2019年Christmasセールも無事終了。
前回のBlackFridayに続いて、本当に多くのご注文を頂きまして、誠にありがとうございました。
短期間のSALEではありましたが、みなさんの関心の高さには驚く次第、スタッフ一同感謝いたします。
目下、出荷対応に営業・倉庫共にフルダッシュで対応しております。 ちょっと待っててね。
さて、今年最も話題アイテムである、RapidMX5。殆ど毎日の様にオーダー、あるいは問合せが入ります。
2020年からはいよいよディーラーネットワーク(協力店様)の募集が始まります。
取り付け・取り扱いは比較的に簡単なディバイスですが、MAP編集からの作業はやはり知識や経験は必要。
できればダイノ設備があれば、さらにベストであります。
アフターパーツの取り付け、あるいはさらに踏み込んでエンジン組みまで、今までガンガンと市場が進んで参りましたが、”おとなしい仕様”と勝手に位置づけをした結果、純正ECUのままで行こう!!と言う暗黙ルールが成立。
特にNBは”触れない”との周知の元に、今に至る市場の粗さをこのRapidが解決するわけです。
よくよく見れば、あちこちで燃料が合っていないゾーンばかり。
高価なマフラーに換えて、”音”を楽しみ、勝手にパワーが上がった、トルクが太くなったと、思い込み・・かも知れませんよ。
挙句には、勘やネット情報で、インジェクターや燃圧まで変更する強者まで登場です。
所詮は機械、中身は正直。良くも悪くも、的確な燃料を必要として、そして的確に点火タイミングを見直しすれば、パワーが上がるし、トルクも出ます。
これが、”適正化”と称する、Rapid開発のゴールであります。
The Optimization is our goal !! とLAで叫んできました。
今回のブログでは、走りではなく、Rapidの性能を位置づけるアイドル域について、触れてみます。
先日入庫のNA6。
上手く調整がされておらず、少し残念な状態です。
全体的に燃調が濃い目。リッチです。
ではアイドル状態をそのまま排気ガステスターでチェック。
じゃーん! CO値 5.36。 この数値では車検通りません!!
どうやって車検を通したのでしょうか??
アイドル域を手直し。
しかし年季が入った汚ったねーテスターですなぁ。(毎年、校正するんですよ。)
お~!ストライクゾーンに入りましたね。
ここまで数値が下がりました。 ハイ、正常化完了です。
何故、ここまで燃調がズレてしまっているのか?と言う検証が別途必要になります。
皆さん、他人事ではありませんよ。
年式、距離からも、どのNAも同じ様にトラブルが発生している可能性は十分あります。
エアフロの劣化は結構深刻。
中で、ドアがパタパタとバキュームとバネを使って連続稼働。
傷むし、数値も狂います。
でも、この吸入空気量の測定こそが”エンジン制御”の根幹。木で例えるなら幹です。
これが出来なきゃ、水温、スロットル、回転などは、枝に当たりますので、意味が薄れてしまいます。
この領域はROMでは対応ができない筈です。
そして、勘の良い人は、ピンと来たはず。
ハイカム等でアイドルが不安定な場合も使えるかも??と。
全領域をカバーできる。これは分かる人が使えば、結構なエンジンセッティングの武器になるのですな。