ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

京都郊外の嵯峨にある大覚寺では「観月の夕べ」が開催されていました

2011年09月11日 | 旅行
 京都市右京区の嵯峨にある大覚寺(だいかくじ)は9月10日から12日まで「観月の夕べ」を開催しています。嵐山界隈で午後5時近くになり、大覚寺の拝観には間に合わないと諦めかけていたら、「今日は観月の夕べなので、夜でも入れます」と聞いて出かけました。

 旧嵯峨御所大本山の大覚寺は「日本三大名月観賞地」の一つなのだそうです。



 普段と異なり、今回の入り口は大沢池側でした。いつもは無料で入れる散歩道の入り口側です。

 大沢池側に設けられた天幕の入り口から観月会場に入ると、大沢池に観月の船が浮かんでいます。ハス(蓮)の花が咲いている池の中央部まで船が巡ります。





 船の舳先には龍が取り付けてあります。この船に乗る船席券の当日分は既に売り切れたと表示されていました。船席券を入手できた老若男女の乗客が池の乗船口に並んでいます。

 大沢池の中程では、まだハスの花が多く咲いていました。



 夕方なのでハスの花は閉じていますが、蕾がまだたくさんあり、咲き続けそうです。9月に入ってもハスの花が咲くことを初めて知りました。

 乗船場の近くに、観月のお供えものが捧げてあります。この先に満月が出てくるようです(中秋の名月は9月12日です。この日が満月のようです)。

 

 京都は季節の節目を感じさせるイベントが自然と行われ、風情を感じやすい街です。月見が生活に組み込まれている街のようです。日が傾くつれて、多くの月見客が会場に入ってきます。勝手知ったかのように、それぞれの方が観月に適した好みの場所に陣取ります。毎年、月見に参加できる贅沢を感じました。