2011年9月21日から2日間にわたって、大学見本市「イノベーション・ジャパン2011」が東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催されました。大学などでの研究成果の中で、製品やサービスなどに実用化できそうなシーズを紹介し、技術移転を進めるきっかけを増やすのが目的です。
各大学の教員の方々は、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーなど学術的にレベルの高い研究成果をパネル展示しています。学術的にレベルが高いものは、画像ではなかなか説明が難しいので、見た目に分かりやすい展示をご紹介します。
名古屋工業大学大学院の石野洋二郎教授の研究グループは「人間搭乗巨大二足歩行ロボット」(全高2.5メートル)を展示しました。

「ジグザグ平面ローラーによって、乗った人間の重心移動だけで歩行できる」そうです。
この二足歩行ロボットは、見た目に分かりやすいので、多くの参加者が足を止めて、実技を見ています。

中央大学の國井康晴准教授の研究グループは「不整地移動型遠隔情報システム」を展示しました。

研究テーマだけでは何に使えるのかよく分からないのですが、月の地表などを探査するロボットシステムの情報系の研究成果だそうです。遠隔操縦によって無人環境を進み、ロボットアームや可動ジンバル(首)に搭載したセンサーによって直接・間接的に環境計測作業を行うロボットのハードウエアとソフトウエアだそうです。独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発中だそうです。
北九州工業高等専門学校の久地井茂准教授の研究グループは「ロボット制御技術を活用した医療向け安全システム」を展示しました。

医療現場では使用するために出された注射薬の中で,実際には使われなかった未使用のものは回収されて再利用されます。この注射薬の使用・未使用の仕分けは、現在、医療従事者が手作業で行っているために、多大な労力がかかりヒューマンエラーの危険性を伴うそうです。この注射薬の使用・未使用の仕分けを自動で取り揃える「注射薬自動払出装置」が展示されました。画像処理技術を応用し、ロボットが未使用の返品薬を自動仕分けする装置です。
各大学などの教員の方は従来の学術的な研究成果発表の域を超えていない展示内容が多く、その研究成果がどんな製品やサービスの実用化に役立つのかが分かりにくい表現が多かったのが残念です。
大学教員自身が他人に分かりやすく説明する「科学技術コミュニケーション」能力を高める必要があると感じました。
各大学の教員の方々は、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーなど学術的にレベルの高い研究成果をパネル展示しています。学術的にレベルが高いものは、画像ではなかなか説明が難しいので、見た目に分かりやすい展示をご紹介します。
名古屋工業大学大学院の石野洋二郎教授の研究グループは「人間搭乗巨大二足歩行ロボット」(全高2.5メートル)を展示しました。

「ジグザグ平面ローラーによって、乗った人間の重心移動だけで歩行できる」そうです。
この二足歩行ロボットは、見た目に分かりやすいので、多くの参加者が足を止めて、実技を見ています。

中央大学の國井康晴准教授の研究グループは「不整地移動型遠隔情報システム」を展示しました。

研究テーマだけでは何に使えるのかよく分からないのですが、月の地表などを探査するロボットシステムの情報系の研究成果だそうです。遠隔操縦によって無人環境を進み、ロボットアームや可動ジンバル(首)に搭載したセンサーによって直接・間接的に環境計測作業を行うロボットのハードウエアとソフトウエアだそうです。独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発中だそうです。
北九州工業高等専門学校の久地井茂准教授の研究グループは「ロボット制御技術を活用した医療向け安全システム」を展示しました。

医療現場では使用するために出された注射薬の中で,実際には使われなかった未使用のものは回収されて再利用されます。この注射薬の使用・未使用の仕分けは、現在、医療従事者が手作業で行っているために、多大な労力がかかりヒューマンエラーの危険性を伴うそうです。この注射薬の使用・未使用の仕分けを自動で取り揃える「注射薬自動払出装置」が展示されました。画像処理技術を応用し、ロボットが未使用の返品薬を自動仕分けする装置です。
各大学などの教員の方は従来の学術的な研究成果発表の域を超えていない展示内容が多く、その研究成果がどんな製品やサービスの実用化に役立つのかが分かりにくい表現が多かったのが残念です。
大学教員自身が他人に分かりやすく説明する「科学技術コミュニケーション」能力を高める必要があると感じました。