27motorsports & MaruhaMotors Blog

27モータースポーツ&マルハモータースが送るチューニング情報ブログ。

マルハのスタンス

2007年02月05日 | Weblog
NEWS:
2月2日~6日まで臨時休業となります。
大変ご迷惑をお掛けいたします。
2月11日(日)休業となります。
2月12日(祝・月)は通常営業となります。
____________________

韓国の大手企業の初任給は日本のそれを越えているらしいです。
経済力の違いではなく、為替、物価上昇、労組の力などがその要因と分析されているようですが、ともあれ賃金上昇は国際競争力的には不利な要素です。

アジアのリーダーシップはどの国が取るのでしょうか?
国際貢献としての立場としては、やはり日本に頑張っていただきたいと思います。
言論の自由も乏しい中国でオリンピックなどは時期早々と思いますし、物作りに関するオリジナルティを尊重するスタンスに乏しい同国が国際舞台を提供する立場には到底たどり着いていないはずです。
しかし中国の経済力はますます脅威。
ロードスターが中国で馬鹿売れでもしたら、マルハも進出ですよ。

あるビール会社が青島に工場を建てて、中国人に飲ませるビール作りにチャレンジしています。
青島ビールはとても有名なビールなのですが、これに変わって新しいビールを日本が中国で製造し、中国人に飲んでもらう試みな訳です。

こういったグローバルな考え方を今後求められるのでしょう。
世界の工場として疑わない中国から、既に他アジア圏に大手の工場はシフトを始めています。
マレーシア、タイ、ベトナムなど・他地域では嘗て中国に投資された以上の金額を短期間で投資されています。
日本がこれから付き合うアジア諸国はライバルであり、パートナーであるのです。
つまり、日本人だけが生き残るということはあり得ない話しで、みんなで互いに求め合う価値観がさらに要求されることになります。
これが、今後の日本のスタンスとなるべくものと思います。

ハイ・マルハブログの時間です。

硬い話しから始まりましたが、日本の若者の多くが英語を話せないことにとても危機感を常々もっています。
TVなどで特殊教育を受けている様子も見受けますが、少なくともマルハがある静岡では、気軽に英語を話す高校生は見ることはありませんし、その親も同様です。
話し相手の外国人もいませんし、やはり典型的な日本国なのです。
ここで、英語ができる・できないを論じる気は毛頭ありません。
私にしても”何とか通じる”レベルに過ぎません。
しかし、多くの若者が”英語”を最初から諦めてる様な感じを受けるのです。
既に頭の固くなったオッサンはいいですよ。
でも、これから将来を担う若者はそんなではいけません。

もっと、他の国の人を知るべきで、それにはコミュニケーション。
”親父はノミニケーション”とくだらない駄洒落で居酒屋通いですが、日本がアジアのリーダーシップをとれない大きな要因に英語力も含まれると思うのです。
英語を話せない。
だから、静かになる。黙る。・・何を考えているか理解されない。
物事が進まない。
こんな感じでしょうか。
エリートビジネスマンは確かに世界中でバリバリ仕事をしてきます。
私が言っていることはもっと一般ピープルの話。
路上でくだらない立ち話も英語でできる位の社会が今後は必要なのです。
オバチャンの世間話も英単語が混ざるくらいで丁度いいのです。

他所に行ってもしっかり発言する。・・これはかなり大変ですが、とても大事なことなんですね。

仕事も友達も先ず会話からでしょ。
だから、”話す”事を先ず考える。気軽に話しができたら視野は大きく広がりますよ。

マルハのエンジンパーツは一部、北米や欧州などのレースパーツ企業と提携しているものもあります。
今後は実力が伴えばアジアのメーカーとも話しをしなくてはなりません。
勿論、国内の最高品質も考慮しながらです。
つまり、海外相手に”何とかしよう”といつも考えているのです。

最近は簡単な英語でe-Beyなどで落とした素性の分からないパーツも多く輸入されていますが、それはそれで良し。
個人的な小遣い稼ぎにはさらさら興味はありません。

しかし、マルハとしてはメーカーの本質、考え方、他製品のクオリティ、レースなどの実績、コスト、等をしっかり理解した上で付き合いを始めます。
だから、製品が紹介されるまでにかなり時間が掛かるものが多いのです。
そこのエンジニアとのメールは毎日のように交わすこともありますし、工場視察に出かけなければなりませんので、費用も掛かるのです。
けれども結果良いものが生まれます。

静岡のちっぽけなマルハでさえ、こうやって頑張っています。
これがマルハのスタンスです。

天下りや、政治献金をなくし、もっと若い政治家を多く輩出しないことにはとても変わりません。
お金に縛られる、そして海外に対する気軽さがないオッサン政治は駄目なんです。
それを選ぶ若者はもっとも重要なのです。
若い人の一人一人のエネルギーがとても大事なのですね。

こんなことはオッサンになって初めて分かることなのですが。
皆さんの持っている力はホントに大きいのです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする