ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県下諏訪町の八島湿原は秋の気配を強めています

2011年09月19日 | 旅行
 長野県諏訪郡下諏訪町にある八島湿原は、標高約1600メートルにある日本最南端の高層湿原だそうです。1万年以上の歳月を経て形成された高層湿原で、高山植物の宝庫です。多くの方は霧ヶ峰高原の一部として、湿原と高山植物を見るために訪れるようです。八島湿原は約1時間30分ぐらいで一周できます。早朝から、老若男女が結構しっかりした装備で歩き始めています。

 長野県東部は、遠くにいる台風15号の影響によって、山脈に気流が当たるためか、天気は晴れたり、霧が出たり、雨が少し降ったりと不安定です。

 八島湿原を巡る木道の遊歩道の周りにはアザミの一種のタムラソウの“しんがり”が最後の花を咲かせ、タテハ蝶が群がっています。



 タテハはオオウラスジヒョウモンかウラスジヒョウモンではないかと思いますが、はっきりとは分かりません。海を渡って南方に帰る前のアサギマダラも数匹見かけました。

 カワラナデシコも最後の花を咲かせています。



 ヤマラッキョウもしんがりを務める花が咲いています。


 
 八島湿原を8月に彩ったヤナギランは花が終わり、ススキの穂のような実を付けています。



 種はタンポポのように、風に乗って遠くに飛んで行きます。ヤナギランは群生地を数年ごとに移動することで知られています。

 この季節に目立つのはマムシグサの実です。最初は緑色の実が真っ赤になります。



 遠目からでも目立つ赤色の実です。この実は有毒です。子供が好奇心で食べると、大変なことになります。魅惑的な色なのですが。

 八島湿原を含む霧ヶ峰高原一帯は秋の気配が強まり、静かな時期を迎えつつあります。夏の賑わいが少し懐かしいような気もします。また来年訪れたいと思います。