本当におめでとうございます・・・」
お祝いの茶会(2)へ
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写真は、「薄茶席の床」と「薄茶席の点前座」