ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原では、シカが明け方に鳴くようになりました

2015年10月16日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、シカが明け方に鳴くようになりました。

 10月中旬に入り、標高が1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原は、明け方にかなり冷え込むようになりました。落葉樹の葉が紅葉し始め、シバグリの木などが実を落とし、野草も一部は枯れ始め、実をつけています。
 
 森の中のカエデ系の木は、いくらか紅葉し始めました。


 
 斜面に群生してよく花を咲かせていた“ノギク”のノコンギクあるいはリュウノギクと推定される花も一部が少ししおれ始めています。


 
 こうした秋の深まりの兆しの中で、明け方にはシカの群れが甲高い鳴き声を発します。秋の実りの時期に、エサをとっているためなのか、群れをつくり始めています。明け方に鳴き声を上げる理由は不明です。
 
 百人一首の「奧山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ・・」の世界です。
 
 早朝に森を散策していると、急にシカの鳴き声が聞こえ、その鳴き声の警戒信号のためか、数頭のシカが走り去る音が聞こえました。
 
 別の場所に行った時に、シカが一頭出てきました。





 斜面の少し上側にいて、こちらを見て警戒しているようです。
 
 秋の深まりの中で、木々が葉を落とし始め、野鳥の姿を観察しやすくなり始めました。今回は、ゴジュウカラの群れに出会いました。ゴジュウカラでないとできない芸当の木の幹を下に向かって下りてきました。





 佐久荒船高原の南側にそびえている荒船山(標高1423メートル)は午前中なので、まだ太陽光があまり当たっていません。



 午後になって、佐久市市街地から臨むことができた浅間山(標高2568メートル)です。北西方向にある浅間山の山頂背後には、白い雲がかかっています。



 この雲は吹き上げた水蒸気なのかか元々の雲なのかは分かりません。