ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県茅野市北山にある北横岳の溶岩台地「坪庭」は、高山の秋景色です

2015年10月13日 | 旅行
 長野県茅野市北山にそびえている北八ヶ岳連山の北横岳山頂近くの標高約2240メートルに広がる溶岩台地「坪庭」は、高山の秋景色になっています。

 訪れた日の明け方は、今年初めて氷点下を記録したという日でした。よく晴れていますが、風が強く、しっかりとした冬服でないと、かなり寒く感じる天候でした。

 北八ヶ岳をつくる北横岳(標高2480メートル)の山頂近くまで、北八ヶ岳ロープウェイによって一気に上ることができます。

 その北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅付近は、昔の火山の噴火がつくり出した溶岩台地が広がる「坪庭」と呼ばれる観光スポットです。溶岩がそのまま固まった溶岩台地は独特の雰囲気です。





 北横岳や縞枯山(標高2403メートル)などに囲まれた溶岩台地は、溶岩台地の上で育つハイマツやハクサンシャクナゲなどの木と高山植物が季節ごとの風景をつくりだしています。



 現在、ハイマツやハクサンシャクナゲなどの木々の中で、紅葉しているのはチョウジコメツツジの木です。地を這うように育っています。





 ハクサンシャクナゲはまだ葉が緑色のままの夏の様相です。場所によって、木そのものや葉の大きさが違います。厳しい環境の場所に生えたハクサンシャクナゲは地を這うように枝を伸ばしています。



 北横岳や縞枯山などに囲まれた溶岩台地からは、北横岳や縞枯山の山頂近くに広がる縞枯れ現象を起したシラビソやオオシラビソの針葉樹帯の帯を見ることができます。



 高山植物のゴゼンタチバナは赤い丸い実をつけています。



 「坪庭」では、6月から8月にかけて高山植物のコイワカガミやクロユリなど、約30種類が咲くそうです。

 今回乗った北八ヶ岳ロープウェイは、標高1771メートルの山麓駅から標高2237メートルの山頂駅まで、一気に上ります。北横岳などの周囲の山に登る登山装備をした方々と、「坪庭」だけお気楽に散策する普通の服装の方々とが混じっています。

 なお、今回は“北横岳”と表示した山は、正確には「横岳」が正しい山の名前です。しかし、八ヶ岳連山の通称“八ヶ岳”の主峰の一つにも横岳があります。このため、“北八ヶ岳”連山側の“横岳”は“北横岳”と通常、呼ばれています。この“北横岳”には峰が二つあり、北と南の峰があるそうです。